Donnie Darko 2001 USA リチャード・ケリー監督 ドリュー・バリモア製作総指揮 ジェイク・ギレンホール ドリュー・バリモア パトリック・スウェイジ
「すんごく中途半端で訳のわからんB級映画だけど絶対キミは好きだと思うよー」とダンナに言われてシブシブ見たのがこれ「ドニー・ダーコ」んでどうだったのか?というとこれが良かった!のでありました(単純) 主人公は境界人格障害でちょっとやばめ側寄り。イマジナリー友達の黒ウサギは日々出現するし、日常の空間を平気で幻覚が交錯するし、でも可愛い転校生と恋に落ちたり、クラスメートにいたぶられたり、友達とタバコを吸いながら空き缶シューティングに興じるどこにでもいるようなちょっとヘンだけどフツーの高校生。子供時代から大人に差し掛かる直前というのは理想と現実のギャップを目の当たりにするコトの連続で、向こう側のオトナは皆キレイゴトだけの偽善者にしか見えない時期だ。ましてやちょっとだけ人格障害なんているハンディキャップを持ち合わせている彼には、日常がキツイことこの上ない。毎週セラピーには通わなければならないし、両親はガミガミ、TVではインチキ宗教カリスマがFearに打ち勝とう!と勧誘しているし、道徳の授業ではまっとうな意見すなわち反逆・異端と判断されてしまうし、ちょっと理解ある英語の先生はクビになるし、あーあやってられないっすよ、といったところか。僕は何をしているんだろう、僕は僕自身でいてはいけないみたいだ、僕はどこへいくのだろう、僕はどこからきたのだろう、僕はこのまま黒ウサギに支配されちゃうのかな?そんなある日の夜、彼の家に飛行機のエンジンがどーんと降りてくる。ドッカングシャグシャバリバリと家の屋根を突き破り、彼の部屋を直撃。しかし彼はその夜夢遊病者のように近くのゴルフ場で寝ていたため助かる。エンジンが落下したけれど肝心の飛行機本体が見つからず!という不可思議な事件は一時町じゅうの格好のニュースとなるが、主人公にとっての日常は変わらない。しかしこの日を堺に彼はひとつの結末「そこ」へと向かって進むのであった。 タネ明かしはしませんが、ラストであーそういうことねーという解釈が見た人の数だけあるような結末です。つまり「これよ!」というはっきりくっきりした正確な回答も親切な説明もはナシ。見た人の解釈により駄作にもなるし傑作にもなるという作品です。ついでにBGMがなつかしの80Sというあたりでちょっとポイント高かったです。いきなり幕開けでガツーンとEcho& the Bunnymenの"Killing Moon"これは反則です。他にもJoy Divisionや初期Tears for Fears等印象的かつ意味深。