One Nation Under A Curry

One Nation Under A Curry

2010年04月14日
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カテゴリ: これは凄いっ

日本って所は上っ面だけサラッとさらっていって、かっこいいこと言う・・・・・これを見抜けないとこがありますよねぇ。騙されやすい。まぁサラッとしていることがちょっとお洒落に見えたりするもんですが・・・・でもねぇ「判る人には判る」んです。濾過されてサラッとしているのか、どうか・・・・。

突き抜けると「解かる事」っていうのがあります。
山越えないと見えないこと。
でもねぇ「山」って下にいても天気よければ山頂が見えるから麓からでも「語れる」んですよねぇ、山のこと。登らなくても。
でもいろんな事柄って突き抜けようとすると不思議に通る道は同じなんですねぇ。だからちょっと話するとその人がどんだけ労力をかけてきたのかがわかるんです。この「知りたい」という無駄な原動力がおもしろい。

「辛いもの」っていうのも同じ・・・・
昔、インターネットもなかった95年ぐらいからパソ通で情報をとったりしてエアメールでHOT SAUCE 見たいな物を買ってたりしました・・・・・
アメリカってとこは馬鹿に楽しいことでそういうことに労力を注ぐ。絶対的な馬鹿力をもって全力で突き進むんですねぇ。辛いものだとHOT SAUCEの市場ってのはもともとあったのに90年代後半に拍車がかかっていくんですねぇ、馬鹿の爆発。
いまでは極辛なんてのは当たり前で「美味しい」かどうかの大会なんてぇのも全土で開催されてます。

よく質問されます・・・・「インドとかって辛いカレーなんですよねぇ」
あと「現地と同じ辛さなんですかぁ」って・・・・・
「現地の辛さで作ってくださいよっ、僕辛いのだいすきですから」って・・・・

インドとかに行ったことがある方はご存知ですが・・・・・
カレーって「いわれる物」は普通に辛くないです、ごく普通。
インド人も別に辛いもの好きじゃない、ましてネパール人は苦手なぐらい。
もちろん辛いものもありますよぉ、スパイスとしてチリ使ってますからねぇ、でものた打ち回るほどではない。
「辛いもの」もあれば「辛くないもの」もある、これが真実。
こことっても大事っ「辛いもの」もあれば「辛くないもの」もある。
ラーメンだってとんこつもあれば醤油もあるね塩もあるのと同じこと。
みんな辛いものが食べたければ「グリーンチリ」をかじりながら食べる・・・こんなことしてます。

インド料理屋さんで「辛さを選べる」のは、まぁ日本人向けサービス。
最高のビジネスマンであるインド人たちの心からの「日本人向け」サービス。
むかしよくインド人やネパール、バングラの人たちと話してましたが「ニホンノヒト カライノ ナンデ スキナノ ボクタチ カライノ アマリ タベナイノニ バカジャナイカ」「スシ タベルノニ ワサビ イッパイ イレテッテ ミンナ イウノカ」

辛いカレー(簡易的にそういわせていただきます)が存在するのはその店の味だったりコックさんの作り方だったりということで総じてインドやネパール、バングラの食べ物が「辛い」わけではありません。
僕等が「日本人にあわせている」と言ってるのはビジネスとしてちゃんとした味で提供したいという「方便」です。「これが一番美味しい」とおもって作ってる。
確かに本来のレシピから3割ほど辛さを調節していますがそれは「日本に住んでいる人が好む味」を出しているから・・・・というより僕らのお店の味。

インド人たちが日本でお店をやるのに「サービス」としてやり始めた「辛さ調節」。
はじめは日本人に喜んでもらおうとサービスとしてはじめたことが・・・・
インド料理は本当は「辛い」となり・・・・・
辛いものは美味しいと錯覚におちいり・・・・
「辛く」ないのは本当ではないとなり・・・・
「辛く」ないのはカレーとして美味しくないとなり・・・
「辛く」ないのはインドカレーではないとなり・・・・
「スパイシー」だと喜ぶ、変なスパイスの使い方ないのに・・・・
インド人たちは日本で開業した店で「日本人が好んでいると思われる」好きでもない辛いカレーを作る・・・・・

なんなんだぁこの馬鹿馬鹿しいサイクルは・・・・・ほんとっ馬鹿馬鹿しい。
この馬鹿馬鹿しさが判るとカレーって凄く面白くなる。
辛くないカレーにベクトルが向くと急にわかってくるんですよぉ・・・・

うちでもよく「辛くしてもらえるんですかぁ」って・・・・・言われます。
まぁそんな時はいつもこんなやり取りをしますよぉ、体験したり、知っているお客さんは笑っていますけど・・・・

「カレー辛くしてもらえるんですかぁ」
「辛いのお得意ですかぁ」
「大好きです、いままでどこのカレー屋さんでも一番辛いのにしてました」
まぁこの時点でこのお客様さまってて辛いものが本当は好きではないことが判るんです。まぁ言うなら「辛いものが苦手」の部類。だってお店で出されるものって安全なものですからねぇ、本当はそんなのちっとも辛くない。本当に「辛いもの好き」な人って行き着くところ一緒ですからねぇ。だいたいその言葉に出てきた単語で判りますよぉ、本当にスキかどうかって。
「基本的にうちのお店、辛さの調整はしてませんので・・・・特別にお出しする唐辛子でご自分で調節してもらってます」
「はぁ・・・自分でかけるんですねぇ、料理としてもらって出してもらえないんですかぁ・・・どこのインドカレー店でも調理して出してくれたんですけどやっていないんですかぁ・・・・」
「でも日本国内のお店で一番辛く調理されたカレーだけですよねぇ、お客様が今までお食べになった辛いものって」
「はいっ 激辛だったり、地獄、ベリーベリーホット、100辛・・・・・」
「はぁ・・・・ じゃぁ もしうちで調理してお料理をお出ししても食べれませんねぇ、うちの辛さは無理です」

そぅそりゃラグビーで例えるなら高校生のラグビー部員がワラビーズのプロップ(PR)マット・ダニングとスクラムを組むみたいなもの・・・・首もげますから・・・・ファーストスクラムで。
そんなことしませんよねぇね普段の生活で・・・・・免許取り立ててで「F1に乗らせろっ」て言ってるのと同じ・・・・
よくこんなやり取りをしていると厨房の奥で聞いているうちの赤シェフは「またやってる」と笑ってます・・・・
僕が持っているものだってタバスコの2000倍とか1000倍とか500倍とかってもの・・・・食べ物ではないですからねぇ・・・・だってそんなの調理したら命の危険がありますから・・・・・作るほうも食べるほうもねっ。
なんでこんなもの持っているのかって・・・趣味です。馬鹿な人間たちが馬鹿に邁進していく姿は美しい、楽しい。
だってねぇ大体、すし屋行って「自分でにぎるからネタとシャリ頂戴っ」って言いますかぁ、すし屋でっ。インド料理だからってちょっと馬鹿にされてるのかなぁ・・・・

★本当の辛いもの好きな人って「自分で持ってきますから」・・・・逆をいえば「自分で持っていない」「自分で作らない」はそんなん本物ではないっていうこと。大体こんな人たちって馬鹿者です。こういう人たち凄く楽しいっ、大好きです。切っ先が鈍いのに一生懸命に鋭い人たち。

話はそれましたが、いろんなお店で本来の味をぜひためしてみてください。
仙台にもいろいろなインド料理屋さんがあります、それぞれのコックさんが「自分たちの味」で頑張ってやっています。そこの料理屋さんの本来の味をみて「あっここのあの料理が美味しい」となってもらえば楽しくなってきますよぉ、絶対に。

ちなみにうちでは個人的趣味で「辛いもの」をお出しすることがあります。あくまでお店としてではなく個人的趣味で・・・・「本当の辛いもの」を楽しんでいただくために。楽しんでいただくために食後にお出ししてます。
そりゃ15年ぐらい世界からそういうもの取り寄せて食べてますから。でもそれはあくまで「お遊び」です。
もう一回いいます「お遊び」です。

もしよかったら楽しんでいってください。
辛いもの
但し、食後に






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最終更新日  2010年04月15日 00時44分09秒
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