JONの呟き日記

2010年10月31日
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カテゴリ: 気象
この処の悪天候で季節も進み、寒さも一段と肌身に堪えるようになってきた。
 部屋の中にいても、一寸「暖房」が恋しく感じられるようになってきた。
 その所為なのか、戸外で鳴く虫の声も今では全くと言って良いほど聞こえなくなってしまった。
 例年のことではあるが、夜の帳が降りて心地よい虫の音色に酔いしれる時間が無くなったと思うと一抹の寂しさを感じるではないか。
 季節もいよいよ冬だなあ~、と思っていたら、そこに急に季節外れの台風が疾風のようにやって来て、交通機関の混乱と風水害を置き土産に日本列島をかすめって行ってしまった。
 今頃上陸とは何たることか?とんでもないことである。
 日本バッシングのために、台風に確固たる「意志」でも働いているのではないか、と勘繰りたくもなるというものだ。
 この調子でいくと、あと1つや2つは日本列島を襲撃しそうな気配すら感じられるのだが、…。そう思うのは小生だけであろうか?
 もし12月に台風上陸などとなったら前代未聞である。
 一方、「猪や熊」の出没も気に掛かるところである。
 本来臆病なこれらの動物たちが、里山から民家のある平地に降りてきて食べ物を漁る姿は不自然極まりない姿なのである。
 主たる原因は異常気象にあるのであろう。
 季節外れの日照りで山々の木々に夏枯れが生じ、主食となるドングリの木の実が枯れてしまったらしいのである。
 熊の親子にしてもこれから冬眠に入ろうとしている矢先、食糧を自給できるかどうかは「生きるか死ぬか」の死活問題なのである。
 世界的な異常気象がもたらした結果であり可哀想な限りなのであるが、可哀想なのは動物だけではない。
 人間にとっても冗談ではないのだ。
 一次産業といわれる「農林漁業」の生産量が世界的な異常気象(異常低高温・日照り・海流変化など)で軒並み減産に追い込まれているのだ。
 江戸時代中期に発生した「天明の大飢饉」(1782~1788)では異常気象(火山噴火・日照不足による冷害)で農作物の収穫が激減し、東北地方を中心に全国で数十万人の餓死者が出たという記録がある。 
 食糧自給率40%といわれる日本で、このまま異常気象が続いていくと遠からず飢饉に見舞われ、いくらお金があっても食糧の調達が困難になってくる事態も予想されるのである。
 異常気象・経済不況のダブルダメージにより、ボディブローのようにジワジワと日本の環境を蝕んできているのである。
 もうどこにも逃げ場はない。一寸先を想像するだけで空恐ろしくなってくるのである。





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最終更新日  2010年11月01日 21時44分58秒
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