文科の選択
一学年50名以下という数は海上保安庁職員1万4千名の約 0.6% に当たる。つまり海上保安庁の上級幹部は毎年保安大出身者が 0.6% ずつ占めていくということである。
2学年の後半に文科して航海科、期間工学科、通信工学科に 3 対 1 対1の割合で文科する。
この分科までに一般教養や語学初歩的な訓練などを終えるが文科してからは専門の巡視船運航に必要な専門教育を受けることになる。
各科が合同でやるのは法律全般や訓練科目になってくる。
航海科は大所帯だ、全体の五分の三を占めているので現地に出てからの出世にも有利に働く。
僕が一年生の時の部屋長が期間工学だったため僕は期間工学に進むことを決めていた。
後で部屋長に聞いた話だが航海学なんて船を動かすだけの簡単な教育で流体力学や材料力学、内燃機関などの理科系的な授業は航海科では学べないというのが部屋長の言い分だった。
しかし、今になればはっきり言える出世をするなら航海科を選んだほうが無難である。
保大卒の長官第一号は通信工学科の S さんだったが次の N 長官、 I 長官(現長官)と航海科が続いている。
実は分科する前の各科の研修で航海科が自分に一番合っていると思もっていた。
自分の性格で嫌になるとこなのだが一度決めたことを変えるということがなかなかできない損な性格なのである。
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