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今日から6月。暦の上では、今日から夏なんですよね。もう衣替えの時期なので、着る物も夏物に変えなければいけませんね。といっても、今年は早いうちから夏物を着ている人が多いですけど。今日の最高気温は26℃。木陰にいれば涼しい気温ですが、スーパーなどの店内ではもうエアコンを使っていますね。私は今日も図書館へ出掛けて、面白そうな横溝・乱歩本は無いか探してみました。今回借りたのは、横溝正史原作の「夜の黒豹」。ホテルで起きた女性の連続殺人事件。死体には何故かマジックで青いトカゲが描き残されていますが、犯人と思われる黒いコートの男の正体は・・・・・・?次は、これも横溝正史原作の「吸血蛾」。きれいな感じの表紙絵です。伝説の狼男のような怪人が現れ、女性の連続殺人事件を起こしては死体に蛾を残していきます。最後は、これも横溝正史原作の「悪魔の寵児」。レインコートを着た正体不明の雨男が、次々と連続殺人事件を引き起こしていきます。金田一耕助が活躍する事件も、都会が舞台になると展開が江戸川乱歩的な感じがします。 また可愛いキャラクターに出会いました。大阪市西区のキャラクター・にっしーくんです。 可愛いウサギさんもいました。 きれいな花も咲いていました。もうアジサイの季節ですね。今回見つけた本は、どれも年季が入った滅多に手に入らない本、いわゆる掘り出し物の数々でした。またこういう本を借りてみたいです。
2024.06.01
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色々あった5月も最終日。私は会社からお給料をもらった帰り道、コンビニへ立ち寄って買い物をしましたが、そのついでにコンビニに置かれているガチャポンで可愛いハンカチをゲットしました。「つぶらな瞳の水族館」というキャラクターのシリーズで、私が入手したハンカチの他にも4種類のハンカチがあります。 今のガチャポンは、マスコットだけで無くハンカチも入っているのですね。可愛いハンカチ、これからも大切にしたいです。
2024.05.31
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何やら痛ましい事件が起きました。兵庫県姫路市に在住する60代の夫婦が、同居する91歳の母に暴行を加えて死亡させたそうです。犯行に及んだのは夫婦だけで無く夫婦の30代の息子も暴行に加わったらしいです。事件は昨年の10月に起きたらしいですが、その時には周囲はその家のお祖母さんは病気で亡くなったものと思っていたようですが、後の調べで祖母の体には複数ヶ所の痣がある事が分かり、家族から受けた暴行により死亡した事が判明しました。殺害された91歳の祖母は、日頃から騒いだり家族に暴力をふるう事があったそうで、家族も介護施設に入れるかどうかについて市と相談していたようですが、市は聞き入れてくれなかったらしいです。詳細はこれからの調べで分かっていくと思いますが、もし姫路市がこの事に関してもっと親身になって聞き入れてくれていたら、こんな悲惨な事態は起きなかったのでしょうか。ともあれ、高齢者の介護の難しさを考えさせられる事件です。91歳母親暴行死で息子と孫を逮捕 家族が介護相談するも、市は介入する必要ないと判断 兵庫・姫路市
2024.05.30
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今日は涼しい晴れの日になりました。昨日は久し振りに雨が1日中降りました。四国の方では床上浸水の被害が出たようで、大阪でも大雨警報が出ていましたので山沿いでは若干の床上浸水があったかもしれません。昨日は雨降りでも蒸し暑くて、会社では少し早いですがエアコンを使いました。雨上がりの今日は放射冷却で気温が下がり、最高気温は24℃。やや風がきつかったので、ちょっと肌寒かったです。天気予報によると、明日はまた雨が降るとの事。季節の変わり目は天気が崩れ易いですので、体調管理には気を付けなければいけません。気分的に鬱になりますが、そんな気分を吹き飛ばす為に面白い動画の数々を載せようと思います。懐かしのドッキリの動画を検索したところ、色々と面白い動画が見つかりました。最初のは「スターどっきり㊙報告」ですが、後の2つは素人さんのドッキリです。手製の着ぐるみや被り物で、なかなか手が込んでいます。では、どうぞ笑って下さい(笑)。どっきりエレベーター ゴリラが出たぞ【恐怖】ゴリラ襲撃ドッキリ Gorilla Prank【ドッキリ】街中でゴリラが人を襲う (イラストは無料イラストを頂きました)
2024.05.29
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可愛いゴリラの赤ちゃん動画を見つけました。小さな赤ちゃんゴリラがお兄さんゴリラと遊んでいるのですが、赤ちゃんゴリラはお兄さんゴリラにとても懐いています。お兄さんの方も赤ちゃんを自分の弟と認識しているのか、とても面倒見が良いです。とにかく、どんな動物でも赤ちゃんは無邪気で可愛いですね。微笑ましいです。('19)一緒に遊び始めた兄弟ゴリラ 2☆Gorilla【京都市動物園】
2024.05.28
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夏鳥・ブッポウソウの鳴き声の動画を見つけました。この鳥の名前だけは知っていたのですが、鳴き声を聞くのは初めて。何でも、フクロウの一種のコノハズクの鳴き声と勘違いされて付けられた名前だそうです。ブルーの羽の色がきれいな小鳥ですが、絶滅危惧種に指定されているそうです。これ以上、環境破壊が進まないで欲しいです。ブッポウソウの鳴き声(さえずり・地鳴き)
2024.05.27
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今日も夏日の良い天気でした。日中は汗ばむような陽気ですが、夕方近くにはマシになりました。私は散歩がてらに最寄りのデパートに出掛けて、何か良いグッズは無いかと探してみました。今回購入したのは、可愛いウサギがパッケージに描かれたパズルシールブックです。 番号の指示通りにシールを貼り付けて、色付けをしていきます。絵は全部で8枚あります。 もう1つは、可愛いウサギを始めとする可愛い動物達のシールブック。パーティーの絵が8枚。この絵の空いている所にシールを貼り付けて完成させていきます。面白そうですので、また暇な時にでも完成させていきたいです。
2024.05.26
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今日も初夏らしい陽気の良く晴れた1日でした。最高気温は26℃。夏日ではありましたが木陰に入ると涼しいですので、私は今日も図書館へ本を借りに行きました。今回借りたのは、江戸川乱歩原作の「堀越捜査一課長殿」。元小説家の銀行員が銀行強盗を計画しますが、警察の目を欺くトリックが凄いです。もう1つは、これも江戸川乱歩原作の「ふしぎな人」。少年探偵団シリーズの番外編のような内容です。近頃は学校図書館に置かれている少年探偵団シリーズ以外の話が読めるようになって興味深いです。
2024.05.25
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群生する菖蒲の花の動画を見つけました。神奈川県川崎市にある生田緑地に咲く菖蒲の花々で、青紫・赤紫・薄紫・ピンク・白色の菖蒲が色とりどりで、色合いがとてもきれいです。アヤメも菖蒲も今ぐらいが見頃と思いますが、どちらも初夏を代表する花ですね。菖蒲の季節 生田緑地
2024.05.24
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イソヒヨドリの子育て動画を見つけました。何と、マンションの給湯器の中に巣作りしてしまったようで、雄と雌が共同で子育てをしていました。通常5~6個の卵を産むようで、青い卵がとてもきれいです。雛達は無事に巣立ったようですが、その後は業者に給湯器の中の巣を撤去してもらっていました。次に来る時には巣箱が用意されていれば良いですね。イソヒヨドリ 巣作り騒動記
2024.05.23
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今日は、やや雲の多い天気でした。最高気温は25℃でしたが、やや風がきつく、日陰に入ると肌寒い感じでした。全体的に過ごし易い1日でしたので、私は会社帰りにデパートへ寄り道しました。デパートの100均で、サイズ大きめの可愛いウサギのシールを発見。早速購入しました。こちらは、切り抜きの表面に透明テープを貼って作った手作りシール。 可愛いウサギのマスコットもありました。大好きなカレーパンマンのマスコットも・・・・・・(笑)。そろそろ、ウサギ以外にも目を向けないと・・・・・・ですね(苦笑)。
2024.05.22
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可愛いゴマフビロードウミウシの動画です。再び海のウサギ・ゴマフビロードウミウシが見たくなり探してみたところ、前回載せた動画より長めの動画を見つけました。これで、じっくり堪能できます。この海の生物に目鼻口をつけたら、本当にウサギですよね。自然界に生きる生き物は面白いです。Sea bunny 雲見ダイビング ゴマフビロードウミウシ
2024.05.21
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横溝・乱歩作品の感想を書かせて頂きます。今回は横溝正史の作品の感想を書きたいと思います。どちらかというと推理物というよりは冒険活劇っぽい内容が多く、どの話も手に汗握る展開で面白かったです。まぼろしの怪人神出鬼没で変装名人。まるで怪人二十面相を思わせる怪盗・まぼろしの怪人が現れます。この怪盗に立ち向かうのは、三津木俊助記者と探偵小僧・御子柴進くんですが、このまぼろしの怪人、とにかく人を食った奴でして、逃走するのにサンタクロースの服を奪ったり(寒い時に服を奪われたサンドイッチマンさんが可哀そう)、橋住小澄という御子柴進の字を並べ替えたような仮名を使ったり(これには御子柴くん、激怒します)、三津木記者の勤め先の新聞社を誹謗中傷するような文章を他の新聞社に送ったり、ホント癪に障る奴です。今回は、御子柴くんのうっかりが目立ちます。まぼろしの怪人の手下に騙されて、朗読の催眠で刑務所の看守を操る事に加担させられ、一度は逮捕したまぼろしの怪人を逃がしてしまいます。朗読の催眠は「白蠟仮面」の時に体験済みでしょうに・・・・・・(汗)。それとも、この話は全然別世界の事なのでしょうか?またまたイスラム系の殿下が来日したり、謎の美少年が出てきたり、思い込みによる復讐劇があったり色々な事が起きますが、さすがのまぼろしの怪人も最後には御用となります。(でも、本当に安心して良いのでしょうか?また替え玉だったりして)迷宮の扉三浦半島に建つ「竜神館」という2つのお屋敷。その屋敷の主人というのは、中学生ぐらいの双子の兄弟。2人のうちのどちらが父の莫大な遺産を相続するかを巡り親族の間で醜い争いが始まり、ついには殺人事件にまで発展してしまいます。事件の引き金は、双子の兄弟の父である当主の最愛の部下が殺された事から始まります。これから起きるであろう遺産相続を巡る殺人の序章とでも言わんばかりに彼が殺された事で、犯人をあぶりだす為に双子のうちのどちらかが死んだ時は生き残った方を相続人にする内容の遺言状を書きます(当主は自分が死んだ事にして身を隠していて、実は生きていました)。その結果、双子の兄弟はどちらも殺されてしまいますが、なぜ双子の父はこのような非情な遺言状を書いたかというと、2人の行く末が哀れと思ったからとの事。双子は誕生時は体がくっついた状態で生まれてきたので手術で切り離し、おまけに2人とも体はひ弱で知的障害もあるようです。普通の親なら例えどのような子が生まれてきても愛情をもって育てるでしょうが、この父親は職業軍人。お国の為に役立つ事ができない身の上は哀れというような考え方があるのかもしれません。そういう子だからこそ愛情を注いで育てるのが生き甲斐という親もいますけど、どちらが正しいのでしょうか・・・・・・。犯人は親族の者でしたが、莫大な財産というものは骨肉の争いの元。悲しいです。片耳の男運送船・北極星が嵐で沈没する際に逃げ延びた2人の船員。積んであった砂金を取り合いしていたが、生き残った1人は良心の呵責から、砂金の元の持ち主である北極星の船長の遺児である兄妹に金品を貢いでいました。更には自分の死期が近いので兄妹に砂金を譲ろうとしました。そこへ生きていたもう1人(片耳の男)が兄妹に魔手を伸ばしてきますが、主人公の文武両道の医学生により阻止されます。庭の7つの女神像を北斗七星に置き換えて北極星のある位置に砂金が埋めてあったというのが面白いです。(「迷宮の扉」収録)動かぬ時計母を知らない主人公の貧しい少女。その少女に毎年のように色々な贈り物が届くようになりますが、贈り主が誰なのかは不明(少女の父は何やら知っているようです)。ある年には、少女に高価な金時計が贈られます。少女はその高価な時計を大切にしていましたが、ある日突然、時計は動かなくなってしまいます。少女は故障を直そうと時計の裏蓋を外しますが、そこには見知らぬ女性の写真が入っていました。どうも彼女が少女に贈り物をしてくれている人のようなのですが、新聞の記事でその女性が交通事故で死亡した事が報じられていました。その日は時計が止まったのと同じ日でした・・・・・・。私が思うに、その女性は少女の母親だったのではないでしょうか。貧しい夫と別れて金持ちに嫁ぎ、毎年のように娘に贈り物をしていたのだと思います。(「迷宮の扉」収録)黄金の指紋「怪獣男爵」「大迷宮」に続く怪獣男爵登場の第3弾。今回は、怪獣男爵の子飼いの部下である小男さんの出番が多いです。莫大な財宝を狙う悪の一味の隠れ家に侵入して、そこに攫われていた財宝の受取人である少女を横取りして怪獣男爵に捧げます。少女が財宝の受取人である事を記す、少女の指紋が焼き付けられた黄金の燭台。この燭台をある青年から託された主人公の少年と金田一耕助が、怪獣男爵一味と財宝を狙う一味と三つ巴の戦いを繰り広げます。手に汗握る展開は面白いのですが、この財宝狙いの悪の一味、黄金の燭台もろとも青年の命を奪う為、灯台守を殺害して青年の乗る客船を座礁させるというテロ行為を働いたのが恐ろしです(殺された灯台守は、主人公の少年が慕っていた男性)。この為に数十人の犠牲者が出ましたが、こんな事に巻き込まれたのでは被害者も遺族も浮かばれませんよ。絶対に許せません!!(怒)最終的には悪の一味は滅び、財宝である少女の父の残した大量の宝石は黄金の燭台の中に隠されていました。少女はこの宝石を恵まれない人達の為に使う事を誓います。怪獣男爵と小男は例によって行方不明。どこかで生きているとは思うのですが、怪獣男爵のシリーズはここまでという事になります。迷路の花嫁この物語は推理小説というよりも、怪しげな心霊術師によって食い物にされた女性達を救う若き小説家の物語で、金田一さんは殆ど脇役です(というか目立たない)。この悪徳心霊術師、祈祷と称して女性の純潔を奪い、それを弱みとして女性達から大金を脅し取り、言うがままに支配していました。女性の尊厳を踏みにじり、彼女達の周りの人々まで巻き込み苦しめる極悪非道の大罪人。絶対に許せません!!(怒)主人公の小説家さん、心霊術師に苦しめられている女性の為に愛する人と縁結びしてあげたり、落ち着く先を用意してあげたり、最終的には女性達にけしからぬ振る舞いをしている写真のフィルムを処分して、すべての女性達を弱みから解放してあげます。女性達を恐喝する材料を全て無くした心霊術師、怒りのあまり小説家を襲撃して重傷を負わせますが、その報復に小説家を愛する女性から劇薬の洗礼を受けます(彼女は、その後自殺)。小説家は、彼を慕う多くの人達に看取られながら息を引き取ります。私としては彼を助けて欲しかったです。花の通り魔横溝先生の時代劇小説。歌舞伎役者くずれの遊び人・お役者文七というキャラクターが主人公です。人形佐七が岡っ引(警察官)なのに対して、お役者文七は遊び人(一般市民)の探偵なので、その分、自由がきいて親しみが持てます。お役者文七が夜釣りをしている時、古いつづらを引き上げてしまいますが、中に入っていたのは何と!!若い女性の無残な死体!!被害者の女性は、人気浮世絵師が描いた3人娘の1人。残りの2人も襲われますが、1人は殺され1人は助かります。最初の被害者の帯から偽小判が見つかった事で、事件は贋金作りに繋がっている事が判明し、お役者文七の活躍で贋金作りの一味は捕らえられます。茶店の少女が文七さんに協力してくれたのが微笑ましいです。今回は、ここまで。
2024.05.20
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日曜日は雨!!それでも返す本があったので私は図書館に向かい、また新しく本を借りました。今回借りたのは、寝屋川市立中央図書館で見つけた「聖女の首」。横溝正史の短編集で、あまり知られていない未読の作品が収録されています。大阪の色々な場所の図書館で面白そうな横溝・乱歩の本を見つけましたが、まだ後もう少し探すと思います。どの話も味わい深く、心に残る話が多いです。
2024.05.19
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夏日の中、私は図書館へ向かいました。今回借りたのは、池田市立図書館で見つけた「鬼火」。横溝正史の初期の作品集です。次は、泉南市立図書館で見つけた「刺青された男」。これも横溝正史の初期の作品集です。最後は、枚方市立蹉跎(さだ)図書館で見つけた「蜘蛛男」。表紙絵は違いますが、こちらの方には乱歩先生のもう1つの長編「盲獣」が収録されています。最高気温は27℃でしたが、木陰に入ると涼しい風が吹いてきました。図書館帰り、私は公園に立ち寄ってスズメ達にパン屑を献上しました。子育ての時期なので、スズメもムクドリもパン屑を咥えて巣に運んで行きました。雛達が元気に巣立って欲しいです。
2024.05.18
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江戸川乱歩の短編ドラマの動画を見つけました。NHKで放映されたドラマの数々ですが、これまで読んだ乱歩作品が映像になると新鮮に映ります(まだ未読の作品が1本収録されていますが、良しとします)。どうぞ、お楽しみ下さい。江戸川乱歩短編集1江戸川乱歩短編集2江戸川乱歩短編集3江戸川乱歩短編集(明智編1)江戸川乱歩短編集(明智編2)江戸川乱歩短編集(明智編3)
2024.05.17
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横溝・乱歩作品の感想を書かせて頂きます。今回も江戸川乱歩の感想を書きたいと思います。今回の作品群は、なかなか面白かったです。影男乱歩先生の作品の中でも一風変わった犯罪者・影男の物語です。頭脳明晰、スポーツ万能な彼は、遊び人、小説家、地主、若社長など、幾つもの顔と名前を持っていて、それらを全部使いこなしているから大したもの。天才なんでしょうね。地位の高い人々の弱みを握り大金を強請るような事をする反面、恵まれない少女の為に「あしながおじさん」になってあげたりもする憎めない一面も持っています。そんな影男に、殺人請負会社や秘密のパノラマ館(乱歩先生のパノラマ空間の中で最も女性の露出度が高い)の創設者が絡んできて、騙し騙され事態はややこしくなっていきます。後の方になってから明智探偵が登場し、パノラマ館で影男、殺人請負会社社長、パノラマ館創設者の3悪を一網打尽にしますが、その時の描写が私には頭がクラクラ。何と言っても、裸の女性が多数いるパノラマ館の中で、犯罪者も明智さんも警部さんも警官隊も全身真っ黒タイツ姿で駆けずり回るのですから・・・・・・(苦笑)。世間で正体がバレないように暗躍していた影男ですが、裏の世界で動くとなると、どうしても裏から裏へ話が伝わって深みに嵌っていく事になるのですよね。出所した暁には、真っ当な人生を歩んで欲しいです。覆面の舞踏者癖字で泣きを見る話。遊び人の友人に誘われて興味本位で秘密クラブに参加した主人公の男性。その秘密クラブで仮面舞踏会が催される事になりましたが、そこでとんでもない事態が起きてしまいます。秘密クラブの会長さん、ダンスの際のパートナーは各会員の奥さんが当たるように番号札を書いていたのですが、癖字の酷い人だった為「11」と「17」が紛らわしくなり、本来なら自分の奥さんが当たる筈だったのが友人の奥さんと当たってしまい(友人も番号札を読み間違えたらしく)、泥酔した勢いで何やら酷い事をしてしまったようです(これは友人も同様のようで)。乱歩先生も癖字で泣きを見た経験があるのでしょうか。ともかく、癖字は大きな間違いの元になりますから気を付けないといけませんね。自分も他人も。(「人でなしの恋」収録)モノグラム主人公の男性が、若い頃に思いを抱いていた女性の弟と知り合います。何やら、姉の形見の懐中鏡に主人公の男性の写真が入っていたらしく、彼はその女性も自分に思いを寄せていたものと思い喜ぶのですが、後にその懐中鏡は男性の現在の妻が修学旅行の際に盗まれた物と分かります。懐中鏡の中の男性の写真は妻が入れた物であり、男性が思いを寄せていた女性は盗癖のある泥坊娘だったというオチ。主人公の男性も美しい夢が壊れて失意を感じたと思いますが、その分、自分を本当に愛してくれている奥さんを愛してあげて欲しいです。(「人でなしの恋」収録)一人二役退屈していた主人公の男性が、別人に変装して妻の気を引こうとします。そうしたら、妻は本当にその相手(変装した夫)を愛し始めましたので、男性は自分の仮の姿に嫉妬心を抱くようにます。お終いには、男性は妻と離婚。変装した姿で妻と同棲するようになります。結局のところ、妻は夫の変装に気付いていて、男性は騙すつもりが反対に妻に騙されていたようです。面白い夫婦間の愛の確かめ合いでした。(「人でなしの恋」収録)(この話は、摂津市民図書館で見つけた「江戸川乱歩傑作選 獣」の中にも収録されています)偉大なる夢乱歩先生には珍しい軍事小説ですが、それでいて推理小説の要素もあります。戦時中に書かれた話だけあって、アメリカが徹底的に悪役になっています。それでも、アメリカでは日本に対して警戒する者がある中でも、上層部は日本を侮っているのは現実の世界のまま(この為に、アメリカは真珠湾攻撃で痛い目を見ます)。主人公はアメリカ人の血を引く青年で、明治維新から4代に渡るアメリカ側のスパイとして育ちますが、アメリカの無差別攻撃により母を亡くした事(アメリカ軍は日本国にいる同志まで殺害)、自分を愛する女性の献身的な思いによりアメリカを裏切り、仲間達を全滅させます。裏切った以上は、死あるのみ。青年は服毒し、愛する女性と日本での上司に看取られながら息を引き取ります。日本軍では妨害に遭いながらも新発明の超高速爆撃機を完成させ、日本の勝利は間違い無いという事で物語は終わりますが、戦時中から音速で飛ぶ飛行機を考えていたなんて乱歩先生は凄いです。実際に第二次大戦で日本が勝利していたら、どんな世界になっていたでしょうか?(「江戸川乱歩作品集Ⅲ」収録)防空壕戦時中、空襲見物を楽しむ主人公の男性が我が身が危うくなり、飛び込んだ防空壕の中で1人の若い美しい女性と出会います。命の危険が迫る中、男性は妻がいる身でありながらその女性と抱き合い、体を奪ってしまいます。朝には空襲は収まり、男性が目を覚ますと女性はいなくなっていました。女性の事が忘れられず、何とか手掛かりを掴もうとしましたが、結局女性は見つかりませんでした。防空壕の女性の正体は、何と防空壕近くに建っていたお屋敷で雇われていた婆やさん!灯の明るさが不鮮明であると、皺隠しのフィルターの役割を果たしてくれるようですが、この婆やさんも若い時には結構な美人だったものと思われます。でも、男性に自分の正体を明かさず、美しい夢を永遠のものにしてくれた婆やさんは優しい人だと思います。男性は美女の幻影を抱いたまま、どこまで行くのやら・・・・・・。(「江戸川乱歩作品集Ⅲ」収録)化人幻戯大実業家の若く美しい人妻に思いを寄せる男性が次々に殺害されていきますが、被害者には必ず白い羽根が送られます。この大胆不敵な犯人に、明智探偵が挑みます。推理物としては本格的で、マネキン人形やテープレコーダーの使用、時計の細工といったアリバイ工作などを見ても犯人の頭脳の高さが伺えますが、その動機が明智探偵にも最後まで分かりませんでした(犯人の自白を聞いても理解不明)。よく漫画などでテーマにされている「サイコパス」という人種のようですが、乱歩先生がこのような人種を作品に書かれていたというのは驚きです。まさに後の時代の先駆者。この犯人の恐ろしさは、殺人動機が「恨み」や「欲望」といった人間的な感情では無く、愛情が高まると相手を殺すという、まるでカマキリに似た性質を持っている事。殺人に対する罪悪感どころか、自分自身の死の恐怖すら感じていないようで、これから警察に逮捕されて下手をすれば死刑判決が下されるかもしれないというのに、しれっとしているのが薄ら寒いです。今回は、ここまで。
2024.05.16
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横溝・乱歩作品の感想を書かせて頂きます。今回は江戸川乱歩・少年探偵団シリーズの番外編的な作品を集めた「江戸川乱歩からの挑戦状Ⅰ」の感想を書きたいと思います。少年誌に掲載された短編の数々のようですが、執筆は乱歩先生以外の人で、乱歩先生は監修といった感じでしょうか。なので、乱歩先生とはちょっと違った明智探偵や少年探偵団が楽しめます。本物の宇宙人や改造人間が出てきます。吸血鬼の島世にも珍しい明智探偵と二十面相の共闘が描かれます。イースター島の外れにある孤島の宝を狙った二十面相が古代ムー帝国の女王である女吸血鬼に襲われ、無線で明智探偵に助けを乞います(部下達は、みな血を吸われて吸血鬼に・・・・・・)。イースター島へ飛んだ明智&小林コンビ(+ポケット小僧)は二十面相を救出し、日光の力で吸血女王を撃退。古代ムー帝国には吸血病という病気が流行したらしいです。きえた宇宙少年宇宙から来た少年と仲良くなる小林・ポケット・マユミさん。少年は大量のダイヤを普通に持ち歩いています。それを知った二十面相は、少年を誘拐して人質にして親から大量のダイヤをせしめようとしますが、小林くんの機転で宇宙少年を数多くの地球の少年達の中に紛れ込ませ、二十面相に分からないようにして無事に彼を故郷の星に帰します。海底人ブンゴのなぞ豊後水道で海底人が発見されました。二十面相は海底人のせいにして盗みを働こうとするも失敗。いつもの如く二十面相が化けているのかと思いきや、そうでは無かったようで、海底人の正体は最後まで分からず仕舞い。一体、何者だったのでしょうか?最後に小林くんとポケットくんは、明智探偵にアケチ式予言機で海底人が支配する世界を見せられますが、あれは明智探偵の催眠術っぽいです。それにしても、1950年代から地球温暖化の事は言われていたのですね。のろいのミイラ放射能により博物館のミイラが次々に復活します。全ては二十面相の狂言でしたが、彼としてはこの事件によって人々に核兵器の恐ろしさに目を向けて欲しかったようです。二十面相の人間らしい一面が見られる話ですが、最後にミイラに化けた二十面相が博物館の警戒が厳重過ぎて逃げられなくなり、明智探偵に助けを乞うのは笑えます(笑)。魚人第一号!二十面相が悪の科学者と結託して、ある教授を特殊な薬で怪力を持つ怪人にしてしまい、更に催眠術で操り人々を誘拐する悪事を働かせます。最終的には、誘拐した人々を半魚人に改造しようと企みます。まるでショッカーです・・・・・・(汗)。でも、二十面相はマヌケな事に教授が発明した体から電波が出る薬をビタミン剤と思って飲んでしまい、明智探偵に居場所を突き止められてしまいます。最後に催眠が解けた教授さん、まだ薬の作用が残っていて、怪力で二十面相をブンブン振り回してくれます(笑)。死人の馬車明智探偵が登場しない外国が舞台の話。大きなお屋敷を悪人一味が襲撃し、住人のご夫婦を殺害しますが、屋敷の元の主人だった男性が屋敷を買い戻しに来たところ夫婦の死体を目撃。悪人一味は死人の夫婦に化け、馬車で男性を拉致しようとしますが、危ういところで男性は逃走します。男性の息子である少年は友達と共に悪人一味に拉致されるも、知恵を絞って脱出。駆け付けた警察により、悪人一味は御用となります。でも、逃亡の為とはいえ、扉に電気を流すのは、ちと危ない気が・・・・・・(汗)。生きていた幽霊強欲な極悪人が自分と瓜二つの大金持ちを殺害して彼に成りすまして財産を奪い、その息子である少年まで手に掛けようとしますが、少年は危ういところで小林くんに助けられます。小林くんと少年は幽霊に成りすまして悪人を脅かし、罪を自白させます。二十面相が相手の時とは違い、殺人が行われるのが怖いところです。魔法探偵術少年探偵団の井上くんとノロちゃんがハックルベリーの話を真似て墓地へ向かいますが、そこで怪しげな寺男が墓の中に何かを埋めているのを目撃。寺男の顔を見たノロちゃんの記憶を呼び覚ますべく、明智探偵は心理学博士にノロちゃんを催眠状態にしてもらいます(その時のノロちゃんの描写が笑えます)。寺男の正体は宝石強盗と分かり逮捕されます。悪魔の命令悪の催眠術師によってポケットくんが悪の手先にされてしまいます。お正月のお雑煮を食べた少年探偵団員の食中毒事件(ポケットくんも被害者)から始まり、小林くんの交通事故、更に大変な事に明智探偵が射殺される事態に発展してしまいます。実は、明智探偵には既に事件のカラクリがバレていて、ポケットくんが撃ったのは空のピストルでした。明智&小林のコンビの活躍により、悪の催眠術師は逮捕されます。雑煮の件は、ポケットくんが誤って多くの毒をこぼしてしまったので食中毒ぐらいで済みましたが、もし全ての毒が入っていたら少年探偵団は全滅していたとの事。恐ろしい事件でした。指乱歩先生の同名小説「指」とは別の作品。中国の料理人が知人を殺害して金を奪うも、金庫をこじ開ける際に右手の指の爪を剥がしてしまい、それを隠す為に指を切断(!!)。料理の中に指を混ぜて調理し、お客に出して食べさせたので証拠が無くなり事件は迷宮入りします(この辺のグロさは乱歩的ですね)。犯人は逮捕は免れましたが、警察の手が回ったので証拠隠滅の為にせっかく奪った金を焼き捨て、自分の指を切り落とすという痛い目を見る破目に。悪い事はできませんね。幽霊塔の謎?松林の多い漁村に建つ高い塔に隠された国宝級の仏像。二十面相(四十面相かな?)は風船を使ったトリックで塔の中の仏像を盗み出そうとします(風向きを調べる為に飛ばした風船の為に村では人魂騒ぎが起きたりします)。松林に引っ掛かるように風船を飛ばしたので、風向きの変わる時間や塔を見張っていた時間が決め手となって使用人に化けた二十面相の正体が暴かれます。ノロちゃんと吸血鬼ドラキュラ少年探偵団のノロちゃんが映画に出る事に!?それも吸血鬼と対決するという、ノロちゃんにはおおよそ似つかわしくない役柄。ノロちゃんのご両親の留守中の間、留守番役を務めている人のお勧めでオーディションを受けたら見事合格したらしいのですが、その凸凹プロダクションという嘘臭い名前の映画会社は既に潰れてしまったとの事。インチキだったのでしょうか?その留守番役、実は銀行強盗の1人。ノロちゃん宅の地下に銀行へ直結するトンネルを掘っていましたが、工事が終わるまで、冬休みに入ったノロちゃんを外へ追い出す為に映画出演の話を持ち掛けました。銀行強盗一味は捕まったようですが、留守番役はもっと信頼できる人に任せるべきですね。心霊術の謎短編というよりはクイズ。心霊術のドサクサで家の宝を盗もうとする犯人を明智探偵が探り当てます。犯人を割り出す決め手は「体重」でした。荒野の強盗団にせインディアン明智探偵の登場しない西部劇物。これも短編というよりはクイズ。利き腕による強盗団の頭の割り出しや、インディアンに化けたトリックを解き明かします。黄金の大黒さま天狗の足あと明智探偵の登場しない捕物帖。こちらも短編というよりはクイズ。サルを使った盗みのトリックや、赤ちゃん誘拐犯人を探り当てるのが面白かったです。これらの短編には、どれも最後にクイズがあって、正解者の読者には懸賞としてBDバッジなどの7つ道具の他に、伝書鳩やシェパードも送られたそうです。1950~60年当時は大らかな時代だったのですね(懸賞の鳩ポッポやワンコは、どのような一生を過ごしたのでしょうか)。今回は、ここまで。
2024.05.15
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横溝・乱歩作品の感想を書かせて頂きます。今回は江戸川乱歩・少年探偵団シリーズの感想を書きたいと思います。相変わらず二十面相氏の作戦は奇想天外で笑えます(笑)。黄金の怪獣全身黒タイツのお爺さんスーパーマンが登場!!マントをつけて空を飛び回ります。非常に悪趣味です(笑)。正体は勿論、二十の顔を持つあの人ですけど。この物語は、以前紹介した「猟奇の果」を少年探偵団物に書き直したような内容です。怪人二十面相が怪しげな博士と結託して、日本中の宝石を手に入れる為に宝石店一家の人々の偽物を作り出します。明智探偵は勿論の事、ここでは小林少年の偽物まで登場します。小林くんのガラが悪くなった感じで、ちょっと嫌かも・・・・・・(汗)。ここでも「慈善病患者」の困ったお嬢さんが出てきます。本当に貧しい人の事を思うなら、物を恵む前に職探しをしてあげなさい!彼女もまた、面白半分に服を取り替えっこして酷い目に遭います。明智探偵に救い出されはしますが、人間不信にならなきゃ良いけど。(ちなみに「黄金の怪獣」とは、全身を金ピカに塗られた虎の事です)大暗室以前紹介した「大暗室」を少年探偵団物に書き直した物。良家の財宝を狙う悪人の為に、その家の娘さんが酷い目に遭います。1つ目の家のお嬢さんは明智探偵と小林少年の活躍で救助されますが、2つ目の家のお嬢さんは巧みな手段により連れ去られてしまいます。ここに出て来る悪党は物語の途中から怪人二十面相を名乗り始めますが、二十面相にしては殺人を辞さないし、二十面相の素性は「サーカスの怪人」で明らかになっていますから、これは二十面相の名を騙っている別人と考えた方が良さそうです。最後には明智探偵や少年探偵団の活躍で悪党は捕まり、拉致された少女は救出されます。小林くんの裏をかいて逃げ果せたり、拉致した少女を刃の振り子で責め立てる描写とか、細かい部分はオリジナルの「大暗室」から拝借していますが、これは全然別物の少年探偵団の物語と見た方が良いです。ここに出て来る「大暗室」も、パノラマ空間では無く盗んだ宝石の美術館の事ですし。この話も面白かったですが、私はオリジナルの悲しい兄弟の戦いを描いた「大暗室」の方が断然良いですね。奇面城の秘密少年探偵団のポケット小僧くんが大活躍します。高価な絵画を狙う怪人二十面相(ここでは四十面相)がアジトとする奇面城。その奇面城へ我らがポケットくんは黒覆面と黒装束で潜入し、番犬代わりのつがいの虎を手懐け、奇面城のある場所を探り出し、更には台所でビフテキを盗み食い・・・・・・(どういう活躍だ!!)。最終的には明智探偵や少年探偵団の活躍で二十、いや四十面相は捕まります。意外なところでは、四十面相には恋人らしい女性がいて、奇面城の庭園を一緒に散歩したりしていました。彼女も四十面相の一味の者として捕まったんでしょうか。気になります。夜光人間闇夜に光る怪人が、肝試し中の少年探偵団を驚かしてくれます(正体は例によって二十の顔の人)。今回の夜光人間は「推古仏」や「白玉の仏像」「ヒスイの三重の塔」とかいう骨董的価値のある宝を狙ってきますが、明智探偵や少年探偵団に阻止されます。久々に探偵少女・花崎マユミさんが二十面相と対決してくれますが、二十面相を探偵事務所に缶詰めにしたまでは良かったのですが、まんまと裏をかかれて脱走されてしまいます。その他、小林少年とポケットくんが泥責めに遭い生き埋めにされかけるという恐怖体験をしますが、二十面相もこの2人には煮え湯を飲まされ続けているだけに少年探偵団の中でも一番憎らしいのでしょうね。大人気無い・・・・・・(汗)。でも、結局は明智探偵の敵では無く、小林くん達は二十面相の逮捕に万々歳なのでした。空飛ぶ二十面相「電人M」「宇宙怪人」に続く二十面相宇宙人説第3弾(笑)。今回は、R彗星から飛来したカニ型の宇宙人が地球の宝を狙ってきます(正体は当然、二十の顔の人)。今回は着ぐるみだけで無く催眠術という反則のような手段を使いましたので、よりリアルに少年探偵団の諸君に恐怖体験を味合わせる事ができました。トリックと分かっていても、怒涛のように押し寄せてくる小ガニの大群や怪獣のような大ガニ、カニ型の円盤に捕まれて空高く舞い上げられる少年探偵団の描写は、なかなか迫力がありました。タイトルのように、後半は明智探偵と二十面相の大空中戦が繰り広げられ、こちらの描写も迫力がありました(飛行のトリックは、毎度の事ながら背負い式のプロペラですが)。結果は当然、明智探偵の勝利でした。天空の魔人ここでは明智探偵は登場せず、小林少年と2人の少年探偵団員で物語が進んでいきます。小林くん達3人は旅行先で子供や犬、貨物列車の貨車が巨人の腕に掴み上げられるという事件に遭遇しますが、小林くんは優れた推理力で真相を解き明かします。事件は二十面相では無く、貨物列車の貴重品を狙った窃盗団の仕業でした。ロープを貨車に結び付けて走る列車から貨車を切り離すトリックは、まさに離れ業で凄いと思いました。少年探偵団の話の中で、キングコングやゴジラが引き合いに出されたのは笑えました(笑)。(「空飛ぶ二十面相」収録)仮面の恐怖王以前紹介した「恐怖王」とは違って、こちらは二十面相が扮した怪人です。毎度の事ながら他人の家の宝を狙ってきますが、依頼を受けた先に向かう明智探偵が恐怖王の部下に拉致されるという一大事が起きます。その拉致された時の描写が「魔術師」の時と同じ!かつての文代さんを思わせる美少女も登場します(彼女は二十面相の何なのか?)。「魔術師」の時は脱走の際に文代さんが手助けしてくれましたが、今回は明智探偵が自力で脱出しました。都合の良い事に服の下に恐怖王と同じ真っ黒タイツを着ていたので、恐怖王に化けて逃亡しました(後で恐怖王に叱責された部下が可哀そう・・・・・・)。その後、明智探偵と二十面相の木登り対決があったり(笑)、洞窟に迷い込んだ小林くんとポケットくんが小判の山を見つけたり色々ありますが、洞窟内でゴリラに化けて2人を襲ってきた二十面相が落盤で生き埋めになり、助けを乞うのが何ともオマヌケ(笑)。こうして、また少年探偵団の資金が増えたのでありました。二十面相の呪い初っ端から気味の悪い古代研究所のエジプトミイラが保管されている部屋が舞台。人間蒸発事件から始まり、部屋に置かれている古代エジプトの巻物が盗まれそうになりますが、ミイラのコスプレをした明智探偵が二十面相と大格闘!!無事、巻物を守り抜きます。次の獲物は、真珠の粒で作られた象の置き物。二十面相は使用人に化けて侵入していましたが、お手伝いに扮した女装の小林くんに見破られ逃走するも、自動車に忍び込んだポケットくんが明智探偵にアジトの場所を教えた為に御用となります。黄金の虎二十面相が扮した「魔法博士」では無く、明智探偵の知人の魔法博士が少年探偵団に知恵比べを申し込んできます。内容は、2ヶ月以内に純金の虎の置き物を魔法博士から奪われないように守り抜く事ができるかとの事(虎の置き物は元々魔法博士の物なんですけど)。博士のスパイに虎の置き物を奪われたり、洞窟内で虎(博士の変装)に襲われたり、小林くんが拉致監禁されたりと色々冒険をしますが、最後はネズミを手懐けて団員に虎の置き物の所在を知らせた小林くんの勝利となります。負けを認めた魔法博士は、純金の虎の置き物を少年探偵団に譲ってくれました。(「二十面相の呪い」収録)今回は、ここまで。
2024.05.14
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横溝・乱歩作品の感想を書かせて頂きます。今回は横溝正史の作品の感想を書きたいと思います。最初の2作は由利&三津木コンビが活躍する話。4番目の「毒の矢」以降は全て金田一耕助活躍の作品です。憑かれた女日独ハーフの不良少女が主人公。由利鱗太郎先生&三津木俊助記者は、後半の謎解きの時に出て来る程度の活躍。若い身で酒に溺れ、バラバラ死体の幻覚に悩まされるようになった主人公の少女。そんな彼女をある部屋(撮影所)に連れ込み、バラバラ死体の幻影(映像)を見せて楽しむ異常性癖の男性。精神的に追い詰められた彼女は、とうとう殺人に手を染めてしまいます。最終的に異常性癖の男性は発狂して、不良少女は彼氏と共に心中してしまいますが、ちゃんとした家庭に育っていればこのような事にならなかったのではと思うと、彼女がとても可哀そうに思えます。どのような生い立ちだったのでしょうか。首吊り船悪徳高官に恋人と左腕を奪われ、殺されかけた男性の復讐の物語。この男性の妹と彼女の幼馴染の彼氏も活躍してくれますが、三津木俊助に助けを乞う方法が彼の拉致(殴り倒して気絶させる)という乱暴なやり方だったので、事件の容疑者にされてしまいます(笑)。結局のところ復讐は果たされますが、男性も恋人も命を落としてしまいます。でも、この事件の本当の悪の根源は、事業の失敗で借金を作ってしまった恋人の父親ですね。悪徳高官に借金の肩代わりをしてもらう為に、何の相談も無く娘を売り飛ばすというのはどうかと・・・・・・。親であれば、我が身を犠牲にしてでも娘の幸せを願うものですからね。(「憑かれた女」収録)幽霊騎手横溝先生には珍しい愉快痛快な冒険活劇。世間を騒がす謎の怪盗・幽霊騎手。金の余った富豪ばかりを狙う颯爽としたマントと洋装の紳士で、怪盗ながら一般庶民には人気が高いという有様(被害者の中には、彼に盗みに入られたのを自慢するご婦人も)。そんな幽霊騎手が殺人を犯すという事態が!!当然、真犯人は別にいるはず。その謎を解明する為に立ち上がったのは、主人公の舞台俳優(彼は舞台で幽霊騎手を演じている)とその弟子(柄が小さい)、幽霊騎手の事件を追う新聞記者(この3人は学生時代からの親友)。彼らは事件に入り込むごとに危険な目に遭いますが、事件は主人公の恋人の家の隠された財宝に関わる事だという事が分かってきます。最終的に真犯人は捕まり、幽霊騎手の潔白は証明されます。私としては、幽霊騎手の物語をシリーズ化して欲しかったです。3人組のキャラクターが、とても魅力的。でも、横溝先生が本当に書きたかったのは、こういう分野の作品ではなかったようですね・・・・・・(しんみり)。(「憑かれた女」収録)毒の矢高級住宅街に住むアメリカ帰りの金持ちの女性。そんな彼女の寂しい心に付け込んで関係を結び、金品を奪う悪辣な夫婦が出てきます。その下心が女性にバレて、他の住民の前で暴露されそうになった為、夫婦で共謀して彼女を殺害します。でも、アリバイ工作の巧みなトリックは、殺害された女性の足の不自由な養女の鋭い観察眼により暴かれます。養母が殺害され、足の不自由な少女は独りぼっちになってしまいますが、住宅街に住む少女の友達の両親である親切なご夫婦に引き取られる事になります。アメリカ帰りの女性、友人となるべき相手を誤ったのが悲劇の元ですが、彼女に莫大な財産が無ければトラブルに巻き込まれる事は無かったかも・・・・・・。何にしてもお金では幸せは買えませんね。黒い翼人気女優の不可解な自殺。彼女の死に疑問を持った誰かが「不幸の手紙」を関係者に出しまくり、その反応から女優を自殺に追いやった者を割り出し復讐しようと毒入りグラスを用意しますが、そのグラスを飲んだのは標的以外の人物でした。実際のところ、女優を自殺に追いやった犯人として狙った相手は復讐者の勘違いであり、誤って毒入りグラスを飲んだ者こそ女優を自殺に追いやった犯人でした(女優の隠し子の事で彼女を強請っていた)。不幸の手紙のネタは「ドラえもん」や「ちびまる子ちゃん」にも出てきましたが、悪事を犯した者を割り出す方法として使うのは考えつきませんでした。(「毒の矢」収録)志那扇の女質の悪い悪戯で精神的に追い詰められた者の復讐の物語。仕掛人達は贋作の肖像画により、その相手を過去の毒殺事件の犯人の子孫と思い込ませますが(悪意とかでは無く、相手の怯える様子に性欲をそそられる感じらしいです)、悪戯と知ったその相手の怒りを大いに買う事になり、凄惨な復讐を受ける事になります。復讐者の怒りは尤もなのですが、当事者に直接危害を加えるのでは無く、何の関係も無い2人の女性を殺害してその罪を擦り付けるというやり方が、何とも理不尽な・・・・・・(汗)。この2人に対しても何らかの恨みがあったのかもしれませんが、何の恨みも無かったとしたら異常な精神としか言いようがありません。犠牲になったお2人が気の毒です。女の決闘こちらも犯行の動機が異常な事件。自分が一方的にその才能に惚れ込んでいた相手が、実はその才能は他者に頼ってできた偽物だった事に気付き復讐を企てます。私も周囲の人や著名人などの意外な一面を知った時には幻滅を覚えて落ち込む事がありますが、そんな理由で殺人を犯すというのが理解できません。(「志那扇の女」収録)壺中美人登場する大人達がドス黒い話です。SMプレイに興じる資産家夫婦(夫には陶器蒐集とホモの気有り)と中国人曲芸師が、曲芸用の壺を通じて落ちる所まで落ちていきます。結果的に資産家の妻と曲芸師が共謀して、資産家である夫を殺害しますが、その時に散々利用され、挙句の果てに罪を着せられ殺害された曲芸師の養子が可哀そうです。こんな養父に拾われさえしなければ、この子の人生は違っていたかもしれません。もう1人可哀そうなのは、夫亡き後の妻の再婚相手。最後まで妻を弱い哀れな女性と信じて愛していましたが、彼女の正体を知ったらどう思うか・・・・・・(汗)。廃園の鬼高名な大学教授とその悪戯好きな妻との間に起きた事件。妻が殺害された事件の関係者全員が犯人をかばい、金田一さんも真相を伏せてしまったので、事件は迷宮入りになってしまいます。悪戯好きが高じて犯人をブチ切れさせたのが殺人の動機と思われますが、みんなで犯人をかばうところを見ると、それだけ犯人の研究は偉大な物だったのでしょうか。(「壺中美人」収録)今回は、ここまで。
2024.05.13
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今日は朝から曇り空の天気でした。最高気温は25℃。昨日と同じですが、日が当たらないので昨日より涼しく感じました。私は今日も図書館へ本の返却に行きました。ゴールデンウイークの休日の時、通常は平日の木曜日に借りてしまったので、日曜日の今日に返しに行きました。図書館の花壇には、またきれいな花が咲いていました。私は帰り際に「道」について考えました。自動車の多い大通りよりも安全な裏道を通ろうと思えば、その裏道は途中で行き止まりだったり、この道を直進すれば近道になると思えば、これまた行き止まりだったり・・・・・・。何で道の多くは、こんなに不便というか不自然な形をしているのか。考えてみると、そういう道は民家が多い場所なんですよね。遠い昔、私の在住地や他の町が小さな村だった頃から私達のご先祖が踏み固めてきた道。今現在の道は殆どがアスファルトやコンクリートで固められていますが、道というものは私達のご先祖が生活する上で残してきた暮らしの歴史なんですよね。自分のその時の都合で、とやかく思うのは間違いと考えを改めました。今日は母の日。帰りにケーキを買って帰ると母は喜んでおりました。毎日の生活を支えてくれている母には感謝しております。これからも元気でいて欲しいです。
2024.05.12
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今日も良く晴れた初夏の陽気の1日でした。最高気温は25℃の夏日でしたが、日陰に入ると涼しくて心地良い感じでした。私は今日も本の返却と同時に新たな本を借りに出掛けました。今回借りたのは、江戸川乱歩の「空飛ぶ二十面相」。地球に近づいたR彗星から飛来したカニ型の怪星人に少年探偵団が挑みます。怪人二十面相と明智小五郎探偵が、激しい空中戦を繰り広げます。もう1つは「仮面の恐怖王」。以前ご紹介の「恐怖王」とは別人です。明智探偵拉致事件、国宝の仏像の争奪戦、洞窟内のゴリラ襲撃事件の3つの話で構成されています。最後は「二十面相の呪い」。古代研究所の大学生行方不明事件から始まり、古代エジプトのミイラが甦り襲ってきたりして大騒ぎになります。図書館へ向かう道中には、きれいな初夏の花々が咲いていました。少年探偵団シリーズも後少しで読破。頑張ります。
2024.05.11
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久々にスヌーピーとウッドストックが描かれた商品を購入しました。会社帰りにドラッグストアに立ち寄ったのですが、その店内のお菓子売り場にパッケージにスヌーピーが描かれたグミが売られていました。当然、可愛いウッドストックも描かれていたので、その場で購入しました。グミは甘くて美味しかったです。 お菓子売り場には、他にもパッケージに可愛いウサギが描かれた綿菓子が売られていたので、それも購入してしまいました。 キャラクターの商品は、思わぬ所で抜き打ちで売られていますから要観察です(笑)。
2024.05.10
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会社帰りに立ち寄った古本屋で可愛いキャラクターグッズが売られていました。「釣り日和 ∼猫たちのひまつぶし∼ 」という釣りをする猫さん達のフィギュアです。このような5種類の猫さんフィギュアが、パッケージに1つだけ入っています。 私が購入したものには、みけ猫さんのフィギュアが入っていました。 猫さんなのに、釣竿を持って釣り糸を垂れている姿が人間臭くて面白いです(笑)。また、このような面白いグッズを見つけてみたいです。
2024.05.09
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今日は、よく晴れた気持ちの良い過ごし易い1日でした。最高気温は20℃と、1年のうちで一番活動し易い気温になりました。10連休も終わり会社が始まりましたが、暑過ぎず、寒過ぎず、涼しい気温の中で仕事に励む事ができました。そんな会社帰り、民家できれいな花が植えられているのを見つけました。初夏を彩る白と紫の花々が、とてもきれいでした。これだけの花を育てるのも大変と思いますが、頑張って育てて人々の目を癒して欲しいです。
2024.05.08
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スズメの子育ての動画を見つけました。今は鳥や動物達の子育ての時期。スズメ達も忙しく餌を巣に運ぶ様子が見られます。今の時代は昔のように軒下のある家が少なくなってきているので、スズメ達は電信柱の筒の中や鉄筋コンクリートの建物の隙間に巣を作っているのですね。スズメを始め、鳥達の住宅事情は難しくなってきていますが、頑張って雛達を巣立たせて欲しいです。【すずめの暮らし】すずめの子育て(初夏)
2024.05.07
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ゴールデンウイーク休日の最終日。天気予報によると今日は午後から雨との事でしたので、私は早いうちに図書館に向かいました。返却する本がありましたし、また新しく借りたい本もありましたので。今回借りたのは、島本町立図書館で見つけた「迷宮の扉」。双子の兄弟の莫大な遺産を巡って起きた殺人事件の謎を金田一耕助が解き明かしていきます。次は、貝塚市民図書館で見つけた「黄金の指紋」。主人公の少年が謎の青年から黄金の燭台を託されます。この燭台には大きな秘密が隠されていました。次は、豊中市立岡町図書館で見つけた「迷路の花嫁」。女霊媒師が殺害される事件から始まり、数多くの殺人事件が発生します。表紙絵の長毛の三毛猫さんが写真のようにきれい♪小さく描かれた和風の三毛さんもオッドアイなのがお洒落です。最後は、TRC和泉図書館で見つけた「化人幻戯」。表紙は異なりますが、内容は同じです。美しい人妻の周辺で男性が次々に殺害される事件に明智探偵が挑みます。 その後は、公園でスズメにパン屑を献上して楽しみました。花々がきれいでした。でも、4時頃から小雨が降り始めたので急いで帰宅しました。明日からは10日振りに会社が始まりますが、その初日が雨降りになりそうなのが鬱・・・・・・(汗)。どうか夜のうちに降りつくして欲しいです。
2024.05.06
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ゴールデンウイーク休日の9日目。今日は5月5日こどもの日ですが、田舎から帰ったばかりなので、ほぼ1日自分の部屋でゆっくり休んでいました。したがって、今日はどこへも出掛けませんでしたが、今回は5月1日のグッズ買いの時にゲットしたガチャポンのムーミンマスコットを紹介します。ムーミンキャラクターが指輪になった「りんぎゅ」シリーズのマスコット。今回は嬉しい事に、大好きなスニフがゲットできました。 他にも、スナフキンとムーミンのGFをゲットしました。実は、スニフは3度目の正直で出てきました(笑)。 指以外でも、ペンなど細い筒状の物に抱きつかせる事ができます。久々に手に入ったムーミングッズ。大切にしたいです。
2024.05.05
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ゴールデンウイーク休日の8日目。田舎の家でゆっくり過ごした後は「しまなみ街道」へ向かうルートを通って家路に向かいました。昔は田舎の家のある島まで船に乗って渡っていたのですが、今では橋が開通したので船に乗らなくても済むのが便利。まあ、船旅も楽しかったのですけどね。こちらは道中に立ち寄った広島県尾道市にある耕三寺という寺院。浄土真宗本願寺派の寺院で、山号は潮声山。 大正・昭和期に大阪で活躍した実業家の金本耕三(後の耕三寺耕三)が、母の死後、1935年に出家して僧侶となり、母の菩提を弔う為にこの寺院を建立しました。「西の日光」「母の寺」とも呼ば、山門・本堂を始め15の建造物が国の登録有形文化財として登録され、仏像、書画、茶道具などの美術品・文化財を多数所蔵しています。1953年には、博物館法による登録博物館となりました。 こちらは、境内南方に建つ宝物館・金剛館。1968年に完成しました。庭園内には、彫刻家・杭谷一東の作の彫刻が多数置かれていました。 中でも、鳳凰のアーチがきれいでした。 こちらは、耕三寺耕三の作の球形給水タンク。昭和初期の給水タンクです。こちらは、園内のシュロ園。こちらには、何やら地下へ通じる入り口がありますが閉鎖されています。尾道へは休憩に立ち寄った程度でしたので、耕三寺にも金剛館にもあまり深くへは立ち入りませんでした(博物館なので入館料がいりますし)。瀬戸内産のレモンで作られた、世界に1つだけのレモネードを売る店「ひゃっこや」に立ち寄り、ミルク入りレモネードを買いました(姉のは普通のレモネード)。レモンの酸味とミルクの甘さがミックスされて美味しかったです。こちらは「ひゃっこや」のレモネードを作った後の搾りかすを入れた匂い袋。芳醇なレモンの香りがします。「ひゃっこや」の猫さん達のマスコットが可愛かったです。お店の前には、レモン色の郵便ポストも置かれていました。 その他にも休憩に途中下車して、しまなみ海道の景色を楽しみました。しまなみ海道には数多くのサイクリングの人達が自転車を走らせていて、とても元気だなあと思いましたが、そういう光景を見ていると、どうしても6年前の大阪・富田林の脱走犯を思い出してしまいます(笑)。最終的には、本州と四国を結ぶ「来島海峡大橋」を渡り愛媛県に向かいました。 愛媛の展望台から見た来島海峡の景色は絶景でした。大きな船も行き来していました。こちらは、瀬戸内産のオレンジを使ったソフトクリーム。甘酸っぱくて美味しかったです。 記念碑のレプリカもありました。来島海峡の潮流を模様で表しています。田舎からの帰りの道中は滅多に行く事の無い四国へ渡ったり、普段見慣れないきれいな景色を楽しむ事ができて良い体験ができました。また気候が良い時期に、日帰りで良いから色々な場所へ旅行してみたいです。
2024.05.04
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ゴールデンウイーク休日の7日目。憲法記念日は、私は家族で広島の田舎に行きました。田舎の家は父方の祖父母が残してくれた家で、子供の頃からの思い出がいっぱい詰まっています。かなりリフォームしたので昔よりも家の外装が新しくなっていますが、庭には雑草が生い茂っていましたので、除草剤を撒いて一仕事してから後はゆっくり寛ぎました。除草作業の際に、名も知れない虫が出てきました。羽がピカピカで、きれいでした。ゆっくりした後は、私は久し振りの田舎を散策しに出掛けました。田舎の家の近くには竹藪が生い茂って、まるで物の怪が出そうな雰囲気です(笑)。 農家では、橙(だいだい)と思われる柑橘類が植えられていました。瀬戸内の気候を実感します。山沿いには、季節の野の花が咲いています。昔は花がたくさん咲いていましたが、道路工事で埋め立てられて、今では数が少なくなってしまいました。満開のツツジが辛うじて咲いている所もありました。今年はツツジの開花がまばらで、開花時期も短かったように思います。その他の花も、たくさん植えられていました。今では、野の花よりも民家の花の方が多いみたいです。広島の空は、大阪では滅多に見られないトンビが飛んでいます。画像撮影の際にトンビとカラスの喧嘩という珍しいものを見たのですが、すぐに遠方へ飛んで行ってしまったので画像に収められませんでした(汗)。広島の田舎は山登りが楽しめますが、海沿いにあるので海水浴も楽しめます。子供の頃は、姉と一緒に山登りも海水浴も楽しみました。夕暮れ時の海。沖の方には幾つもの小島が見えます。久々の広島の田舎を満喫した後は、夕食の後お風呂で汗を流して早いうちに寝床に就きました。翌日は「しまなみ街道」の景色を楽しみながら帰路につく予定です。
2024.05.03
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ゴールデンウイーク休日の6日目。今日は私の在住地と相互貸し出しを行っている大阪府堺市の図書館に本を返しに行きました。まだ読み残している本もありますし、本当なら本を返した後はそのまま帰るつもりだったのですが、江戸川乱歩の本に興味を惹かれて、ついつい借りてしまいました。今回借りたのは、江戸川乱歩作品集。「Ⅰ」と「Ⅱ」は借りたので、今回は最終巻の「Ⅲ」を借りました。大半は既に読み終えた話ばかりですが「偉大なる夢」と「防空壕」という話は未読なので読んでみたいです。関係無いですが、図書館では可愛いウサギと亀に出会いました。 きれいな花も植えられていました。これは、お手洗いのバラ(笑)。江戸川乱歩の作品は、長編も短編も後少しで読破できます。私の知らなかった横溝正史の作品も同様。次は森村誠一か、松本清張か、悩んでいます(笑)。
2024.05.02
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ゴールデンウイーク休日の5日目。今日から5月。10連休も半ばに差し掛かりましたが、今日は朝から生憎の雨。最高気温は19℃と久々に過ごし易い気温にはなりましたが、雨ではつまらないです。それでも、私は小雨になるのを見計らって自転車で買い物に出掛けました。実は、金曜土曜と田舎(広島)へ帰省する予定ですので必要な物を買い揃えておこうと思いましたので。そのついでに、またグッズ買いをしていまいました。まず最初は、可愛いブタのぬいぐるみ付きのトートバッグです。小物を入れて田舎へ持って行きたいです。次は、可愛いウサギと猫、魚、タコ、果物などのシール。 4種類のウサギさんがいました。 最後は、可愛い動物シール。ウサギは1つですが、他の動物達が可愛いです。 こちらは、穀雨に濡れた街中の花々。帰り際に本降りになってきましたので、私は大慌てで帰宅しました。明日は雨が降りつくして良い天気になるとの事。また、お出掛けが楽しくなりそうです。
2024.05.01
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ゴールデンウイーク休日の4日目。4月最終日の最高気温は25℃。今日は昼から雨になるとの事でしたが、一向に雨は降らず良い天気になってきたので、ちょっと離れた場所へ遠出してグッズ買いをしました。まず最初の購入品は、可愛いウサギが描かれた小さなポーチです。ハンカチやティッシュを入れるのに最適。良いグッズが手に入りました。もう1つは、可愛いパンダ・ウサギ・ヒヨコ・猫・熊・コアラ・トイプードル(ヒツジ?)のシールセット。35枚付きが6セット入っています。 何だか、お茶目な絵柄のウサギのシールです(笑)。 買い物の後は、ちょっと寂れた小さな公園に立ち寄りました。そこにはスズメ達がたくさん群れていましたので、早速パン屑を献上しました。まさにスズメのパラダイスでした(笑)。園内に植えられている花は、シロツメクサとムラサキカタバミ、シャリンバイでした。公園周辺にも、きれいな花が植えられていました。昼は晴れていましたが、夕方近くになってくると雨雲が湧いて小雨が降り始めました。やはり天気予報は侮れません。明日も雨模様のようですが、どうか小雨程度で済んで欲しいです。
2024.04.30
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ゴールデンウイーク休日の3日目。今日は昭和の日。最高気温は25℃で最適なお出掛け日和ですが、天気予報によると午後には雨が降るとの事。雨が降らないうちに近場の公園でも楽しんで来ようと思い出掛けました。今は、動物・鳥・虫が子育ての季節。公園ではスズメ達が雛に持ち帰る為の餌探しに大忙しでした。私は早速、持って来たパン屑を献上しました。スズメ達は嬉しそうに持ち帰りました。巣では生まれたばかりの雛達が待っているのでしょうね。公園の側を流れる川にも亀や鯉が泳いでいました。私は亀や鯉にもパン屑を献上しました。暖かくなって食欲旺盛なのか、素早く食いついて来ました。そうして楽しんでいたのですが、どこから嗅ぎつけて来るのか鳩ポッポが飛んで来ました。全く目ざとい鳥です。私はスズメ、亀、鯉に別れを告げて、その場を立ち去りました。園内では、きれいな花々が植えられていました。雨が降らないうちに早めに帰宅したのですが、雨が降り始めたのは5時を過ぎてからで、それも小雨程度!これなら、もっと遠出して楽しみたかったです(汗)。まあ、明日を楽しみにします。
2024.04.29
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ゴールデンウイーク休日の2日目。今日は朝から良い天気でしたが、最高気温は27℃!!まだ4月の下旬だというのに夏の初めのような気温になりました。今年は3月下旬まで寒さが続きましたが、4月に入るといきなり気温が上がり、天気予報には熱中症情報の表示が出るようになりました。一体、今年の春はどうなっているのでしょうね?今日も私は図書館へ行きました。今回借りたのは、泉佐野市立佐野公民館図書室で見つけた「奇面城の秘密」と、忠岡町図書館で見つけた「夜光人間」。1つの本にまとまったものがありました。どちらも例の二十(四十?)の顔を持つあの人が、明智探偵や少年探偵団に悪さを仕掛けます。もう1つは、阪南市立図書館で見つけた「人でなしの恋」。江戸川乱歩の短編集で殆ど読んでしまったものばかりでしたが、まだ未読のものが数編ありました。街中では遅くに咲いた満開のツツジと、早咲きの終わったツツジが同時に見られました。ツツジ以外の花々も、きれいに咲いていました。明日は天気が崩れそうですが、どうか小雨ぐらいで済んで欲しいです。
2024.04.28
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今日からゴールデンウイークの休日が始まりました。今年は10連休なので、5月の6日まで10日間の休日を楽しむ事ができます。でも、初日は朝から曇りで時折小雨が降っていました。それでも最高気温は23℃で快適でしたので、私は東大阪市と大阪市東成区の図書館へ本を借りに行きました。まず最初に借りたのは、高槻市立中央図書館で見つけた「影男」。表紙絵は違いますが、中身は同じです。複数の顔を持つ犯罪者・影男の闇の暗躍を描きます。次は、能勢町生涯学習センター図書室で見つけた「花の通り魔」。横溝正史原作の時代推理小説で、歌舞伎役者くずれの遊び人探偵・お役者文七が活躍します。もう1つは「花の通り魔」を借りたのと同じ図書館で見つけたのですが、少年探偵団シリーズに未収録だった作品が載っているという事で一緒に借りました。図書館の前は、白いツツジが満開でした。今年はツツジの開花がまばらで、早咲きのツツジは早くも終わりを迎えています。この辺は、開花が遅咲きだったようですね。その他の花々も、きれいに咲いていました。東大阪市と東成区の境目ぐらいの場所にある深江稲荷の入り口の前を通りました。 このキャラクターが可愛いです。私の服の袖にテントウムシさんがとまってきました。途中まで一緒に自転車で走って、花の植え込みに放してあげました。途中から小雨もやみ、曇り空から晴れ間が見え始めました。明日の天気は晴れで最高気温もぐっと上がるようですので、早くも熱中症対策が必要かもしれません。
2024.04.27
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可愛い子猫と子ウサギの動画を見つけました。ウサギを初めて見る子猫さんが、子ウサギの兄弟に少々びびっております(笑)。どちらかというと、子ウサギさん達の方が大胆です。野生では考えられない光景ですが、どちらもまだ子供同士ですし、人の手によって飼われていると、お互いを友達か兄弟のように思うのでしょうね。子猫と子うさぎ
2024.04.26
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今日は久々に朝から晴れた天気になりました。非常に晴れ晴れしい気分で会社に出掛けましたが、実は私、ここ2日ほどの間ひどい鼻づまりに悩まされていました。季節の変わり目で、布団を押しのけて寝る事が多くなったので鼻風邪を引いたのでしょうか。鼻汁が鼻の奥まで詰まっていて、頭の中まで重苦しく、昨日など仰向けになると呼吸難になりそうだったので、枕を縦にして腰を約45度起こした姿勢で寝ていました。今日は気持ちが良いぐらい鼻が通って、やっと普通の状態に戻ってヤレヤレです(笑)。そんな訳で、今日は会社帰りに鼻づまりに効くハーブを選んで買ってきました。インターネットで調べたら、タイム、ローズマリー、バジル、ペパーミントが効くそうです。殆どスパイス売り場で購入したものですが、お湯を注げばハーブティーになります。ペパーミントが無かったので、チューインガムを買いました。噛んでいると、気持ちが良いぐらい鼻がスース―します(笑)。風邪引きにも効くそうですので、予防の為にこれらのハーブティーを飲み続けてみたいです。
2024.04.25
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こちらはかなり高度な万華鏡の動画です。模様がビーズ玉では無くガラスに描かれた絵になっています。鏡自体が動いて、きれいな模様を作り出しています。どういう原理で作り出された万華鏡か分かりませんが、映像を加工しているのでしょうか?万華鏡 Kaleidoscope 綺麗だ~
2024.04.24
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万華鏡の作り方の動画を見つけました。万華鏡って作り方が難しいものと思っていましたが、廃品や市販の文具で簡単に作れるのですね。まあ、透明な物なら工夫次第で鏡にする事ができますからね。段ボールや厚紙なら近場のホームセンターで買えますので、機会があれば作ってみたいです。【万華鏡の作り方】子供でも簡単!トイレットペーパーの芯で手作りする方法
2024.04.23
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満開のシャガとヤマブキの動画を見つけました。茨城県フラワーパークの映像で、シャガとヤマブキが100万本植えられているそうです。シャガの花がアップで映されているので、きれいな模様をじっくり観察できます。後半はヤマブキの花の群生が映されています。どちらも今が盛りの花ですね。[4K]100万本のシャガとヤマブキ 茨城県フラワーパーク
2024.04.22
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今日は朝から生憎の雨の天気になりました。今の時期は「穀雨」と言って田畑の作物を育てる為に必要な雨が降る時期なのですが、だからといって土日のお出掛けがふさがれるのは、あまりにも酷!!せめて小雨の間だけでも買い物に出掛けたいと思い、私は小雨の降る中、近くのデパートへ自転車を走らせました。そして、デパートの雑貨店で懐かしいグッズを見つけました。今回購入したのは、可愛いウサギが描かれた万華鏡。丸い筒の中に三角に合わせた鏡とビーズ玉が入っています。 こちらが、本体。下地がピンク色なのが可愛いです。 パッケージには、可愛い女の子と動物達が描かれています。 勿論、ウサギさんもいます。 筒を回しながら穴から覗くと、三角に合わせた鏡の中でビーズ玉が色々な模様に変わります。とても、きれいです。万華鏡は、子供の時に買った記憶があります。似たような模様になっても、二度と同じ模様はできないのですよね。見ていると童心に返ります。懐かしの万華鏡、これからも大切にしたいです。
2024.04.21
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今日も良いお出掛け日和の天気になりました。最高気温は23℃で、夏日よりは低い気温でした。やや雲がありましたが雨は無く、良いお出掛け日和になりましたので、私は今日も図書館へ本を借りに行きました。今回借りたのは、箕面市立中央図書館で見つけた「まぼろしの怪人」。表紙絵は違いますが、中身は同じです。謎の怪盗・まぼろしの怪人に、三津木俊助記者と御子柴進少年が立ち向かいます。次は、岬町立淡輪(たんのわ)公民館図書室で見つけた「毒の矢」。高級住宅街で起きた殺人事件に金田一耕助探偵が挑みます。次は、岸和田市立図書館で見つけた「志那扇の女」。ある住宅で起きた一家惨殺事件と過去に起きた毒殺事件の絡みを金田一探偵はどう解き明かすか?最後は、太子町立図書館で見つけた「壺中美人」。陶器蒐集家の画家がアトリエで殺害された事件のトリックを金田一探偵が解き明かします。どれも面白そうな内容の本ばかり。当分、本の虫になりそうです(笑)。
2024.04.20
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群生するシャガの動画を見つけました。白地に青い模様のある独特の花弁をした、まるで園芸種と思うような花ですが、山道に行くとたくさんのシャガの花が群生しているのを見られますね。今の時期の代表的な花の1つです。シャガの花の群生(著莪)-2021-04
2024.04.19
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図書館巡りの途中で立ち寄った雑貨店で購入したグッズを紹介します。まず最初は、可愛い動物達の透明フィルムのシール。18種類のシールが2セット入っています。 可愛いウサギさんのシールも3枚付いていました。 もう1つは、可愛いウサギさんのもこもこワッペン。布地にアイロンプリントで貼り付けます。昨年から糸を引いていたウサギグッズ集めも、そろそろ収まっていきそうです。これからは、ウサギ以外でも可愛いグッズを見つけていきたいです。
2024.04.18
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今日も最高気温23℃の、ちょっと汗ばむ1日になりました。長く間が空いてしまいましたが、1ヶ月振りに、横溝・乱歩の作品の感想を書きたいと思います(やっとスイッチが入りました:笑)。今回は、横溝正史作品の感想です。髑髏検校時代物の怪奇小説。島原の乱の中心人物である天草四郎が吸血鬼となり現世に復活し、髑髏検校を名乗りキリシタンを弾圧した江戸幕府に復讐を企てます。天草四郎の復讐の物語と言えば、映画にもなった山田風太郎原作の「魔界転生」を思い出しますが、あちらは吸血鬼では無く悪霊で、配下が多く妖術も派手な印象がありました。こちらは蘭学者父子が主人公ですが、吸血鬼への対処も魔除けとかで大きな太刀打ちも無く、最後には天草四郎の棺を火葬にする事で髑髏検校を倒します。全体的に地味な印象です。でも、作品全体に横溝先生独特のおどろおどろしさがあり、なかなか楽しめました。神変稲妻車こちらも時代物の冒険小説で、少年向けの絵物語りとして少年誌に連載されていたそうです。主人公である美少年の若侍が、悪大名の為に没落し滅びようとしている君主のお家を再建する為に3本の名笛に秘められた財宝のありかを探し出そうとします。主人公は自分の双子の妹や旅先で出会った仲間達と共に旅を続けるのですが、主人公が仕える君主に恨みを持つ敵に襲撃されたり、成り行きで参加した人が乗る大凧合戦で凧ごと吹き飛ばされたり、旅の途中で熱病に罹り伝染病の感染源として村人から投石されたりと、かなり苦難に満ちた旅となります。事態が目まぐるしく展開していき、登場人物も増えていきますので、物語に引き込まれていきます。文章だけ読んでいても面白いですので、絵物語りとなれば更に面白いでしょう。連載当時の子供達も楽しく読んだ事と思います。最終的に敵の悪あがきの為に財宝はパアになってしまい、主人公が責任を取る為に腹を切ろうとしているところへ君主が直々吉報を伝えに来ます。何でも、憎らしい悪大名は何者かによって暗殺されたという事でした。主人公は君主や仲間達と共にエイエイオーと勝利の鬨の声を上げて、ハッピーエンドで物語は終了します。(「髑髏検校」収録)夜光怪人探偵小僧・御子柴進くんが中学時代の話。蛍のように全身を光らせる怪盗・夜光怪人が海賊の宝が隠された大宝庫の秘密を握る少女を狙います。夜光怪人の狙いはあくまで海賊の大宝庫であり、その他の怪盗行為は少女を脅す目的でした。これ以上被害を出されたくなければ大宝庫の場所を教えろという事です。被害を受ける人達にしてみれば、何とも迷惑な・・・・・・(汗)。途中で金田一耕助探偵も加わり、大宝庫のある島へ向かう途中、かの有名な獄門島にも立ち寄ります。夜光怪人の正体は何となく見当がついていたのですが、最後には意外などんでん返しが待っていました。最終的に夜光怪人は滅び、少女は父の遺志通り、大宝庫の財宝を貧しい人達の為に役立てる事を誓います。謎の五十銭銀貨主人公の少年の叔父である小説家が悪者の勘違いにより、中に暗号文を入れた五十銭銀貨を手に入れる事になります。その為に、その暗号文を狙う悪者と対決する事になるのですが、暗号文に記されていたのは、主人公の少年が懇意にしているお嬢さんの母から奪ったダイヤのブローチの隠し場所。ダイヤのブローチはお嬢さんのピアノの足の部分に隠されていましたが、小説家の叔父さんは一早く暗号を解いていて、悪者の目を逸らす為に偽の暗号文入りの偽の五十銭銀貨を用意していました。間抜けな悪者は警察に逮捕されました。生活苦の為、危うくピアノを売るところだったお嬢さんでしたが、無事ダイヤのブローチが見つかったお陰で生活苦から救われました。(「夜光怪人」収録)花びらの秘密防衛庁の設計技師が設計したロケットの設計図を狙う2人の賊。1人は女装して家庭教師に扮し、1人は探偵に成りすましました。でも、設計技師の姪である主人公の少女の機転により、真鍮の花びらに刻まれた暗号からロケットの設計図の在りかが分かり、2人の賊も逮捕されました。それにしても、この女の子、賊の指紋の小さな傷を見極めるなんて、凄い視力ですね(汗)。(「夜光怪人」収録)びっくり箱殺人事件横溝先生には珍しい全編コメディータッチの推理小説。東京の小劇場が舞台で、舞台に置かれた「パンドーラの匣」を開いた途端、中からびっくり箱のように短刀が飛び出し、俳優が刺殺されるという事件が発生します。ここまでなら、ただの推理小説ですが、とにかく登場人物の名前が面白いです。まず、主人公の作家先生が深山幽谷(しんざんゆうこく。人外魔境の事)。葦原小群(将軍)。古川万十(饅頭)。半紙晩鐘(半死半生)。柴田楽亭(シバラク)。灰屋銅堂(はいや!どう!どう!)。顎十郎(文字通り顎が長い)・・・・・・(笑)。殺人事件が起きているのにノリが軽く、セリフも「短刀が見つかった」「どこに?」「万十さんの胸に」「ショーグン暁に死す!」等々(笑)。結局のところ、劇場のスター女優に対する歪んだ愛情が犯罪の引き金になっていたのですが、手違いや秘密を知った為に殺された人達は迷惑も良いところ!(汗)スター女優は悲恋に終わりましたが、それ以外に2組のカップルが誕生しそうなので、どうか幸せになって欲しいです。蜃気楼島の情熱金田一耕助とパトロンの人が登場する短編。金田一とパトロンが訪れた島で、パトロンの友人の妻が何者かに殺害される事件が発生します。犯人やトリックは読んでいるうちに大体見当がついたのですが、犯行動機は財産狙いで、しかも一家総出による犯行というのが凄まじいです(汗)。あくまでも妻殺しを夫の犯行に見せかけようとして、自分達の身内の死まで利用して・・・・・・。妻を殺されたパトロンの友人が気の毒ですが、必ずしも莫大な財産があるからといって幸せになれるとは限らないようですね。(「びっくり箱殺人事件」収録)今回は、ここまで。
2024.04.17
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「まんが日本昔ばなし」についての考察動画を見つけました。私が印象に残っている「牛鬼淵」と「火ともし山」ですが、こちらの動画の投稿者さんは独特の考察をされています。ストレートに捉えるとただ単に怪談の類として流してしまいがちですが、これを現実的に考えてみると更に恐ろしい事実があるのかもしれません。「まんが日本昔ばなし」より【牛鬼淵】をゆっくり紹介します「まんが日本昔ばなし」より【火ともし山】をゆっくり紹介します
2024.04.16
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図書館巡りからの帰り、早速私の在住地と相互貸し出しをしている図書館で本を借りてきました。まず最初は、熊取図書館で見つけた「憑かれた女」。幻覚に悩まされるハーフの不良少女が殺人事件に巻き込まれる話です。次は、豊能町立図書館で見つけた「黄金の怪獣」。全身黒タイツのお爺さんスーパーマンが空を飛びます。何とも、悪趣味です(笑)。最後は、千早赤阪村くすのきホールで見つけた「大暗室」。これは元々大人向けに書かれた小説ですが、少年向けに書き直してあります。善悪に分かれた兄弟の対決が、明智&小林と怪人二十面相の対決に変えられています。また当分、本の虫になりそうです(笑)。
2024.04.15
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今日も初夏のような陽気の1日になりました。最高気温は24℃で昨日より1℃低くなりましたが、それでも歩いていると服の下が汗ばむ陽気でした。汗ばむ陽気の中、私は大阪府の最後の1つの図書館巡りに行きました。最後に訪れたのは、熊取図書館。蔵書が多く訪れる人も多い大阪府熊取町の図書館で、大阪都市景観建築賞を受賞したそうです。熊取町のキャラクター・ジャンプくんとメジーナちゃんがいました。 庭にはきれいな花々が植えられて、きれいにしてありました。全体的に景観が良く、賞を貰うのが分かる気がします。ここでも、ツツジの開花が始まっていました。こちらは、道中の小花。図書館内で見つけた本。表紙の女性がカッコ良いです。大阪の多くの桜は葉桜になってきていますが、ここではまだ満開の桜が残っていました。これで一応、大阪府の市町村の図書館巡りが終わりました。図書館巡りの総合的な感想は後ほど書かせてもらいますので、今回はここまでにしておきます。
2024.04.14
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今日は早めの初夏が来たような陽気でした。最高気温は25℃と、文字通りの夏日になりました。この分だと、もう上着は必要無いと思います。歩いていたら、服の下がじっとり汗ばみましたから。初夏のような陽気の中、私は今日も図書館巡りに行きました。今回訪れたのは、箕面市立中央図書館巡。8年前にも来た事がある蔵書の多い図書館で、生涯学習センターになっているメイプルホールという施設内にあります。今回は反対側から入館しました。箕面のキャラクター・滝ノ道ゆずるくんと、箕面東コミュニティスポーツクラブのキャラクター・コミざるくんがいました。 こちらは、図書館の隣りの箕面警察署の掲示板に貼られていたポスターの一部。人(?)の良さそうな亀さんをウサギが詐欺にかけています。これがホントの「ウ詐欺」(笑)。 芦谷公園の芦谷池の噴水も久々に見ました。鴨さん達が水面を泳いでいるのどかな風景ですが、桜は少なくなっていました。公園内には、きれいな花が植えられていました。ここでは、早くもツツジの開花が始まっていました。次に訪れたのは、摂津市民図書館。摂津市民の憩いの場です。こちらは、摂津のキャラクター・セッピィくん。 図書館への道中には、きれいな花が植えられていました。今回も、それぞれの図書館で面白そうな横溝・乱歩の小説を見つけました。摂津市民図書館で見つけた江戸川乱歩の本は既に読み終えたものばかりで、未読なのは「江戸川乱歩傑作選」の中の短編「一人二役」だけでした。 大阪府で巡る図書館は後1つ。どのような本があるか楽しみです。
2024.04.13
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