ちゃむのバレエとオペラと海外TVドラマの日々

ちゃむのバレエとオペラと海外TVドラマの日々

2008.12.28
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
年末の大掃除もそこそこに、新宿バルト9へ。
毎日18:30から上演してるけど、1週間単位なので、明後日から帰省してると見逃すことに気付いたのだった。


指揮:アントニオ・パッパーノ
演出:デイヴィッド・マクヴィカー
ロイヤル・オペラ合唱団
ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団

フィガロ:アーウィン・シュロット(バリトン)
スザンナ:ミア・パーション(ソプラノ)
バルトロ:ジョナサン・ヴェイラ(バス・バリトン)

ケルビーノ:リナート・シャハム(メゾ・ソプラノ)
アルマヴィーヴァ伯爵:ジェラルド・フィンリー(バス・バリトン)
ドン・バジーリオ:フィリップ・ラングリッジ(テノール)
伯爵夫人ロジーナ:ドロテーア・レシュマン(ソプラノ)
アントーニオ:ジェレミー・ホワイト(バス)
ドン・クルツィオ:フランシス・エガートン(テノール)
バルバリーナ:アナ・ジェイムズ(ソプラノ) 
(2006年上演)


《カルメン》のときも同様ったけど、「今さら《フィガロ》?」みたいな気持ちで出かけたのは大きな間違いで、すごく充実した上演だった。

演出はオーソドックスながらキメ細かくて、芝居を見ているように楽しいし、それをちゃんと意識して歌手の誰もが「役者だわ」と思わせるほどの芸達。
(アーウィンはちょっと芝居っ気が薄かったかも。その分、歌唱でカバー・・・みたいな。)




イケメン・アーウィンのアップは見るたびにうれしい♪
彼の声はバリトンとは言え、低め。
フィガロにしては堂々としてる。
その分、茶目っ気はそれほどでもない。

ジェラルド・フィンリーは先般の「ドクター・アトミック」で、苦悩する科学者役で、知的で現代的ノーブルさが気に入ったのだが、今回の伯爵は3枚目な悪役にデフォルメしてて(表情からしてルパン3世みたいに変わるのだ)、余裕のある歌いっぷりがときどき主役を喰っていた。


男性2人と比べると若干弱めのスザンナ、ミア・パーションと、伯爵夫人、ドロテーア・レシュマン。バーションは気の強いスザンナを好演してて、レシュマンはまだ可愛い感じの残る伯爵夫人だった。

主役級以外では、ドン・バジーリオのフィリップ・ラングリッジが快演。
「ロバの皮」の歌もカットされなくてよかった。


演出は1830年の革命直後のフランス貴族館を想定しているのだとか。
(これは終わるまでわからなかった。でも、確かに服装はそれっぽい。)
なんで??とは思うけど、王政復古後ということであれば、貴族が復活したからこそ権威にしがみついているサマや、使用人たちの主人との距離感のなさもしっくりくる。

演出は、映画的と思うほど凝ってて、幕が上がって序曲の間、召使いたちが上手に並ぶ大きな窓を順番に開けていき、その後、召使いは執事(家令?)の身だしなみチェックを受ける。両手の甲を差し出して、その後それを手の平を上にして、というようなチェックぶりも細かい。

女中たちは洗濯物籠をいくつも運ぶ。
その間も召使や女中たちはお互いにキスしたりふざけあったり、きっと実際もご主人の目を盗んでそんなことはいっぱいあったんだろうな、というようなことがいっぱい。

ヨーロッパのリアリティだな、と思ったのは、フィガロとスザンナに割り当てられる部屋を見たとき。これまでのどの演出より、ひどいレベル(演出が悪いというのでなく、部屋のレベルが低いということ)。まるで物置のよう。ご主人の部屋と大きさしか変わらないのは変だといつも思っていたので、ある意味リアリティがあった。


パッパーノとオケの音楽もモーツァルトの軽妙さが出ていてよかったと思う。
その音楽が演出を生き生きとさせている。

DVDは出ているが、日本語字幕が付いてればぜひ欲しいと思った。
DVDの表はカッコいいシュロット↓!
フィガロ2.jpg





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.12.29 14:13:09
コメント(0) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: