後悔
これは自慢になっていまうが僕は海保大の同期の中でも一目置かれていた刑法が大好きで京都大学の伊藤客員教授唯一合格点を取ったし、学校長が寮生は就寝時間後に自室で酒を飲むからと言って 4 つの寮のカーテンを撤収してしまった次の日、これはいくら校長の権限でも憲法が保障するプラバシーの侵害に該当すると校長を論破し、翌日には教官が再びカーテンを付けて回った。本来は 4 年生がやることだ、だが誰も校長に逆らわないので 2 年生の僕がやらざるを得なかった。
そういうところを学生課が認めたのか本来 4 年生しか部屋長になれないのに僕は 3 年生で部屋長になった。
学園祭のポスターをつくりその出来が良かったのかダンスパーティーは人が入りきらなかった、全国カッターボート競技会のポスターの依頼も来た。(今までの実績から呉製販に発注するところを現在の
M 教授の頼みでいい加減な業者に頼んだためせっかく僕が徹夜で描いたラフが使えず台無しになったが、これはカッター部の連中には悪いことをしたし自分も悔しくて顔を上げられなかった)
卒業し三等海上保安正に任官し遠洋航海でシアトルへ練習船こじまで向かった時の洋上訓練でも総合指揮官に任命され49人を拡声器で指揮し、しかもその訓練内容も教官から君が作れと依頼され船長には公表で大変褒められた、公務員の世界は失敗するものに絶対に依頼はしない。
そこまで期待されていたのに遠洋航海から帰りさっさと辞めてしまったのだ。
後悔していなと言ったらうそになる。
その訓練要員の中から将来の長官が生まれたのだがもしもだ、もしも僕が長官になっていたら尖閣列島に海上保安署を作っていたし領海に侵入する中国海警には発砲して領海外へ追い出させた。
いくら外務省が口をはさんでもこれは海上保安庁の責務なのだ。
国民が期待する海上保安庁の専任権限なのだ。
中国との関係が悪くなる?そんなことは知ったことではない領海に勝手に入ってきたうえに日本の漁船を追い回しここは中国の領海だとうそぶく現在のような情けない状況にはしていなかった。
まあ、あくまでもしもの話なのだが。
同期の中から長官、第二管区、第三管区(東京湾含む)、第四管区、第 11 管区のそれぞれの本部長が生まれ三管本部の H 君は奄美大島に領海侵犯してサンゴ礁を勝手に捕獲する中国漁船に対し SST (対テロ組織班)を使い 2 隻を拿捕。中国政府に抗議したら自分たちは知りませんでした。
厳重に処罰しておきますだとさ(よく言うよ)本当は知っていたくせに。
それぐらいやって当たり前なのだ。
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