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リンロン88

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2006.05.29
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カテゴリ: 不動産投資
なんの童話だったか、酸っぱいブドウというのがありましたね。

確か狐かなにかが、おいしそうなブドウがなっているのを見つけるのですが、ちょっと考えて(少しは何かしたんだったっけ?)から、結局は諦める・・・

その時に「あれはきっと酸っぱいブドウに違いない。苦労してとるまでのことはないさ・・」というわけです。つまり、負け惜しみ、ということでしょうか。

この童話の「教え」というか、言わんとしていることは何だったのでしょうか・・・




ここはブドウ園です。

何人もの人が働いています。

ブドウは、そろそろ収穫の時期が近づいており、中にはもう食べられるものも出来てきました。


作業する人は、毎日、そのブドウの木に水をやったり、肥料を上げたり、害虫除けを施したりして働いています。




また、収穫期も末期になると、その頃には房の重さでだんだんと下がってきたブドウが手で取れる高さになるので、そうなった時は、とれる範囲で自分のためにとっていい契約になっているので、それまでは毎日たった一つぶのブドウで満足し、もくもくと働いている人が大部分です。

ところが、なかには仕事をほっぽり出して、地面に土を盛り、その上に乗ってもう少しで届きそうなブドウを必死に取ろうと努力している人間がいます。

かと思えば、いろいろ周囲を見渡して、足台になるものを捜したり、中にはその台を自分で作り始めた人も居ます。とにかく、手が届くところまでとっていいのですから、その範囲をできるだけ上げようと必死になっているのです。でも、そんなことをやっていると、毎日もらえるはずの一粒のブドウさえもらえません。

でも、当人達は、この土盛りさえ完成すれば、この足台さへ完成すれば、そんな一粒のブドウどころではなく、もっとたくさんのブドウが手に入ることを知っています。だから毎日一粒のブドウを犠牲にしても、やっていることを信じて、未来を信じて、もくもくと作業に熱中します。

でも、土盛りは崩れ、足台もこわれて、もう少しで届きそうなところまで行くのに、結局はもとの木阿弥になって、毎日の単調な作業に戻る人が後を絶ちません。


それを見て、一度もそんな努力をせずにたんたんと作業を続けてきた人は「それみたことか」といいながら、またもくもくと水や肥料をあげ続けます。


中には頭がいい人も居て、もう一人の人間と共同で、一人が肩車をして、もう一人がその上に乗り、ブドウを大量にせしめた人が出てきました。

肩車に乗った人は、肩車になってくれた人に、収穫の半分を渡す約束をして協力してもらったのです。

それを見て、何人もの人が、我も我も、とペアを組み、同じようにしてブドウを取っていきました。

しかし、そうこうするうちに、分け前の分量でもめたり、中にはだまされて、全部持ち逃げされる人も出てきました。そういった人もまた、毎日の単調な仕事に戻っていきました。


これを見て、やはり、たんたんと作業をしてきた人は、自分もどうしようか、と迷ったことは棚に上げ、「それみたことか。やっぱり地道に働くのが一番だ」と、毎日確実にブドウをもらって「足るを知る」と言いながら、単調な仕事を続けるのでした。




それを見て、ある人は、「あれはきっとまだ熟していない、すっぱいブドウに違いない」。

またある人は、「きっと誰かをだましたりして、あれだけのブドウを手に入れたに違いない。でなければあんなに取れるはずがない。自分は清く正しく生きよう」。


そしてある日、気が付くと、収穫期が終わりに近づいてきたのに、その房の重さで垂れ下がってきて、手でとれるようになったブドウが、以前期待していたよりも大分少なくなってきています。

それもそのはず、工夫をして取れる範囲を拡大した人が真っ先に取ったのは、そういった場所にあったぶどうだったからです。


そして、それでもまだ手で届くところにあるブドウをやっと見つけて喜んで取ってみると、その喜びは、絶望に変わりました。




その様子を見ていた、他のたんたんと毎日を地道に働いていた人にも動揺が広がります。


もしかすると、自分たちが収穫期の最後に期待していた「大量のブドウ」というのは幻想にすぎないのではないか、っと。

では、なんのために、毎日たった一つぶのブドウで我慢しながら働いてきたのだろう?という疑問が湧いてきました。

そのお陰で、最近はますます、台を作ったり、人に肩を貸してもらうために交渉したりする人がまた増えてきました。

しかし、大部分の人は、それでもやはり、それらが失敗に終わる可能性が高い、と判断し、そして、失敗に終わった人に「それみたことか」と言いながら、また単調な仕事に戻ってゆくのでした。




なんていう童話じゃないよな~・・・

「リスクとリターン」そして「格差の拡大」、もうひとつおまけに「自己責任」と「やるかやらないか、という違いだけ」というお話でした。


私自身は人の肩(人のお金)を借りまくっていますが、本当に大丈夫かな、と思いながら・・・








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Last updated  2006.05.29 06:38:44
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ミネルヴァ@ Re:アメリカに長く居すぎた、と思うとき(01/15) 明後日アメリカに向かいます。 参考になり…
リンロン88 @ Re[1]:「いただきます」と「ごちそうさま」(03/29) プチプチ大家さん >リンロンさん、もう楽…
プチプチ大家@ Re:「いただきます」と「ごちそうさま」(03/29) リンロンさん、もう楽天ブログは止められ…
リンロン88 @ Re[3]:存在そのものの「罪」(03/19) なみがしらMさん > 私が,言っているの…
なみがしらM @ Re[2]:存在そのものの「罪」(03/19) リンロン88さん >なみがしらMさん >…

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