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久々にバレエ。マラーホフのプロデュースでこのメンツが揃うと、「やっぱりバレエはいいな」と思う。忙しかったり凹んでいるときほど、中途半端なレベルのものは観ない方がいいんでしょうね。‐第1部‐「ザ・グラン・パ・ド・ドゥ」エリサ・カリッロ・カブレラ ミハイル・カニスキン「ジュエルズ」より"ダイヤモンド"ポリーナ・セミオノワ ウラジーミル・マラーホフ「ボリショイに捧ぐ」マリア・アイシュヴァルト マライン・ラドメイカー「アレクサンダー大王」エリサ・カリッロ・カブレラ レオナルド・ヤコヴィーナ「コッペリア」よりパ・ド・ドゥヤーナ・サレンコ ディヌ・タマズラカル‐第2部‐「仮面舞踏会」より"四季"冬:上野水香、長瀬直義、宮本祐宜、梅澤紘貴、柄本弾春:吉岡美佳、柄本武尊夏:ポリーナ・セミオノワ、ウラジーミル・マラーホフ秋:田中結子、松下裕次ほか東京バレエ団‐第3部‐「カラヴァッジオ」よりパ・ド・ドゥ(第2幕より)ウラジーミル・マラーホフ レオナルド・ヤコヴィーナ「ゼンツァーノの花祭り」ヤーナ・サレンコ ディヌ・タマズラカル「椿姫」より第3幕のパ・ド・ドゥマリア・アイシュヴァルト マライン・ラドメイカー「トランスパレンテ」ベアトリス・クノップ ミハイル・カニスキン「瀕死の白鳥」ウラジーミル・マラーホフマラーホフがすごかった。「ジュエルズ」はマラーホフとセミオノワの身長バランスが悪いと今さら思ってしまいましたが、「カラヴァッジオ」と「瀕死の白鳥」では、‘マラーホフの今’をしっかり認識しました。DVDを買ったらそのことで満足してしまう傾向のある私は、そういえば「カラヴァッジオ」もしっかりしまい込んである。ちゃんと見なくちゃ。カラヴァッジオと言えば破天荒な人生の画家だったなと記憶していますし、その絵も強烈なインパクトがあります。でも、そういうことを知らなくても、画家の心象が痛いほど伝わってきました。‘ノーブルなマラーホフ’から次のフェーズに移ったんですね。「瀕死の白鳥」の表現力もすごく、チュチュを着た女性によって踊られる「瀕死」より、はるかに死にそうな白鳥に見えました。瞠目したのはマライン・ラドメイカー。まさしく恋にまっしぐらな青年でした。マルグリットに駆け寄る早さといったら!忘れていた情熱を思い出させてくれた(笑)マラインに感謝です。でも、本当の好みは、もっとエレガンスのあるアルマンのなんですが。。。マラインと比べると、マリア・アイシュヴァルトが結構年上の姉さん恋人に見えてしまいました。仕事帰りに観るなら、思い切り非日常に連れていってくれないと。その点、今日は充実していました。
2010.05.19
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ヨーヨーのコンチェルトにヤンソンス&バイエルンとあればきっと客席は埋まっているだろうな・・・という予想が大きく覆され、そのこと自体にびっくりした。ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 B191ワーグナー:オペラ『タンホイザー』序曲(ドレスデン版) :楽劇『神々の黄昏』から「ジークフリートのラインの旅」、「葬送行進曲」 :楽劇『ワルキューレ』から「ワルキューレの騎行」(アンコール)J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV1011から「サラバンド」J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV1009から「ブーレ」1、2ハイドン:セレナードワーグナー:オペラ『ローエングリン』第3幕への前奏曲ヨーヨー・マ(Vc) サントリーホールとはいえ、P席だとチェロのソロが聴きとりにくい。でも・・・最安席のここでも11,000円なんだけど。。。久々のヨーヨーを楽しみにしてたのに、不完全燃焼気味。席のせいだけでなく、ヨーヨーはおとなしくなったような気がする。彼は主役気質(?)だなと感心したほど、アンコールでサービス。2曲目など、オケのメンバーのチェロを拝借して演奏した。借りたチェロの音色は洗練されてなくて、楽器が違うとヨーヨーの音もこんな感じなのかと、逆効果だったような気がしないでもない。その後、打楽器の奏者がトライアングルをヨーヨーに差し出してた(笑)。休憩後はワーグナー。このオケの自家薬籠中の物という感じだ。「世界最高峰の完璧なオーケストラ!」というのが今回のチラシの謳い文句だったけど、それを実感させてくれる。弱音が美しい。。。P席(=金管のすぐそば)なのに弱音で響かせることができるんだわ!と感動。ヤンソンスの指揮で、スタイリッシュでスマートなワーグナーだった。でも、ヨーヨーより拍手が少なく、不思議な気持ち。このワーグナー・ピースの構成は、聴衆にはメインディッシュと思えなかったのでは?ヨーヨー付きの日をわざわざ選んだ私も、ブラームスとチャイコの日にすればよかったかな・・・と思わないでもなかったもの。
2009.11.11
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読響&カンブルランの公演に行き損ねました(涙)。残業中にはっと気付いたら、公演終了時間でした。。。帰宅してDVDレコーダーのHDDを整していたら、なんと1年前に録画したままダビングしてなかったウィーン・フィルの映像を見つけました。先般のウィーン国立歌劇場公演で、あんまり気持ちが盛り上がらなかったので検証してみたくなり、さっそく見てしまいました。<曲 目>交響詩「レ・プレリュード」(リスト)バイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 から第1楽章(パガニーニ/クライスラー編) 「鶴のいる風景」作品44第1(シベリウス)組曲「展覧会の絵」(ムソルグスキー/ラヴェル)<バレエ>ウィーン国立歌劇場バレエ団ウィーン国立歌劇場バレエ学校の子どもたち<バイオリン>ベンジャミン・シュミット<管弦楽>ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団<指 揮>ワレリー・ゲルギエフ収録:2011年6月2日 シェーンブルン宮殿の庭園(ウィーン)そう言えば昨年のウィーン・フィルの来日公演は、メンバーが結構欠け、なんか薄い音になってました。東日本の大震災後でしたので仕方ないと思いましたが、さてその前はどうだだったかな、と。ざっと聞いた限りでは、今年のドゥダメルより面白かったです。最初の「レ・プレリュード」からして妖しい(笑)。そうそう、こういう‘うねり’のような音が「サロメ」で聞きたかったんです。ゲルギエフは波があるけど、ウィーン・フィルとはケミストリーが起きやすい。してみると、先般の「なんか違う」感は、指揮者に拠るところが大きいのでしょうか。その後の、シュミットのパガニーニの超絶技巧もすかっとするほど見事でしたし、「展覧会の絵」のゲルギエフ節も楽しめました。DVD↓ももちろん出ています。『シェーンブルン宮殿 夏の夜のコンサート2011』 ゲルギエフ&ウィーン・フィル、B.シュミット 輸入盤 【CD】
2012.10.18
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前日放送の「ららら♪クラシック」を見ていました。今回の特集は、LFJです。一か月前とは思えないくらい前の出来事のような気がします。■アレンスキー:ピアノ五重奏曲 ニ長調 作品51 から 1楽章スヴャトスラフ・モロズ(バイオリン)、 ミシェル・グートマン(バイオリン)、 エリーナ・パク(ビオラ)、アンリ・ドマルケット(チェロ)、 ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)■スヴィリードフ:「3つの小画」 から 「降誕祭前夜」ロシア民謡 「広い草原の上空には」ロシア民謡 「バールィニャ(奥様小唄)」カペラ・サンクトペテルブルク(合唱)、ヴラディスラフ・チェルヌチェンコ(指揮)■チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲 作品33エドガー・モロー(チェロ独奏)、 ムジカ・ヴィーヴァ(管弦楽)、 アレクサンドル・ルーディン(指揮)カペラ・サンクトペテルブルクは本当によかった。力強くて、イキイキしていますね。この合唱団は今回のLFJの目玉の1つでした。エドガー・モローの公演は一度も聞かなかった。毎年出るLFJ新星の1人ですね。彼の公演まるごとの放映も見てみようと思いました。
2012.06.04
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新年の仕事がスタートしました。どこの会社でもTOPが新年の挨拶をするような朝礼があったりするのでしょうが、ここのところはウチの会社はこの場で新年度(4月~)の組織と幹部人事を発表するのでした。(事業計画と予算をしっかり立てるため。)自分で決めたことなのに、暗~い気持ちで聞く私。「サプライズだった!」といろんな人から声をかけられ、それなりに気持ちが揺らぐ1日でした。そんなこともあって、残業なんかせずにさっさと退社。早朝に録画しておいたNHKクラシック倶楽部を見ていました。ヤル気の起きない新年です。。。- ヘンデルオペラの名アリアコンサート - ◆「歌劇“クセルクセス”から 第1幕第1場 レチタティーヴォ・アッコンパニャート“美しいこずえよ” アリオーソ“なつかしい木陰”」ヘンデル作曲(メゾ・ソプラノ)ヴェロニカ・ムラチュコヴァ・フチコヴァ◆「歌劇“アルチーナ”から 第2幕第8場 レチタティーヴォ“やっとわかった なぜ武器を取ったのか”アリア“ああ 我が心よ!”」(ソプラノ)ヤナ・ビノヴァ・コウツカ◆「歌劇“アルチーナ”から 第2幕第12場 アリア“緑の牧場よ”」(メゾ・ソプラノ)ヴェロニカ・ムラチュコヴァ・フチコヴァ◆「歌劇“ソザルメ”から 第1幕最終場 レチタティーヴォ“おお 女神ヘカテーよ” アリア“平和の名の下(もと) 雷を落とすとは」(ソプラノ)ヤナ・ビノヴァ・コウツカ◆「歌劇“ソザルメ”から 第2幕第8場 レチタティーヴォ“神の加護” 二重唱“私たちの魂は”」(ソプラノ)ヤナ・ビノヴァ・コウツカ(メゾ・ソプラノ)ヴェロニカ・ムラチュコヴァ・フチコヴァ◆「歌劇“アリオダンテ”から 第3幕第8場 アリア“夜の後には”」(メゾ・ソプラノ)ヴェロニカ・ムラチュコヴァ・フチコヴァ◆「歌劇“リナルド”から 第2幕第4場 アリア“泣くがままにさせてください”」(メゾ・ソプラノ)ヴェロニカ・ムラチュコヴァ・フチコヴァ◆「歌劇“ロデリンダ”から 第3幕最終場 アリア“私の愛する人よ”」(ソプラノ)ヤナ・ビノヴァ・コウツカ◆「歌劇“ジュリアス・シーザー”から 第3幕最終場 レチタティーヴォ“美しいクレオパトラ” 二重唱“素敵な方、美しい人”」(ソプラノ)ヤナ・ビノヴァ・コウツカ(メゾ・ソプラノ)ヴェロニカ・ムラチュコヴァ・フチコヴァ(チェンバロ、指揮)オンジェイ・マツェク(チェロ)ロザリエ・コウサリコヴァ(演奏)キャノンズ・コンサート室内管弦楽団~東京・トッパンホールで収録~ <収録:2009年11月21日(土)>実は、バロックなオペラの旋律が今ひとつ、私には区別がつきにくい。聞き慣れていないこともあるだろうとは思うのですが。それでも、“クセルクセス”の“なつかしい木陰”や、“リナルド”の“泣くがままにさせてください”は美しい旋律で、聞くたびにその音楽の中に入り込んでしまい、そこで思考が止まるような気がします。どちらかはプログラムに入っているだろうとふんで録画したのは、正解でした。
2013.01.07
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多分「ダンスマガジン」掲載のインタビューを集めたものだと思いますが、この雑誌を読みだして10年くらいなので、それ以前のインタビューを興味深く読みました。へえ~そうだったんだ、と思うことがいろいろ。 【取寄品】ブラヴォー! パリ・オペラ座エトワールと語るバレエの魅力 三浦雅士/著【メール便送料無料】インタビュアーの三浦さんが誰にでも聞いているので、必然的にその答えが誰からも返っているのが、ヌレエフの影響。こんなに毎回聞いていたんですね。それでもルグリ以降、ヌレエフに関するコメントは若干表面的になります。興味を持って読んだのは、イレールの話でしょうか。ヌレエフとの強い絆と、彼から多くのものを吸収したいという、イレールの前のめりの意欲が伝わってきました。プティ、ベジャールとオペラ座の関係もあまり知らなかったので、得るところは多かったです。そして、カルフーニがどういう思いでプティのところにいたかとという話は、マチューへの期待のかけ方を思うと痛々しいですね。スターとは言え人生が思い通りになるわけではないんだと、つくづく思いました。この本の中に出てきた方々は、一部の方を除いてもうパリ・オペラ座にはいないわけですが、久しぶりにオペラ座でバレエを見たくなりました。。。
2013.07.08
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翌日は朝から出張だと言うのに、これがルジマトフの最後のソロルかも、と思うとつい観に行っしまいました。ニキヤ(バヤデルカ) :イリーナ・ペレンソロル(戦士):ファルフ・ルジマトフガムザッティ(藩主の娘) :オクサーナ・シェスタコワ大僧正:ニキータ・ドルグーシンドゥグマンタ(インドの藩主):アレクセイ・マラーホフマグダウィア(苦行僧):アレクセイ・クズネツォフアイヤ(召使):ナタリア・グリゴルーツァ隊長:リシャート・ユルバリソフ奴隷:ウラジーミル・ツァルジャンペー:マリア・グルホワ、ユリア・カミロワ黄金の偶像:アントン・プロームマヌー(壷の踊り):ナタリア・クズメンコインドの踊り:オリガ・セミョーノワ、アレクサンドル・オマール太鼓の踊り:デニス・トルマチョフグラン・パ:ダリア・エリマコワ、ユリア・カミロワ、エカテリーナ・クラシューク、アナスタシア・ルキヤノワ、アンナ・クリギナ、ユリア・チーカ、エカテリーナ・ホメンコ、マリーナ・ニコラエワ、ニコライ・コリパエフ、デニス・モロゾフ幻影の場 ヴァリエーション:アナスタシア・ロマチェンコワ、サビーナ・ヤパーロワ、アンナ・クリギナはじけるようなエネルギーは感じないソロルなってしまったけど、やはりルジマトフは身体のラインもポーズも稀代の美しさを持ってると思う。若干地味になったので、もうこれで封印してもいいかなーというのが長年のファンの心境でもある。ちょっと残念だったのは、女性陣に崩れが散見れたのと、オケ(ホームのオケなのに)にあれれ?思われるミスがあったこと。長い巡業でお疲れなんでしょうか。ところで、会場入り口で配られたチラシに、7月にルジマトフ出演の「シェヘラザード」の速報チラシがありました。黄金の奴隷も見納めか・・・とこれも行ってしまいそう。(相変わらず光藍社さんらしい‘バレエの神髄’‘ロシア・バレエの帝王’というすごいキャッチが付いていました・・・。)
2010.01.06
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最近Kバレエを見に行ってないので、「わー、久々の熊川さんだ」とうれしくなって録画してありました。NHK-FMでもクラシック音楽の番組のパーソナリティをされていましたが、聞いたことなかったんですよね。【ゲスト】熊川哲也, 【司会】西村朗, 黒崎めぐみ, 「組曲“白鳥の湖”から 情景、ワルツ」(指揮)エフゲーニ・スヴェトラーノフ、(管弦楽)NHK交響楽団「リチェルカータ」(指揮)ペーテル・エトヴェシュ、(管弦楽)NHK交響楽団「交響曲 第9番 ニ短調 作品125 合唱つき 第4楽章」(指揮)ズービン・メータ、(ソプラノ)並河 寿美、(メゾ・ソプラノ)藤村 実穂子、(テノール)福井 敬、(バス)アッティラ・ユン、(合唱)東京オペラシンガーズ、(管弦楽)NHK交響楽団熊川さんがクラシック音楽への造詣が深いかどうかは、わかりかねました。ただ、「伝統を重んじる芸術である」という点で、バレエとの接点を見出されていて、それはこちらにも強く伝わってきました。現在の彼を評価すべきなのでしょうが、番組冒頭の「ドンキ」の映像を見て、いまだにこれだけ跳べる人は少ないわ~、と感心している私には芸術云々を語る資格はないように思われ。。。
2011.10.17
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9/20に大きな交渉案件があって、ほとんど終電近くになる日々。家に帰って寝るだけの生活なので、その合間に録画した映像を見ています。9/7に録画したNHKクラシック倶楽部の「ジュリアード弦楽四重奏団 演奏会」を見ていました。ベートーベン「弦楽四重奏曲 変ロ長調 作品130 大フーガ付き」ジュリアード弦楽四重奏団このカルテットは、何と言うか‘エッジが効いている’感じがして、好みです。
2012.09.19
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レーピンの演奏がお目当てで、この演奏会に出かけました。指揮:準・メルクル出演:ヴァディム・レーピン(Vn)、PMFオーケストラブルッフ: ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 op.26ベルリオーズ: 幻想交響曲 op.14(アンコール)パガニーニ:ヴェニスの謝肉祭(ヴァイオリン・アンコール) ホルスト/田中カレン編:組曲『惑星』から「ジュピター」(PMF讃歌)ブルッフのヴァイオリンcon.が別物に聞こえます。久々に聞くレーピンは神でした。彼にとってこれくらいは自家薬籠中の物なんでしょうが、相変わらずその天才を感じさせる音に、つい引き込まれます。PMFオケは、若者らしく元気いっぱい。傷もいろいろありましたが、皆思い切りよく演奏していて、その一生懸命感がよかったです。客席から見ていても、準・メルクルが細かい指示を出していて、「いつもの彼ならこう来ないのではないか?」と思うシーンもありました。かなりオケに対応して振っているのでしょう。オケへのエールとレーピンへの賛辞を送り、サントリーホールを後にしました。
2013.07.30
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実家近くの温泉に半日。ここはいかにも‘健康センター’的な庶民的なつくりなのだけど、お肌がツルツルする。翌日のその効果に毎回びっくりします。雪の降る中、露天風呂にも入りました。いい風情なのですが、(当たり前だけど)すっごく寒い。首から上しかお湯から出せません。さて、年末に東京からイタリアにまで抱えていき、そのまま北陸の実家にも持ってきたP.D. ジェイムズのハヤカワ・ミステリー。結局、旅行中はあまり読めなかったので、温泉にインターバルで浸かりながら、合間に読んでいました。上巻では、まだダルグリッシュはそんなに活躍しません。というか、殺人事件が起きる背景をじっくりと書き込んであります。Hayakawa pocket mystery books 1668正義 上/P.D.ジェイムズ/青木久惠【RCP】
2013.01.04
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ワーグナーの「ワルキューレ1幕」を目当てに行きました。下野 竜也 (指揮)キリシマ祝祭管弦楽団◆ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 作品21◆ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」第1夜“ワルキューレ”より 第1幕(演奏会形式・日本語字幕付) ジークリンデ:エカテリーナ・シマノヴィチ ジークムント:アレクセイ・ステブリアンコ フンディング:パーヴェル・シムレーヴィチ下野さんのベートーヴェンはガッチリしていていいですね。それに、このキリシマ祝祭管弦楽団・・・メンバーを見てびっくりしました。国内(一部海外)の各オケの名手揃い。この公演のあと、「サイトウキネン」に行くんでしょうか。にわかに編成されたオケ特有のバラツキ感はあったものの、いいベートーヴェンでした。“ワルキューレ”は歌手がちょっと残念でした。特にジークムント。経歴を拝見すると活躍されてきたことがわかりますが、さすがに声はもうジークムントには厳しかった。ジークリンデも魅力的な声とは言い難かった。オペラシティの器なので、声量をコントロールしてもよかったのではと思います。フンディングの、パーヴェル・シムレーヴィチの声はすばらしかった。低音の魅力。外見はフンディングとジークムントが逆だったら、しっくりきたのに。後半もかなりオケで救われました。
2013.08.06
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指揮=ユーリ・テミルカーノフピアノ=河村尚子ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 作品74「悲愴」
2013.05.10
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インバルのマーラーであれば、複数の公演のうち、何としても1度は出かけることにしています。やはり、それだけのことがあるからです。指揮:エリアフ・インバル曲目:《マーラー》交響曲第6番 イ短調「悲劇的」場所:東京芸術劇場 マーラーにしては、すっと聴けてしまいました。完成度が高くて、支離滅裂な面白さが薄らいだというか。でも、この言い方はあまりに贅沢ですね。マーラーでありながら、構築されている感じがするのは、すばらしいことだと思います。地震。。。なんか「さやさやさや」という音がするので(それも結構無視できない大きさ)きょろきょろしてしまいました。あれは、天井からの吊り物の揺れる音だったような。3階席の私は内心びびりましたが、うろたえる人は周囲にはおりませんでした。聴衆の集中力もすごかったです。
2013.11.03
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昨年上映されたときに結局見に行けなかったので、先日WOWOWで録画していました。HDDを整理していて、やっとこれを見ました。演出:フェリム・マクダーモット指揮:ウィリアム・クリスティアリエル:ダニエル・デ・ニースプロスぺロー:デイヴィッド・ダニエルズシコラクス:ジョイス・ディドナートキャリバン:ルカ・ピザローニミランダ:リゼット・オロペーサフェルディナンド:アンソニー・ロス・コスタンゾネプチューン:プラシド・ドミンゴシェイクスピアの『真夏の夜の夢』の2組の恋人たちが『テンペスト』の超自然的な島に難破する幻想的な物語。楽しいですね。音楽はヘンデルやラモー、ヴィヴァルディ他で構成。著作権がない状態というのも、面白いものです。歌手は、総じて女声陣がよかった。ジョイス・ディドナートが迫力でした。演技も含めると、ダニエル・デ・ニースが敢闘賞というところでしょうか。私の大好きなルカ・ピザローニが、腰を曲げて魔女の息子=プロスペローの奴隷を演じていたのは残念。背が高くてイケメンなのに、元の御面相がわからないメイクでしたし。伸びやかな声も、役柄上そんなに披露するチャンスはなかったようでした。ネプチューンのプラシド・ドミンゴはさすがの貫禄。しかしこうして聞いていると、ドミンゴの声は軽めなので、外見より若々しく(?)聞こえます。こういう役としては違和感がありました。そしてさすがの千両役者も、あまり演技力は発揮しなかったと思います。ちょいと顔を出した、という感じでした。バロックの音楽の醍醐味を楽しむのには、素敵な作品でした。
2013.06.25
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体調が悪く、やはり今日もいろんな活動を断念。来週末は忙しいので、髪を切っておこうかと、夕方近くになってよっこらしょと美容院へ。N響アワーはプロコフィエフの2つの協奏曲でした。◆ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 作品16 ( プロコフィエフ作曲 )ピアノ:アレクサンダー・ガヴリリュク[ 収録:2011年6月3日, NHKホール ]◆バイオリン協奏曲 第2番 ト短調 作品63 から ( プロコフィエフ作曲 )バイオリン:神尾 真由子[ 収録:2011年6月8日, サントリーホール ]管弦楽:NHK交響楽団、指揮:ウラディーミル・アシュケナージガブリリュク・・・噂には聞くものの、生で聞いたことがないピアニストです。このテクニックはすごいですね。司会者が「プロコのこの音楽は、全部音符で書かれているんですよね?」みたいなことを発言していましたが、作曲家の才気もさることながら、それを演奏しきるアーティストにも向けられた賛辞だと思いました。面白そう(?)だし、今度の機会には彼の演奏を聞きに、ホールへ向かおうと思います。神尾さんは、インタビューのほんわかした印象と、演奏はかなり違います。「中学生のときから弾いているが、パガニーニより弾きにくい」なんてことをおっしゃっていました。中学生だったら、この曲をどう捉えるんでしょうねえ。。。天才は図り知れません。どちらも全楽章放送でなかったのが残念です。
2011.07.10
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1日中会議漬け。表層的な質問をされただけなのでラクにクリアしましたが、あんまりこちらとしては成果のないプレゼンになってしまいました。帰宅して、録画してあった6/10放送の「ららら♪クラシック」を見ました。この番組タイトルにも司会者にも一向に慣れないんですが、ギュンター・ヴァントを取り上げるとなると、やはり見ておこうかなと。モーツァルト:セレナード ニ長調 K.320 「ポストホルン」 から 第5楽章ベートーベン:交響曲第5番 ハ短調 作品67NHK交響楽団ギュンター・ヴァント(指揮)N響でベートーベンの5番を振っている、なんて映像があったんですね。70代のときの映像だというのに、ヴァントは若々しい。音楽も歯切れのいい、どちらかというと生硬なまでのベートヴェンでした。いろんな意味で‘晩成’の指揮者だったんでしょう。それにしても・・・今のN響は年齢の高い演奏者も多いとお見受けするのに、この時代のN響のメンバーは皆若いんです。黒髪(?)比率高し。ナゾでした。。。
2012.06.12
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日曜に録画したこのNHK「ららら♪クラシック」を見ていました。◆「ペール・ギュント」から「山の王の宮殿で」グリーグ (編曲)ギンズブルックデニス・マツーエフ(ピアノ)◆ピアノ・ソナタ第2番 「マサチューセッツ州コンコード 1840年-1860年」からアイヴスピエール・ロラン・エマール(ピアノ)◆平均律クラヴィーア曲集第2巻第1番ハ長調BWV870からバッハアンドラーシュ・シフ(ピアノ)◆慰め 第2番リストラン・ラン(ピアノ)◆組曲「展覧会の絵」から「キエフの大きな門」ムソルグスキーファジル・サイ(ピアノ)◆歌劇「タンホイザー」序曲 からワーグナー (編曲)リストユリアンナ・アヴデーエワ(ピアノ)◆喜歌劇「こうもり」序曲 からヨハン・シュトラウス (編曲)ダニール・トリフォノフダニール・トリフォノフ(ピアノ)◆ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 作品110ベートーベンマウリツィオ・ポリー二(ピアノ)有名どころばかりですが、それでも新たな発見がありました。マツーエフとラン・ランとポリーニです。マツーエフ、力ばかりのピアニストと思っていましたが、激しい打鍵ではあるもののそこに劇的なストーリー性を感じました。「力まかせ」だなんて決めつけて避けてきたのは、まことに申し訳ないです。ラン・ランもその傾向があり、彼の方がもっとエンターテイメント性があるけれど、繊細さも合わせもっていました。最近は抒情性も表に出てきています。病気のために来日公演が中止になったのは、残念です。私にしては奮発したチケットだったのに。ポリーニ。生でこの公演を聞いたのですが、そのときは昔に比べキラキラ感がなくなって、こう言ってはなんですが、なんだか凡庸な演奏に聞こえてしまいました。こうして若手の最後に聞くと、完成度が違いますね。ムダがないです。おみそれしました。ゲストは中村紘子さんでした。貫禄が増しましたね。。。
2013.01.21
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雨の中、サントリーホールへ。指揮=フィリップ・ヘレヴェッヘチェロ=クレメンス・ハーゲンシューベルト:交響曲 第6番 ハ長調 D589シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 作品129シューマン:交響曲 第3番 変ホ長調 「ライン」 作品97(アンコール)J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番から「アルマンド」お定まりのP席に座りました。指揮者が正面から見える席。名匠ヘレヴェッヘですが、私は正面から指揮ぶりを見たことがありませんでした。・・・しばらく見ていると、酔ってしまいそうになりました。手の平をヒラヒラと漂わせて指揮をする。オケってどんな指揮でも対応できるんですね・・・。そのせいではないでしょうが、シューベルトの6番は割ともやもやした感じで演奏されました。クレメンス・ハーゲンがソロで演奏したシューマンのチェロ協は、チェロがぐっと表に出てきて、オケはなんとなく全体におとなしかったかと。ハーゲンは、アンコールのバッハがステキでした。後半のラインで、やっと読響も本領発揮。ライン川の情景が浮かび上がるようでした。
2013.06.21
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翌日の経営会議のための資料作成で深夜残業。今回は全然内容が追いつかず(そこまで検討が進んでいない)、当日いろいろ指摘があることでしょう。。。帰宅して、録画してあったNHKクラシック倶楽部(8/27放送)「ペーター・レーゼル ピアノ・リサイタル」を見ました、「ピアノ・ソナタ 第16番 ト長調 作品31 第1」 「ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調 作品53 “ワルトシュタイン”」 「7つのバガテル 作品33から 第2曲」 ベートーベン作曲~東京・紀尾井ホールで収録~ <収録:2009年10月2日(金)>疲れているときはこういう演奏がいいですね。正確な打鍵でありながら平凡でない。情緒に流されず、だけど豊かな気持ちになる。力まかせの演奏や作品をデフォルメしすぎる演奏は好きじゃないので、ペーター・レーゼルの演奏を何度も繰り返して夜半まで聞いていました。古いタイプのピアニストですが、妙に親近感が湧きました。
2012.09.11
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来週月曜に大きな交渉事があるのに、全然資料ができていない。当然ながら、深夜残業に(涙)。7/16にNHKプレミアムシアターで放映された「ウィーン・フィル シェーンブルン夏の夜のコンサート2012」を見ました。先週のベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサートに続いて、2週連続でドゥダメルの指揮です。売れっ子ですねえ。<曲 目>チャイコフスキー:歌劇「エフゲーニ・オネーギン」から「ポロネーズ」ムソルグスキー:歌劇「ホヴァンシチナ」から「ペルシャの奴隷の踊り」ボロディン:歌劇「イーゴリ公」から「ダッタン人の踊り」ドビュッシー:交響詩「海」リヒャルト・シュトラウス:楽劇「サロメ」から「サロメの踊り」ポンキエルリ:歌劇「ジョコンダ」から「時の踊り」<アンコール>ヨハン・シュトラウス:ワルツ「ウィーンかたぎ」ヒメネス:「ルイス・アロンソの結婚式」から 間奏曲<出 演>管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団バレエ:ウィーン国立歌劇場バレエ団 ウィーン国立歌劇場バレエ学校の生徒たち指揮:グスターボ・ドゥダメル収録:2012年6月7日 シェーンブルン宮殿の庭園(ウィーン)今年のテーマは「ダンス&波」(?)ということだったので期待しました。ウィーン国立バレエが総出演で踊るのでは・・・と。確かにクラシックの中のダンス・ナンバーが揃いました。しかし、バレエ団が出演したのは、「ペルシャの奴隷の踊り」「海」とアンコールのみ。時間は結構長かったですが、なんかニューイヤー・コンサートを彷彿させる(?)ダンサーの使い方でした。音楽を邪魔しなくていいんですが、ダンサー総出で「ダッタン人の踊り」とか、色っぽいプリマの「サロメの踊り」とかあったら、もっとうれしかったのに。ベルリンのワルトビューネよりこちらの方が光の演出がド派手。ドゥダメルのキャラクターも、こういったイベントに合いますね。最初は舞台の前の人しか見えなかったのですが、よくよく画面を見ると、舞台のある丘の上からシェーンブルン宮殿まで人が埋まってる。10万人の人出だそうで、圧巻でした。TV録画とはいえ、楽しかったです。DVD↓も出ています。『シェーンブルン夏の夜のコンサート2012』 ドゥダメル&ウィーン・フィル 【DVD】
2012.07.20
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プロジェクト・メンバーと飲み会。残業でなくとも、やっぱり帰宅は深夜です。。。クラシカ・ジャパンで「映像でたどるボリショイ再生への道」というドキュメンタリーを見ました。5月中は何回か放映しています。劇場再生の経過をずっと撮ってあったんですね。6年、500億の改修ってどんなの・・・と思っていましたが、帝政時代にいい加減だった建物の基礎からやり直したらしい。その上で地下にホールやバックヤードを増やし、内装をやり直していました。金箔をふんだんに塗っているシーンが何度も出てきて、ボリショイ再生にかける国家の意気込みを感じました。演出の装置も一新したようですが、あの何面も上下に動くシステムは、METと比べてどうなんでしょう?ライブビューイングで見る限りは、いつもMETの裏方はすごい!と思っていましたが、今回のボリショイ導入の新装置は世界的にどのレベルなのか、よく知る人に聞いてみたいところです。「再生」は建物だけではありませんでした。6年の間、新館で公演を行ったわけですが、やはり本館より小さいのでオペラ「エフゲニー・オネーギン」はこれまでの演出でできない。そこでチェルニャコフが登場、となったようです。チェルニャコフ演出のオネーギンは日本でも上演されましたね。なかなか人物造形がよくわかり、現代的で印象深かったと覚えています。やはり、‘環境変化はチャンス’ですね。ラトマンスキーをバレエの監督に迎えた経緯なども紹介され、ボリショイがその内部からも再生を期していたことがわかりました。バレエ、オペラともにスターの映像も出てきて、なかなか興味深い番組でした。[出演]アナトリー・イクサーノフ(ボリショイ劇場総裁)ニキータ・シャンギン(建築家)パーヴェル・バトフ(チーフ・エンジニア補佐)セルゲイ・レメシェフ(テノール歌手)ドミトリー・チェルニャコフ(演出家)ジェラール・モルティエ(パリ・オペラ座元総裁)タチアーナ・モノガローワ(ソプラノ歌手)ユルゲン・ラインホルト(音響学者)アレクサンドル・ヴェデルニコフ(ボリショイ劇場元音楽監督)ユーリー・グリゴローヴィチ(ボリショイ劇場バレエマスター)クレメント・クリスプ(舞踊批評家)アレクセイ・ラトマンスキー(ボリショイ劇場前バレエ芸術監督)ガリーナ・ウラノワ、ウラジーミル・ワシーリエフ、エカテリーナ・マクシーモワ、マイヤ・プリセツカヤ(元バレエダンサー)ボリショイ劇場管弦楽団[監督]デニス・スネギレフ[制作]2011年
2012.05.16
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前回の「カルメン」を見逃したしドミンゴ・ガラにも行けなかったので、これはなんとしても観たいと思っていました。指揮:ジェイムズ・レヴァイン 演出:ジャンカルロ・デル・モナコ出演:プラシド・ドミンゴ(シモン・ボッカネグラ)、エイドリアン・ピエチョンカ(アメーリア)、マルチェッロ・ジョルダーニ(ガブリエーレ)、ジェイムズ・モリス(フィエスコ)ドミンゴがバリトンのシモン・ボッカネグラを歌う、というのが結構話題だったが、私には全然違和感がなかった。そして、ドミンゴの演技力にも圧倒された。第1幕第2場の最後で、ドミンゴが「呪われよ!」とパオロに言葉をぶつけるところは、ほんとにすごい迫力。「うわあ・・・」と声を出してしまいそうになりました。さすが長老!それにしても全世界向けとはいえ、キャストもすごい。アメーリアにピエチョンカ、ガブリエーレにジョルダーニ、そしてボッカネグラと対峙するフィエスコにジェイムズ・モリスだなんて観る前からワクワクした。第3幕など、私には珍しく涙ぐみました。フィエスコがJ・モリスでよかった。。。難を言えば、ジョルダーニの声はまあまあなのに、棒立ち気味で大根役者なことくらいでしょうか。装置や衣装はオーソドックス以外の何者でもなく、最近はそうでない傾向に慣れてきつつあったけれど、ここまで豪華にリアルにセットが作られていると、やはりオペラの醍醐味を感じます。(上↑の写真)そしてレヴァインが振ると、音楽もイキイキ。ヴェルディ節が冴えていました。なんか、久しぶりにオペラを観る充実感や楽しさを満喫できたという感じ。その昔、「いやあ、映画っていいもんですねえ」と言ってた映画評論家がいらしたけれど、「オペラっていいなあ」と改めて素直に思えたのでした。
2010.03.05
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3/21はパリ・オペ「ジゼル」を観に行くことにしたため、この日に変更しようとしたらS席の、それも左端の1枚しか残ってなかった。でも、今日はところどころに空席があったのを発見。なんで~と思いました。。。【指 揮】ダン・エッティンガー【演 出】キース・ウォーナー【ジークフリート】クリスティアン・フランツ【ブリュンヒルデ】イレーネ・テオリン【アルベリヒ】島村武男【グンター】アレクサンダー・マルコ=ブルメスター【ハーゲン】ダニエル・スメギ【グートルーネ】横山恵子【ヴァルトラウテ】カティア・リッティング【ヴォークリンデ】平井香織【ヴェルグンデ】池田香織【フロスヒルデ】大林智子【第一のノルン】竹本節子【第二のノルン】清水華澄【第三のノルン】緑川まり【合 唱】新国立劇場合唱団【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団今日の殊勲賞はテオリンです。ここまで歌い通してくれて、とても満足。りっぱな体型ではあっても、ブリュンヒルデはこうあってほしいという凛とした外見もよかった。フランツも調子がよかったと思いますし、脇もみなレベルが揃っていました。グンターとハーゲン役の歌手は名前も知りませんでしたが、よく歌えていたと思います。そういえば、前回の上演のときはグンターはロマン・トレーケルでした。金髪&長身で新国立版お坊ちゃんグンターのイメージを定着させ、女性観客の心を騒がせましたが、それは彼の属人的な特徴ではあっても、演出の要請した人物像だったんだなと納得しました。そして、テオリンと同じくらい感動したのは合唱です。ギービヒ家の一族郎党が現れてくるところはすごい迫力でした。圧倒されました!演出は細かいところは忘れていました。改めて「へえ」と思うところも。そういえば、前回の上演のときも「演出が尻すぼみ」と思いましたが、辻褄合わせをしたかのような最後のオチとかはやはり残念ではあります。全体としてのメッセージはさておき、物語は登場人物を通して進むので、感情移入はどうしてもそちらがまず先になります。演出のせいか字幕のせいかわかりませんが、今回ジークフリートがすごくキライになりました。第二幕でギービヒに到着したブリュンヒルデに追求されて、もごもご言い訳するところがどうも周囲の男性と似ているような気が。。。この演出では、ブリュンヒルデはジークフリートにヤラれてしまっていると私は信じているし、それをジークフリートは十分認識しててごまかそうとしてノートゥングという証拠作りをした、と思っています。それが英雄のすることなの?!と、もはやこの物語の根幹のストーリーに対して憮然とします。そうなると、他人の力で妻を得ようとしたくせに、その功労者を殺した罪からは真っ先に逃げる姑息なグンターなんか眼中にありません。。。改めて何言ってるの?と知人に言われましたが、なんだか今回は妙にひっかかるのでした。ブリュンヒルデは自分を欺いた人間すべてに怒るけれども、実行犯(?)のジークフリートを罰すればいいことにする。だけどジークフリートが死んだら彼を英雄視し、愛する彼の後を追うわけです。それを件の知人は「自分勝手だ」と言っておりましたが、私はわかる気がします。一番許せないのは愛した人の裏切りですからね。個人的決着もつけないと(笑)。最近いろいろ思うことがあるので、ちょっと感情的になってしまいました。そうそうスクリーンに投影されている・・・あのひからびた羊(みたいなもの)はいったいなんなんでしょう?これは前回同様、皆目意味がわかりません。周囲も誰もわからないみたいだし、誰かに教えていただきたいものです。カーテンコールで指揮者にブーイングが起きましたが、「先日のよりは大人しかった」らしい。これまた「なんで~?」という気持ち。確かに遅めだけれども。そして、「オケが主役」と言えるほどの重厚感は全然感じませんでしたが。それでも、ブーという抗議の意思表示には共感しないままでした。少なくとも、前回のN響&メルクルにさらわれた出番を東フィルが取り返しただけのことはあったのではないでしょうか。
2010.03.27
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今日のショックは・・・10月から会社で組織変更があって、営業っぽい部分も担当することになった。それはいいんだけど、10-11月にもういくつも接待が予定されてて、「その日は大事な公演日」とはとても言えない。(というか、もう前任者がクライアントと調整してセッティングされてる。。。)何枚ものチケットを売らねば。いや、実はそのことよりも、今後ともそれは急に発生しそうなので、平日にはそんなに公演を入れられそうにないことが、あまりにショック。正直、うちひしがれています。。。今日はまっすぐ帰れたので、2008年のウィーン・フィル来日公演の録画を観てみました。ロッシーニ : 歌劇「セミラーミデ」 序曲ストラヴィンスキー : バレエ音楽「妖精の口づけ」 によるディヴェルティメントチャイコフスキー : 交響曲 第5番 ホ短調 作品64(アンコール)ヨーゼフ・シュトラウス : ワルツ「マリアの思い出」ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団指揮 : リッカルド・ムーティ収録 :2008年9月23日、サントリーホール今年聴いたメータ&ウィーン・フィルとあまりに違うので(映像と生という違いはあるけど)、流し聞きするつもりが、最後まで座り込んで聴いてしまった。ムーティの細部まで作り込んだ音が好ましいと思う。メータの反動かしら。指揮者だけでなく、メンバーも古参が多いまま。コンマスはキュッヒルだったし。顔を真っ赤にして、弾丸のように弾きこむキュッヒルの統率力が映像でも伝わってくる。やっぱりいいなあ。。。
2009.10.15
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秋はやっぱりブラームスが増える。ウィスペルウェイもオール・ブラームス・プログラムだった。ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)パオロ・ジャコメッティ(ピアノ)オール・ブラームス・プログラムチェロ・ソナタ ニ長調 Op.78 (原曲=ヴァイオリン・ソナタ 第1番 「雨の歌」)チェロ・ソナタ 第2番 ヘ長調 Op.99チェロ・ソナタ 第1番 ホ短調 Op.38(アンコール)シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D821 より 第2楽章J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007 より サラバンドウィスペルウェイはプリミティブな弾き方をする。そのせいか、前半の「雨の歌」とか第2番とかは、聞いててちょっと違和感があった。特に「雨の歌」とかは、ヨーヨー・マとかの華麗な演奏スタイルだとすごく似合うだろうな、と思ったりした。好きな傾向がはっきりしているのに、それでも新しい発見が欲しくてコンサートに行くのは、ムダなことかもしれない。・・・と、休憩時間には反省モードだったところ、後半の第1番は骨太な感じでなかなかよかった。彼の演奏を聴くたびに私の感想は変わるのだが、それは私の耳のせいだけだろうか。。。
2009.10.21
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今週は忙しいというほどではなかったけど、先週から職場では精神的にマイることもあったので疲れ気味。家で、先月放映された映画をゆっくり見ることに。監督 - ジェームズ・アイヴォリー原作 - カズオ・イシグロ脚色 - ルース・プロワー・ジャブヴァーラジェームズ・スティーヴンス:アンソニー・ホプキンスミス・ケントン:エマ・トンプソンダーリントン卿:ジェームズ・フォックスルイス:クリストファー・リーヴウィリアム・スティーヴンス(スティーヴンスの父親):ピーター・ヴォーガンカーディナル(ダーリントン卿が名付け親になった青年):ヒュー・グラント1993年イギリス製作先般原作を読んだばかりなので、映像が原作の雰囲気を保っているか気がかりだったけど、その心配はいらなかった。それどころか、1950年代になっても残る貴族の館の内部を垣間見ることができてうれしい。執事のスティーヴンスを演じるアンソニー・ホプキンスと、ミス・ケントンのエマ・トンプソンがすばらしい。アンソニー・ホプキンスは私が思い描いていた執事像とは違ったのだが、ここまで自分の感情を抑制した執事の‘本心’がちらりと見え隠れする演技ってすごい。そしてこの執事はきっと自分で自分の本心に気づいていないのだろうと、見ている者にわからせるのだ。原作ほどには哀愁感がなかったが、それでもかなり原作に忠実に描かれていて、ハリウッドとは一線を画すこういう映画っていいなあとしみじみ。(↓買おうかと迷っているDVD)【ペンギンリーダーズ】【映画】The Remains of the Day(日の名残り)[L6]
2009.07.03
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公開されるやいなや映画を見に行くってことは、あまりない。でも、今日は仕事に余裕ができて早く帰れそうだったので、ついつい予約してしまった。最近はネットでギリギリまでシネコンの席予約ができるから、こっちも直前まで職場にいることができて都合がいい。キャストがみんな大きくなったなあ。。。もともと「ナルニア」に比べると可愛いコが多かったけど、成長してもイケてるかというと、それって難しいことなんだなーと思ってしまう。正直言って、ハーマイオニー役のエマ・ワトソン以外は大したことない。ドラコ役のトム・フェントンは端正な顔の子役だと思ってたのに、それほどイケメンにはならなかったし。顔と言えば、11歳のトム・リドルと16歳のトム・リドル(もちろん別々の子役&俳優)がよく似ていて不思議だった。他人がこんなに似るのか!?全体的な映画としての出来はどうなんだろう。。。もちろん原作は読んでいるのだけど、上映が終わったあとゾロゾロと席を立つ観客から漏れる言葉は「もっと続きをやってほしい」。なんだか中途半端に終わったような感じなのだ。これって、プロモーションする側から言えば「次への期待感をもたせた終わり方」とかって表現するんだろう。家に帰って、原作を端折ってないか、ついついチェックしてしまったくらい。原作の最後を読み返したら、原作の方がダンブルドアの喪失感が大きいような気がした。彼の死の悲しみと、それによる影響を、登場人物がヒシと感じている。映画は、そのあたりが比較的アッサリしていて、最後の作品へのつなぎだったのねーと思わせてしまう。まあ、おかげで次の2010,2011に封切りが予定されている『ハリー・ポッターと死の秘宝』前後編への期待は高まったけど。勢いでパンフを買ったのに(これも私にしては珍しい)、写真とイラストの割合が多く、読むところが少ないので、これも不満に輪をかけた。
2009.07.16
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さよなら公演らしく、派手でよく知られている演目が並んだ。そうなると出かけてみたくなるのが人情。一、倭仮名在原系図 蘭平物狂(らんぺいものぐるい)奴蘭平実は伴義雄:三津五郎 在原行平:翫雀 水無瀬御前:秀調 一子繁蔵:宜生 与茂作実は大江音人:橋之助 女房おりく実は妻明石:福助二、歌舞伎十八番の内 勧進帳武蔵坊弁慶:吉右衛門 源義経:梅玉 亀井六郎:染五郎 片岡八郎:松緑 駿河次郎:菊之助 常陸坊海尊:段四郎 富樫左衛門:菊五郎三、三人吉三巴白浪 大川端庚申塚の場 お嬢吉三:玉三郎 和尚吉三:松緑 夜鷹おとせ:新悟 お坊吉三:染五郎◆「蘭平物狂」派手だわ~。ここまで長丁場で高難度の立廻りというのは歌舞伎でも珍しいのでは?花道での梯子使いが消防の出初め式のよう。梯子のてっぺんから逆さまになって「ハッ!」と手を広げるところなどが。3階席からはちょっと見づらくて残念。奥庭井戸の屋根の上でも、立廻りは続く。すごい人数。三津五郎自身も屋根から石灯篭の上に飛び降り、思わず「おおっ」と声を上げてしまった。下手にいる捕手が、刀を屋根の上にいる仲間に投げる。それは、取りやすいように、弧を描いて投げてよこすのではなく、ブンと一直線に投げてきて、受け取る方も、投げられてくる進行方向で刀を握りとる。ここでも「おーっ」と声を上げた(笑)。なんかしつこいほど長い立廻りのあと、やっと蘭平はお縄。その役目は幼い息子が指名される。息子はどこにいたのか?立廻りの最中、息子の名前を呼ばわる三津五郎の姿は涙を誘う。結局、蘭平は許されてお家再興はかなうのだが、あれだけいっぱい追っ手を殺傷しておいてなんで許されるのか、とても不思議。いろんな前触れが省略されているので、そもそものコトの起こりはわかりにくいのだが、主人の在原行平が蘭平親子の情にほだされたというより、絶対ここで許さないとバランスが取れないような‘裏’があったと思わせる。まずは、夜の部の出だしは躍動感があってよかった。◆「勧進帳」もちろん、一番観た回数の多い演目なのだが、弁慶:吉右衛門、義経:梅玉、富樫:菊五郎と聞いて、一も二もなく「観に行こう!」と決心した組合せ。それになんたって、四天王が、染五郎・松緑・菊之助・段四郎。超豪華。「若手3人は将来、主役3役で組むんだろうな」と噂する後ろのオジサマたち。そういう日は来るんだろうけど、やはり今、吉右衛門と菊五郎の演技には、度肝を抜かれた。歌舞伎にはそんなに通っていないけど、それでも何度も見ている演目なのに、今回はかつて観たことがないような完成度だった。「丁々発止」というのはこういうことだろう。ニセの勧進帳をいかにも本物のように読み上げる弁慶と、それを疑い覗き込む富樫。それに気付いてからだを翻す弁慶と、ちょっとバツの悪い富樫。一瞬一瞬でからだの向きを変えてお互いに踏み込む緊張の一瞬などは、思わず息を止めていた。弁慶の威容と、富樫の抑制の利いた正義感に、これまでになく感動したのだった。◆「三人吉三巴白浪」この前の「勧進帳」であまりにも盛り上がったせいか、ちょっと心情的には落ち着いてしまった。和尚吉三の松緑がはまりだと思ったが、扮装はあまり似合わない。お坊吉三の染五郎はこういう役が合っているが、もっとくずれた色気が出てくると、もっとすごみが出てくるのに惜しい。お嬢吉三の玉三郎は、立ち姿が遠目にもいまだに美しいが、男性としての発声に切り替わるとなんだかムリがあるように感じた。それと・・・あとの2人とのバランスも取れない。役者が発散するキラキラ感というか。。。「勧進帳」のように、役者のバランスってやっぱり必要と思った。
2009.02.22
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仕事でなかなか厳しい交渉案件があり、途中で本当に嫌気が差しました。対外交渉するなら、利害関係の微妙なグループ会社間より、いっそ純粋に営業活動の方が精神的にはいい。あぁもう、ぐったり。。。8/20に録画したピエール・アンタイのチェンバロ・リサイタルを見ました。- ピエール・アンタイ チェンバロ・リサイタル - ■「“フィッツウィリアム・ヴァージナル”曲集から 野生の森」 ウィリアム・バード作曲■「“私のネヴェル夫人”曲集から私のネヴェル夫人のグラウンド」 ウィリアム・バード作曲■「トッカータ ホ短調」 フローベルガー作曲■「プレリュード“フローベルガー氏を模倣して”」 ルイ・クープラン作曲■「“クラヴサン曲集”第3巻 組曲 第17番からラ・フォルクレ」フランソア・クープラン作曲■「ソナタ ハ短調 K.175」 ドメニコ・スカルラッティ作曲■「イギリス組曲 第2番 イ短調 BWV807」 バッハ作曲1.プレリュード 2.アルマンド 3.クラント 4.サラバンド 5.ブーレ1、2 6.ジーグ <アンコール> 「“クラヴサン奏法”から 第8番 ホ短調 プレリュード」 フランソア・クープラン作曲~東京・武蔵野市民文化会館で収録~ <収録:2009年11月30日(月)>気になっていたので録画したのですが、ピエール・アンタイのチェンバロ・・・いいですねえ。実はもう10回くらいは録画を聞き直しています。チェンバロってもっと弱々しい音色だと思っていましたが、アンタイの演奏は「力強い」とか曲によっては「激しい」とさで言えるものでした。こんなに幅の広い演奏ができる楽器だったんですね。すごく気に入りました。さっそく今秋のリサイタルのチケットを取りました。早く生で聞きたいものです。
2012.08.29
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年俸交渉でした。今日はお昼休みもおにぎり1コ食べるくらいしか時間がなかったので、これで年俸を下げられたりしたらグレる(?)ところだった。今年度の年俸はまあなんとか。。。と言ったところ。ホッ。ジェイン・オースティン原作「ノーサンガー・アベイ」のTVドラマを観た。出演: フェリシティ・ジョーンズ, パトリック・ライアン, デズモンド・バリット, マル・ワイト, マイケル・ジャッド監督: ジョン・ジョーンズ類型化された人物が登場して、大筋で同じような結末になるオースティンの小説。「ヒロインがお金持ちで知的でハンサムな男性と結婚する」という、究極の女性の願望のようなオチ。ビクトリア朝の英国の女性の地位(確か遺産相続もできなかったはずし、職業として確立しているのは家庭教師と作家くらい?)を思うと当然なのだけど。オースティンの他の作品に比べて、最後があっけない。「結婚してください」→「うれしいっ!」といとも簡単に主人公たちは結婚してしまう。後日譚として、「反対だった父親から爵位と資産を譲られました」みたいなナレーションが流れてジ・エンド。原作はもう少し説明があるようなので、これも読んでみようかな。写真のバックに映っているのが‘ノーサンガー・アベイ’。アベイ=僧院という割にはりっぱなお城。ヒロインの恋人、ヘンリーの実家。こんなすごみのあるお城に住んでたら、性格変わりそう(笑)。
2009.05.14
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人間ドックへ。毎年この時期に健康の棚卸のつもりで行っていたのに、昨年度はついに受診しなかったので2年ぶりです。不安になったので、当日オプションで受けられる検査はすべて追加しました。待っている時間にP.D. ジェイムズの『殺人展示室』を読んでいました。【送料無料】殺人展示室 [ P.D.ジェームズ ]犯人やその動機はあまり以外ではありませんでしたが、登場人物一人ひとりの人生の描き込みがすばらしいですね。みんな何かしら「背景」を持っている。それが普通の人の人生かもしれません。さすが老成した作家だなと思います。そしてアダム・ダルグリッシュは冷静でありながら繊細な眼で、それらをちゃんと見ている。なんでもあからさまにしない英国人らしい(?)処し方が、彼の魅力の1つです。さて、ストーリーの最後は、作家が自分で(アダムのエマへの手紙の中で)「ジェーン・オースティンのよう」だと言っているようなロマンスの展開があります。喜ばしいことです。女性作家らしい展開ですね。実際の男性が、アダムほで細やかだと(笑)素敵なのですが。
2013.03.26
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P.D. ジェイムズの「アダム・ダルグリッシュ」シリーズを読破中。この作品もまた私の好きなテイスト。P.D. ジェイムズ中毒にかかったようです。 【送料無料】神学校の死 [ P.D.ジェ-ムズ ]価格:1,890円(税込、送料別)イギリスのサフォーク州にある「聖アンセルムズ神学校」でまず事故だか自殺だかはっきりとしないが、一人の神学生が死亡します。死亡した学生の父親が「事故死」との審問に納得せず、ダルグリッシュに詳しい調査を依頼。ダルグリッシュが休暇を利用して聖アンセルムズ神学校へと赴くと、第二~第四の殺人がおき、コトは塾雑な様相を帯びてきます。英国国教会内の地位がよくわからず、「大執事」とか言われてもピンきませんが、このあたりの権威性を理解していると作品の面白みが違うような気がしました。そして、「神学校」という舞台に、興味が引かれます。重厚で敬虔な雰囲気が漂う上に、そういう設定だからこそ登場人物一人ひとりのキャラクターがすごく際立ちます。結局、犯人の動機がなんだったのか、よくわかりませんでした。それは受け継がれる財産がどれほど莫大か、実感が伴わないせいでしょう。アダム・ダリグリッシュのTVシリーズはこの作品から始まったと記憶していますが、そのときもすっきりしなかった。原作を読んでからなら全然違うと思うので、今一度映像で見たいものです。ミステリーというより、文学作品として読む方が適切なスタンスの一冊。分厚い割には、それを感じさせない読み応えがあります。
2013.01.28
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今週は年度前半の山場になる大きな交渉案件があって、資料作りで深夜残業の連続を覚悟。週明けとはいえ、キツイです。朝放送される「NHKクラシック倶楽部」は、今日はアレキサンダー・マッジャーでした。- アレキサンダー・マッジャー ピアノ・リサイタル - 「“エチュード”から」 ドビュッシー作曲1.五本の指のために 5.オクターヴのための 7.半音階のための 12.和音のための 「エチュード 作品25」 ショパン作曲1.変イ長調“牧童” 2.ヘ短調 3.ヘ長調 4.イ短調 5.ホ短調 6.嬰ト短調 7.嬰ハ短調 8.変ニ長調 9.変ト長調“ちょうちょう” 10.ロ短調 11.イ短調“こがらし” 12.ハ短調 (アンコール) 「エチュード ヘ長調 作品10第8」 ショパン作曲「パルティータ 第2番 ハ短調 BWV826から アルマンド」 バッハ作曲(ピアノ)アレキサンダー・マッジャー~東京・紀尾井ホールで録画~ <収録:2009年6月25日>私はショパンのエチュードの“こがらし”が好きです。よく聞いているから、という耳馴染みの問題だけかもしれませんが。マッジャーを聞いたことはなかったんです。だけど、エチュードづくしのこの日の演奏は、繊細で正確で、とても好きなタイプでした。若いとも思えませんが、日本でそんなにお見かけしないのが残念です。
2012.07.23
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「REX」のシーズン6最後でREXの飼い主(相棒?)のアレックスが殉職するらしいと聞いていました。だけど、特にどうということなくシーズン6が終了したので、問題のシーンはシーズン7の冒頭だろうと勝手に思っていました。その放送を見るのがイヤで、シーズン7が始まって以降、録画したままだったのでした。(↓新しい相棒マークとREX)勇気を振り絞って(?)、やっと録画を見たのですが、なんだか拍子抜け。アレックスととクリスティアンが抜け、フリッツが1人残された殺人課に、マーク・ホフマンとニキ・ヘルツォークが新たに配属されるところからスタートでした。このドラマを見続けている人間にとっては唐突です。どうやらオーストリア本国では放送されたエピソードが、海外に持っていく段階でカットされたらしい(との噂)。陰惨な内容だったんでしょうか。初代相棒のモーザーの殉職シーンは、かなり胸を打つものでしたし。それと・・・シュトッキンガーがいなくなった後、REXにからかわれる役(!)を引き継いだクリスティアンまで異動(実は彼も殉職なんでしょうかね?)。3人チームのうち2人が入れ替わると、もはや別のドラマのようですね。ま、REXが主役なのでREXがいればいいんですが、今度の相棒マークは女性刑事ニキとのラブラブにも忙しく、REXの存在は若干弱め。モーザーのときには、彼に近づく女性をREXが敵視していたのが懐かしいです。REXの立ち位置が明確だったというか。そうはいっても、REXがタイトルロールである限り、そして映像を見るチャンスがある限り、絶対今後も見続けるつもりです。なんたって彼のファンですから。
2012.05.12
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会社での暑い1週間で懲りて、美容院で髪をバッサリ切ってしまいました。この方が、こまめにカットしないとスタイルがもたないことに気づいて、「しまった!」と思いましたが後の祭り。。。判断力は鈍りまくりです。HK-BSプレミアムのハイビジョン特集で「情熱のタクト~指揮者・佐渡裕 ベルリンフィルへの挑戦~」という番組をやっていました。すごく話題になった指揮者の佐渡裕さんがのベルリン・フィル定期出演。その3か月前から本番までのドキュメンタリーでした。あまり発見のある番組ではなかったけれど、ベルリン・フィルのリハだなんて興味津々。楽団員と丁々発止という感じでした。総じてオケに受け入れられた感じの佐渡さんですが、フルートのエマニュエル・パユは「彼(佐渡さん)が考えていることを最初にもっと出してもよかった」みたいなことを言っていました。佐渡さんははっきり指示出しをしているけれど、日本人的にちゃんと気配りしていたと思います。そこが、ある意味「考えていることを小出し」と受け止められたのかもしれません。そして、指示を受ける方がパユやマイヤーなどの天才軍団ですものね。。。コンマスは樫本大進さん。この組合せでは演奏会放送は見逃せません。私は、リハの最初に「震災後、ベルリン・フィルがお見舞いのメッセージを送ってくれたことに感謝する」という佐渡さんの発言をうれしく思いました。言ってほしかったコメントだったし、その後オケの雰囲気もなごんだような。この後に続いた演奏会の録画は見ていないので、感想は後日に。
2011.06.11
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やはり深夜残業。。。何気に録画してあった「ギャレス先生ユース・オペラに挑戦!」(NHK教育)の第1回~第2回を見ました。(イギリス2010年制作)「第1回 目標は名門劇場」「第2回 猛特訓の日々」ギャレス・マローンという合唱指導者のドキュメントです。以前も、この人のトライアルがNHKで放映されていたと思います。今回は、彼も初めてのオペラの合唱指導。中世の騎士伝説伝説を現代風にアレンジしたオペラ「ナイトクルー(騎士団)」に出演する少年少女をオーディションして、実際に猛特訓もします。「ギャング団の抗争とその中で起きる殺人事件などの人間ドラマや恋愛を描いた作品」とのことなので、「ウエストサイド物語」みたいなものなんでしょうか。もともと音楽の素養のある子ばかりを集めたわけでなく、問題のある少年少女もいる。なので、その厳しさに途中で脱落する子もいれば、努力が実る子も。3回で完結なのに、最後の回の録画に失敗。15日の再放送を見なくては。
2011.05.11
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マンション全体でCATVに入っていけど、どうしてもそれでは見られないチャンネルを見るためにスカパーを契約していました。はっと気づいたら、いつのまにかCATVで見られるチャンネルが格段に増えてる~。デジタル化のせい?これはやっぱり片方に集中させなくちゃ。LaLa-TV 「天才バレエダンサー ニジンスキーの手記」監督:ポール・コックス 制作:2001年 オーストラリア「ニジンスキーの手記」を映像化したもの。ドキュメンタリーというべきでしょうか。イメージを重視した映像なので、追っていくのは少々ツライ。オーストラリア・バレエのダンサーたちがバレエシーンに出演しているようですが、あまりここのダンサーは知りません。「ばらの精」を踊るデヴィッド・マカリスターをやっと認識したくらいです。彼の「ばらの精」が好きかどうかは好みの分かれるところですが、それでもやはり独特の持ち味があって、目をひくダンサーではありました。海外のアマゾンではDVD↓も出ています。
2011.05.24
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録画しておいたオランダ・バッハ協会「ヨハネ受難曲」を聞く。1年前には、友人たちから「どうして来なかったの!」と責められるくらい、周囲には評判高かった。「ヨハネ受難曲 BWV245」 (ソプラノ)マリア・ケオハナ(テノール)ゲルト・テュルク、アンドルー・トータス(カウンターテナー)マシュー・ホワイト(バス)ステファン・マクラウド、ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(合唱)オランダ・バッハ協会合唱団(管弦楽)オランダ・バッハ協会管弦楽団(指揮)ヨス・ファン・フェルトホーヴェン~2008年2月東京・紀尾井ホールで録画~ TVの前で座り込んで聴いてしまうほどインパクトの強い演奏だった。管弦楽も合唱も小ぶりで、各パートがぐっと際立つ。演奏された1年前は、確か音の響きがちょっとね・・・という声もあったのだけど、それは多分にホールのせいかも。少ない人数でパートを歌っているのに、残響で変わった効果が出ていたようだ。それが冒頭の「Herr」のところはなかなかに荘厳な感じの効果をあげていた。同じように感じたのは、ピラトがイエスのことで民衆とやりとりしている時の合唱。地の底を這い上がってくるような感じで面白い。会社から帰ってくると、寝るまでにいろいろすることがあるものだから、どうしても‘ながら聴き’になるのだけど、思わず手を止めて耳を傾けることになる。ソリストの歌唱は、「成し遂げられた!」と「わが心よ!涙の川となって・・・」という2つの有名なアリアがやはりよかった。特にソプラノは心に響く透明感があった。できたらやはり生で聴きたかったと思う。
2009.06.15
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協力会社を招いての立食パーティ。立ちっぱなしで疲れました。ホテルなので、後片付けをしなくていいだけ助かりましたが。7/9に放映されたNHKプレミアムシアターを見ました。ベルリン・フィルの5月のヨーロッパ・コンサートと、6月のワルトビューネ・コンサートです。こんなにすぐに放映されるなんてうれしい。◇ベルリン・フィル ヨーロッパ・コンサート2012<曲 目>ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 作品56aハイドン:チェロ協奏曲 第1番 ハ長調 Hob.7b-1ベートーベン:交響曲 第5番 ハ短調 作品67<出 演>チェロ:ゴーティエ・カプソン管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団指揮:グスターボ・ドゥダメル収録:2012年5月1日 スペイン乗馬学校(ウィーン)◇ベルリン・フィル ワルトビューネ・コンサート2012<曲 目>チャイコフスキー:交響曲 第5番 ホ短調 作品64チャイコフスキー:ゆううつなセレナード 作品26チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ 作品34チャイコフスキー作曲/グラズノフ編曲:「なつかしい土地の思い出」から第3曲「メロディー」チャイコフスキー:序曲「1812年」 作品49<アンコール> パウル・リンケ:ベルリンの風<出 演>バイオリン:樫本 大進管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団指 揮:アンドリス・ネルソンス収録:2012年6月24日 ワルトビューネ野外音楽堂(ベルリン)どっちも、会場の制約は大きかったでしょう。ワルトビューネは雨も降ってました。音質が厳しいのは仕方ないですね。そして、どっちもソリストがすごかった。ゴーティエ・カプソンのハイドンは、気品とパッションの両方を感じました。また生で聞きたいです。樫本大進も、相変わらず情感のある美しい音色を出していました。彼はベルリン・フィルで確実にチャンスが広がったんですね。応援モードいっぱいで見ていました。
2012.07.17
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バレンボイムのソロのピアノというのも最近は聞いていないので、NHKプレミアムシアターの放送を録画していました。ショパン生誕200年 ガラ・コンサート・イン・ワルシャワ ~ダニエル・バレンボイム ピアノ・リサイタル~ ショパン作曲 「幻想曲 ヘ短調 作品49」 「ノクターン 変ニ長調 作品27 第2」 「ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 作品35」 「舟歌 嬰へ長調 作品60」 「華麗な円舞曲 ヘ長調 作品34 第3」 「ワルツ イ短調 作品34 第2」 「ワルツ 嬰ハ短調 作品64 第2」 「子守歌 変ニ長調 作品57」 「ポロネーズ 変イ長調 作品53“英雄”」 「マズルカ ヘ短調 作品7 第3」 「小犬のワルツ 作品64 第1」 <収録:2010年2月28日>ポーランド ワルシャワ・フィルハーモニーホール 大指揮者の弾くショパン、という感じでした。細かいことはさておき、全体の構造で聞かせる。1つ1つの曲をどう弾くか、面白くはありましたが、ワルシャワでこういうショパンを弾くとは。勇気あるなあ。。。バレンボイムだからいいんでしょうね。DVD↓も出ています。【送料無料】【輸入盤】 『ショパン・リサイタル・イン・ワルシャワ2010』 バレンボイム [ シ...価格:4,432円(税込、送料別)
2012.11.01
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実家に帰って同窓会・・・のはずが、仕事で帰れなくなりました。疲れが取れない。。。ニ週間ばかり前に録画したNHKクラシック倶楽部の「小林愛実ピアノ・リサイタル」を見ました。「マズルカ 嬰ハ短調 作品63 第3」(作曲)ショパン、(ピアノ)小林 愛実「ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 作品35」(作曲)ショパン、(ピアノ)小林 愛実「ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 作品57“熱情”」(作曲)ベートーベン、(ピアノ)小林 愛実「練習曲 ハ短調 作品10 第5 変ト長調“黒鍵”」(作曲)ショパン、(ピアノ)小林 愛実初めて彼女の演奏を聞きました。天才少女の呼び声高かったので、かねがね興味はあったのですが。テクニックだけに走るのでなく、その曲に寄せる彼女の心情が伝わってくるような演奏で、先が楽しみなアーティストだと思いました。
2013.03.09
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N響とミョンフンだし、マーラーの5番だから・・・と定番ものを聞くようなつもりでサントリーホールへ出かけました。指揮:チョン・ミョンフンピアノ:チョ・ソンジンモーツァルト/ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K.467マーラー/交響曲 第5番 嬰ハ短調(アンコール曲)シューマン/「こどもの情景」作品15 から 第7曲「トロイメライ」ピアノ:チョ・ソンジン チョ・ソンジンのモーツァルトは、淡麗でした。美しくて楚々とした音。好きなタイプですが、ちょっと没個性に聞こえたかも。後半のマーラーの交響曲第5番は、金管の出足があまりに不調なのでびっくりしました。その影響か、他のセクションもヒヤヒヤしているようで、私は手に汗を握る心境になってしまいました。第4楽章アダージェットはさすがN響の弦でした。ミョンフンらしく、最後はどんどん盛り上げて行きます。終わってみれば、音楽を堪能した“気分”にはなりましたが、マエストロとオケが切磋琢磨したようには思えず、なんとなく不完全燃焼な気持ちです。
2013.06.20
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土曜午前はジム通い。シャワーの後の髪の水分も乾き切らないうちに、すみだトリフォニーホールへ向いました。 マーラー作曲 交響曲第6番イ短調『悲劇的』 管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団指揮:ダニエル・ハーディング新日本フィルを立て続けに聞いたときもあったのですが、ここのところご無沙汰でした。なんとなく調子悪そうでしたし。それでも、ハーディングのマーラーとあらば、行きたくなります。金管・・・頑張ってほしいものです。でも、先般のN響を聞いた後では、優しい気持ち(?)でいられますが。ハーディングはクールでスピード感のあるマーラーでした。気の抜けない感じがどんどん増していく感じは、緊迫感があってなかなかよかったかと思います。演奏後は長い休符。30秒は沈黙があったでしょうか。ゲルギエフのあざとさを上回りますが、ちゃんと付いていく聴衆の存在は、定期ならではと思いました。
2013.06.22
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私的には心待ちにsていたP.ヤルヴィ&パリ管です。シベリウス: 組曲『カレリア』 op.11リスト: ピアノ協奏曲第2番 イ長調 S125サン=サーンス: 交響曲第3番 ハ短調 op.78 「オルガン付」(アンコール)ラヴェル:『クープランの墓』から「メヌエット」(ピアノ・アンコール) ビゼー:管弦楽のための小組曲op.22『子供の遊び』より「ギャロップ」 ベルリオーズ:『ファウストの劫罰』より「ハンガリー行進曲」 ビゼー:オペラ『カルメン』序曲ピアノ:ジャン=フレデリック・ヌーブルジェオルガン:ティエリー・エスケシュパリ管弦楽団ヌーブルジェのリスト、思いのほか良かったです。リストのコンチェルトの2番は、あまり親近感を持ったことがなかったのですが、今回初めて「美しくて面白い曲」だと思いました。アンコールを聞くと、また違った面が見えて、多様性のある上手いピアニストだと実感しました。よくLFJに出演していたのに、そんなにキャッチアップしてなかったのが残念。これからはMY注目株です。(ですが毎年LFJでお見かけしていた、白皙の美青年然としたお姿よりかなり体積が増し、何があったかと…)サン=サーンスのオルガン付で、パリ管は本領発揮!オケのメンバーの力量が格段に高い。特に金管のレベルには、唸ってしまいます。フランス人=他の人と共同作業が苦手、ということはほとんど感じません。個々のレベルがすごく高いと、他人と目線を合わせることは容易なのかも。アンコールの『カルメン』序曲を聞いて、その勢いとキレの良さにも興奮しました。秋の来日オケのシーズン皮切りですが、この公演に来てよかったと思いました。
2013.11.05
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ミーハーな私としては、ベルリン・フィルのコンマス試用期間に入った樫本大進さんを久々に聞くつもりだった。今、仕事のテンションは下がりまくっているので、早々とサントリーホールへ向かう。ところで・・・ベルリン・フィルって試用期間が2年なんだとか(大抵は1年のはず)。こっちも気が気がじゃないなあ。。。指揮:ピエタリ・インキネンヴァイオリン:樫本大進ショスタコーヴィチ/祝典序曲シベリウス/ヴァイオリン協奏曲ショスタコーヴィチ/交響曲第5番インキネンの首席客演指揮者就任の披露演奏会でもあった。大進さんと1歳違いの若さ。それにヴァイオリニストとしては、同じザハール・ブロン門下だということは、きっと2人は顔なじみなんだろうな。インキネンのショスタコは、変にケレン味のない、力強く美しいものだった。大味豪快にはならず、すごく細部まで詰めてあるとわかる。正直言って、日本フィルの公演って数えるほどしか行ったことがなく、私にとって印象の薄い在京オケ。それでも金管は存在感があったと記憶している。今回、結構ソロを吹く各首席が良かった。中でも、契約したばかりのトランペットの客演首席が活躍!日本フィルを再評価したのだった。(いや、別に評価を落としていたわけではなかったけど)お目当ての大進さんは、さすがの音色。彼としてはスタンダードな出来、といったところか。ヴィブラート効かせ気味なところも、私的には好み。特にシベリウスじゃね。んー、でもオケの方はショスタコに比べるとの協奏曲の本気度はちょっと低かったかも。ソリストの演奏にオケの音がかぶってくるところ(特にオケのソロの楽器の場合)に、繊細さがなくて、平気でヴァイオリンを侵食していた。(座席が悪かったかも、とは思う。舞台真横だから。。。)日本フィルって定期公演でこんなに客席が埋まっているんだ・・・と開演前に驚いたけど、定期なのに聴衆がカーテンコールが熱心・・・と終演時にもびっくりして帰ってきた。今日が特別なのかしら。
2009.09.04
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気が付けばスペインものを多く選んでいました。もともと好きなのはそっちです。この日の収穫はカニサレス。湿度の高い日本で聞くと、フラメンコ・ギターの音がちょっと違って聞こえそうですが、それでもカニサレスは聴衆をあっという間にスペインへ連れていってくれました。ペヌティエのフォーレ「夜想曲」は、ちょっと好みとは違いました。アーティストによって趣きが変わる曲なので、そこは私の見込み違いというところでしょう。一方でペレスの「イベリア」は想定どおりの音。通常の演奏会で全曲聞くことが少ないだけに、満喫しました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公演番号235 “フォーレ「夜想曲」全曲演奏2”曲目フォーレ:夜想曲第7番~第13番ジャン=クロード・ペヌティエ (ピアノ)会場ホールB5・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公演番号246 “魂のストリング”曲目深淵(ブレリアス、踊り付)アルペジオの架ける橋(タンゴス)彗星の雨(ルンバ)カリブ海(グアヒーラ、踊り付)悠久(バラード)真珠の首飾り(アレグリアス、踊り付)魂のストリング(ルンバ)鳩(ワルツ)カニサレス (ギター)カニサレス・フラメンコ六重奏団会場ホールC・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公演番号257 “イベリア全曲2”曲目アルベニス:イベリア 第3集「エル・アルバイシン」「エル・ポーロ」「ラバピエス」アルベニス:イベリア 第4集「マラガ」「ヘレス」「エリターニャ」ルイス・フェルナンド・ペレス (ピアノ)会場ホールD7
2013.05.04
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睡眠不足でドロドロでしたが、それでも走って新宿文化センターへ向かいました。7/8の文京シビックのチケットを持っていたのに、急な出張だったので売ってしまいました。そっちだったら、職場から10分で行けたのに。「眠りの森の美女」よりローズ・アダージョ ナタリヤ・ドムラチョワ 「侍」 音楽:鼓童 振付:M.ラブロフスキー岩田守弘「海賊」よりパ・ド・トロワ エレーナ・フィリピエワセルギイ・シドルスキーヴィクトル・イシュク「阿修羅」 音楽:藤舎名生 振付:岩田守弘ファルフ・ルジマトフ「ディアナとアクティオン」 ナタリヤ・ドムラチョワ 岩田守弘「ライモンダ」よりグラン・パ・ド・ドゥ 吉田都セルギイ・シドルスキーキエフ・バレエ「シェヘラザード」 ファルフ・ルジマトフエレーナ・フィリピエワキエフ・バレエ満足した公演でした!岩田さんは、「侍」の方がよかった。彼の持ち味が生かされた振付で、シャーさが際立っていました。素敵だったのはシドルスキー。端正な踊りをキレイな脚でキメてくれて、クラクラしました(笑)。一挙に真正ファンになりました。都さんは、可憐なライモンダで、そのたおやかで優雅なロイヤルの持ち味がすばらしかった。しかし、コールドのキメキメなロシア・スタイルとの差が目立って、違和感がなかったと言えばうそになります。ルジマトフの「阿修羅」は、残念ながら睡眠不足がたたって記憶を失いがちで、なんのために私はこの公演に来たんだろう・・・と反省。でも前回までと違ったのは、幕が上がったとたんに、「ルジマトフが阿修羅を踊っている」というより「そこに阿修羅がいる」と感じられたことでした。最後の「シェヘラザード」がやっぱり圧巻。フィリピエワのゾベイダが妖艶だけれどもかわいい。本能に忠実な様が、王妃というより‘寵妃’という感じでした。 ルジマトフは堂々とした(?)奴隷で、そのセクシーさは以前より増したように思われました。フィリピエワと2人で絡むところは、まるで男豹と女豹のよう。キエフ・バレエは結構演技性があって、この演目は主役以外も楽しませてくれました。最初は「バレエの神髄」だなんてすごすぎるタイトルだと思いましたが、フタを開けてみれば、実力者ぞろいでレベルの高いガラ公演だったのでした。
2010.07.15
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久々に睡眠を十分にとることができて、機嫌良く横浜・桜木町へ。最近はあまりオペラを観に行ってなかったので、ほんと久々にオペラで知り合ったお仲間にも会えた。【音楽監督・指揮】エルヴェ・ニケ【演出】伊藤隆浩【キャスト】アナ・マリア・ラビン(ソプラノ)シャンタル・サントン=ジェフェリー(ソプラノ)マーク・キャラハン(バリトン)アーウィン・エイロス(カウンター・テナー)ジョアン・フェルナンデス(バス)【管弦楽・合唱】ル・コンセール・スピリテュエルル・コンセール・スピリテュエルは、昨年オペラシティで爆音の古楽演奏を聞いた記憶がある。金管の音程の狂いにびっくりしていたら、「古楽の金管はこういうもの」だと知人に諭されたものだった。その時は、「珍しいものを聴いた」というので納得しておいたのだが、今回はさすがにそんなことはない。耳馴染みはないけど、ニケとオケの作り出す音楽はいきいきしてる、と最初はご機嫌なままでした。しかし・・・この公演の印象を決定的にしたのは演出でした!陳腐でチープ。きわどい個所があるのもわかるけど、「そのままじゃありません?」というような映像が映し出され、そこまで視覚化されなくてもわかるわよ!と心の中で思いました。そして、現代日本へのムリヤリな読み替え(?)。この程度なら自分で連想しますってば、とやっぱりイライラしました。「アーサー王」という題材にも実は心ひかれていたのに、アーサー王はあまり活躍せずガッカリ。円卓の騎士も、王妃とランスロットのロマンスもナシ。(まあそれはそうだろうとは思ったけど。)プログラムの中で「美術館の中の絵のように」とニケが言っているけど、筋がなくてバラバラという意味だったんですね。。。総じて、ちょっと満足度は低めでした。
2010.02.27
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えっ?と思うエンディングでシーズン2が終わってしまった。(週末の放送を録画してあったので、やっと見たのだった。)このままじゃあ、やりきれない・・・と感じいたら、12月にシーズン3が開始とのこと。このシリーズ、英国制作にしてはイケメンぞろい。(でもヒロインはやはり今ひとつだったけど。)だから毎週の楽しみでしたシーズン2最終回の今回は、なんと十字軍遠征中の王を暗殺しにパレスチナ・アッカまでやってきた代官を追いかけ、ロビン・フッド御一行もパレスチナへ。ロビン・フッドがシャーウッドの森から出て、国際的な活躍をするとは思わなかった。英国版勧善懲悪ストーリーと理解していたので、あんまり時代背景を気にしていなかったけど、先回は王の母アリエノール・ダキテールが出てきてびっくり。では、「キング」とはリチャード1世で、「ジョン公」とは王と反目する王弟ジョンで、「十字軍」って第三回十字軍のことだったのね。。。大学で「西洋史」を取ったら、その教授が1年間十字軍ばかり講義していて、さすがにこれくらいは覚えている。サラディンと和解して、十字軍帰りにオーストリアに誘拐されて身代金を払うことになった、あの有名な「獅子心王」ですね。。。「ロビン・フッド」の中ではリチャード1世はなにげに登場しているので、いまさら「へえ、そういう時代設定なんだ・・・」と思った次第。NHKの大河と同じく時代考証はしっかりなされており、当時の風俗はこうだったのねーと興味深いところがいろいろある。そういう意味でも結構面白く見ていた。シーズン3では、せめて「勧善懲悪」を完遂してほしいな。ヨーロッパの物語は、そうは問屋がおろさないのだけど。。。
2009.08.04
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