「Summer has come!」 皆様、暑中お見舞い申し上げます!
という訳で、早いもので今年も梅雨が明けたと思ったら、あっという間に暑い暑い夏がやってきた。
小生、前からうすうす感じていたのだが、最近の日本の夏型は異様である。
一昔前みたいに、少し気後れしたように、夏後半尻上がりに気温がジワジワと上昇し蒸し暑くなってくるのが「日本独特の夏型」であったのだが、そのような夏は全く感じられないのだ。
去年も一昨年も一昨々年もそのようであった。一体全体どこへ行ってしまったのか?
最近の夏型の特徴を敢えて仕事に例えるならば、「積極果敢に前向きに業務に取り組んでいる」ような夏なのだ。
その成果と言うべきものが、連日、日本全国の至るところで記録している「摂氏35℃~36℃は当たり前だのクラッカー」になっているのだ。
今日(21日)も群馬県館林市で摂氏38.9℃という全国最高気温を記録した。
さすがに摂氏40℃を超えるような暑さを記録することは、日本の緯度からしても未だ稀なのだが、今夏のように朝6時直後から摂氏30℃を記録するなどという気温上昇から推移すると、あと2~3年もすれば摂氏40℃を超える暑さなどは、全国津々浦々、何処にでも頻繁に記録されるようになっていくのではないかと推測されるのである。
このままいけば、人間の基礎体温(36.5度)を遥かに上回ってくるわけだから、まるで「鶏のボイル」ならぬ、大気中での「人間の蒸し焼き」が行われるような感じになるではないか。(?)
話のついでだが、海外では日本よりもさらに酷いことになっているらしいのだ。
例えばロシア、モスクワ市内では、ここ連日40℃を超える熱波続き、人々は涼を求めて続々と川へ飛び込み水死しているらしいのだ。(死者1900名、原因はウォッカ飲酒後の水浴にあるとか…、)
と思うと、南米のチリでは大豪雪の被害があり、さらに中国の南西地方では集中豪雨による大洪水でダムへの流入量が大幅に増え、排水能力が間に合わないため、長江三峡ダム《世界最大の貯水量(393億立方メートル)を持つダム》の決壊が迫っているとの切迫したニュースが飛び込んできたのだ。(もし決壊が発生すれば、ダム下流で生活している3億人余りの人々の生命が危険に晒されるらしいのだ。)
これらグローバルな異常気象の原因の一つに、遥か南半球の緯度にある「海流の異常な変化」に起因しているらしいということなのだが、…。
ともあれ、日本列島ではここ数日の酷暑で「熱中症」による死者も出始めている。
今夏は特に肝に銘じて、個々人で「夏バージョンの体調管理」を万全にする必要がある。
日本には古来より「心頭滅却すれば、火もまた涼し」という諺があるのだが、冗談にもそんなことは言っていられない日々が続いている今日この頃である。
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