ちゃむのバレエとオペラと海外TVドラマの日々

ちゃむのバレエとオペラと海外TVドラマの日々

2008.05.17
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演出の蜷川御大の名前でチケットを確保。


作:清水邦夫  演出:蜷川幸雄

斎藤実盛:野村萬斎    
斎藤五郎:尾上菊之助
斎藤六郎:坂東亀三郎  
藤原権頭:津嘉山正種  
郎党時丸:川岡大次郎  
巴:秋山菜津子      

中原兼光:廣田高志   
中原兼平:大石継太  
郎党黒玄坊:大富士
平維盛:長谷川博己   
乳母浜風:神保共子  
城貞康:二反田雅澄


平家の武将・斎藤実盛と木曽義仲の戦いの日々。
実盛の息子・五郎(すでに死んで、亡霊として父親とともにある)に続いて
弟の六郎も義仲軍に走る。そこで六郎が観たものは、狂っていく義仲軍の面々・・。

なんだかどっかで聴いたことのあるような話だなと思っていた。

コクーンでの芝居のパンフは結構高いので買わないでおいたら、

木曽義仲軍を70年代当時の連合赤軍のイメージにダブらせたり、新劇と小劇場との
関係に捉えられたり・・・といったことがあるようだ。

後者はさておき、連合赤軍になぞらえてるとしたら、
狂っている女性リーダー・巴御前のモデルは、もしやあの・・・。

なんかゾッとしたが、今の時代におけるメッセージはまた別物だろう。



菊之助の父親役ってことはないでしょーと思うが、声を聞かない限り
舞台上の実盛は萬斎さんには見えない。
ポスターは、かなりかっこいい萬斎さんのままだが、客引き用(笑)。
実際はホント老人みたいな扮装に演技。

そして、今回ほんとに感心したのは、2階にいる私に声がクリアに聞こえるのが
主役の萬斎さんと菊之助さんだけ。

いや、他の役者さんたちだって、いつもの他の芝居並の滑舌ではあるけど、
小さな声でささやいてもちゃんと聞こえるのはこのお二人だけだった。
オペラだと、ソットヴォーチェなのに客席後ろまで声が届く、みたいな感じ。

それはやはり伝統芸能の底力なのだろう。

今回、もう1つの柱として、拮抗する「老い」と「若さ」というテーマがあったが、
演じきれたのは萬斎さんだからだと思う。

平家物語の一節で有名な実盛の最後は鬼気迫るものがある一方、なんだか実盛が
解放されたような感じもあって、もいちど平家物語を読み返してみたくなった。

秋山菜津子さんの巴は、あまりに上手かったために途中からそのモデルを
思い出し、もう怖さが先に立って(汗)、それ以上の感想がわかない。


いろんなことを書いているが、久々にかなり面白い芝居を見たのは事実!





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Last updated  2008.05.18 22:31:31 コメントを書く


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