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convientoさん
保護者が全部来たらパンクしてしまうので、学年ごとに入れ替わって欲しいとのことだった。1年が半分終わった頃に到着したが、幸運なことに席が空いていた。座った場所は、息子の列の延長線だったので、真横から子供の顔が見えた。知っている顔がいくつか見えたが、皆ぐんと顔が縦に伸びて大人っぽくなっている。
各クラス合唱の前に曲目紹介をするのだが、そこでお約束のようにどのクラスも取り組みが遅かったとか、なかなかまとまらなかったが運動会をキッカケに団結した、だのと言う。その中でも笑いが止まらないくらい受けた言葉があった。
「…こうしてまとまってきました。”積極的な女子、やれば出来る男子”、私たち2年○組の歌~~~を聴いてください。」
やれば出来る男子って、言われたらしぶしぶ動く男子ってことかな~(爆)あまりに当たり前なのに、なぜかツボにはまってしまってハンカチで押さえないと笑い声が漏れそうだった。
歌は知らない曲ばかりだったが、一つだけ松田聖子の「瑠璃色の地球」があった。知っている曲はやはりワクワクする。あとは、声量や音程が合っているかどうかがポイントだったように思う。メロディーラインを声量の大きい男子に歌わせるクラスもあったが、音が揃ってなかったのがもったいなかった。私たち素人が聞くと、4クラスともあまり違いがないような気がした。声量ではこっち、メロディーラインのキレイさはこっち、音が外れているヤツがいないのはこっち、ってあれこれ気が散ってしまう。2年の審査には1年と3年も加わる。同様に自分の学年じゃないところは審査しないといけないので、子供たちも真剣に聴き入っていた。それにしても、子供たちが真剣に歌っているのを聴くだけで泣けてくるのはどうしてだろう。
1,2年は学年全体で合唱する歌があるが、審査対象は自由曲だけ。しかし、3年だけは課題曲と自由曲と2曲歌うので、どのクラスも気が抜けないらしい。最後に成績発表があり、締めくくりに毎年恒例の『大地讃頌』を歌うので、そこまで聴いていたかったが、残念ながら今年は所用のため、2年生の部が終わった時点で席を立った。昨年ペン太がこの『大地讃頌』の楽譜を持って帰ったときは涙が出た。遠い四半世紀前に私も中学の卒業式で歌った懐かしい歌だから。
ペン太が帰宅したのはいつもより2時間近く遅かったが、満足そうに帰ってきた。結局2年生の中ではペン太のクラスが一番だったという。毎朝練習して、毎夕帰ってくるとうるさい女子の文句を言っていた、その甲斐があったようで嬉しそうだった。あ~あ、私も合唱したいなぁ!