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はずかしながら、この年まで栗の渋皮煮を作ったことは無い。
結婚してすぐのころ、亡母に作り方を聞いたことがあった。
そのときの母の答えは、自分も知らない、祖母の美味しいのが食べられるから
まだいいだろうけど、そろそろ作り方きちんと習おうかしら、、
などと聞いたような記憶がある。わが家では栗といえばそのまま煮るか栗ご飯だった。
その母も亡くなり、知りたかったのに訊けなかったレシピの多いこと。
栗はいつか祖母に聞かなくちゃ…と思いながらそのままになってしまっていた。
そして、昨年りうりうさんのところで目にした 渋皮煮レシピ
。
手順を読んでいるだけでも美味しそう~~。さっそくコピーしてPCのレシピフォルダに保存した。
しかし…今時栗ご飯を栗剥いて作る人ってあまりいないのかな~
ウチの近所のスーパーって剥き栗しか売ってないの。
もっとすごいのはそのまま栗入りのだしを炊飯器にお米と一緒にいれて炊いてしまうタイプ。
かといって皮付きを求めてデパートへいくほど熱心でもなかった…。
夫の里から送ってもらった栗は小さな山栗でそのまま煮て食べるのが精一杯。
かくして渋皮煮はついに口に入らないまま年を越したのだった。
そして今年もりうりうさんの日記に渋皮煮が登場。ああ、またこの季節だ…。
父や母、伯父伯母、友人、と10月11月は身内や知り合いの命日が続く。
このところバタバタと会報作りに追われていたりで、気持ちも滅入っていた。
もうすぐ17回忌にもなるというのに、いまだに父や母の居る人が羨ましいなんて思ってしまう。
義父母のいる夫にすら嫉妬してしまう情けない自分…。
栗の季節はそういう自分と向き合う季節だ。
相変わらずスーパーに並ぶのは、ビニルパック入り栗ご飯の素またはむき栗の真空パック。
マッタクもぅ~~!!今年も作れないかも、なんてつい三日前まで思ってた。
そんなわが家に嬉しいプレゼント。父の実家の伯母から電話があったのだ。
先日いただきものに大きな栗たくさんもらってねぇ、
たくさんすぎるから「たら」ちゃんところに分けようと思ってね。
送っていいじゃろうか。
伯母には4人の子どもがいて、寺を継いだ長男(私の従兄)と同居。
神奈川にいる末っ子をのぞいてあとの二人もみなH島県に住んでいる。
伯母といっても私とは全然血はつながっていない。
なのに、いつもウチのドビーを気にかけてくださる。
季節になるとギンナンやりんごなど送ってくださる。
本当に嬉しい。
届いた荷物を開けて驚いた。その栗の見事なこと!
よく耳にする丹波の栗というのもこんなものなのだろうか。
自分の記憶の引き出しの中でも最大級の部類に入る。
ゴロゴロと…よく分からないけどこれで一キロ以上はぜったいあると思う。
これは栗ご飯じゃだめだめ。これこそ渋皮煮のためにあるような栗だわ♪
いざいざ初挑戦。早速鬼皮を剥くためにお湯を沸かし、洗った栗を中にぶちこんだ。
鬼皮ふやかして… 姫を寝かそうとしてそのまま爆睡…
♪ ♪ ♪
朝、ペン太が弁当作りに台所に立ったが、栗の鍋とちまちま剥いてる母が邪魔だという。
(このところ、彼の弁当はお結びじゃなくてどんぶりっぽい。もち自分で作る)
食卓の隅に移動してひたすら鬼皮ムキムキ…。
しかし元々がさつな性格が災いして、結構な数の栗の渋皮を削ってしまった。
レシピにもちゃんと皮がはじけると煮崩れます、と注意書きしてあったのに、
数えたら3分の1くらいはやぶけてしまった…_| ̄|○
まあ、煮崩れたらそこで食べるまでだ!(笑)
ドビーを学校まで送って戻ってから戦闘開始。
包丁が当たった場所が痛い。途中からでも絆創膏貼ればよかったなぁ。
アク抜き…いくら茹でこぼしても茹で汁が「ワインもどき」になる。
4,5回ってあったけど、これでいいのかな~。
まだ大判スカーフが染められそうなくらい、キレイな色がでる。
でもこれ以上ゆがくと「煮崩れ」しそうだ。
なんとか最後まで形保って甘くなってくれ~~
お菓子作りなんて全然やってなかったのを実感…。
ドビーが秤を壊したのはいつだっけ…。グラム計るなんてここ最近全然やっていなかった。
目分量で砂糖を水に投入してシロップを作る。
シロップ、、うちもきび砂糖なのでりうりうさんちのと同じく黒かった。
けどこのままじゃ栗がシロップをかぶらなさそう。
栗が多かったんかな~。もうちょっと水と砂糖と塩ちょぴっと足す。
煮含め、シロップ煮詰め、も一度栗とシロップ煮詰め、で合計約2時間だけど、
それまでのアク抜きで茹でこぼしは、何度もゆでたり冷ましたりで、全部あわせて1日仕事。
とろ火とはいえ、こんなに長い時間ガスを使うと、いっぱい料理した気になるなぁ(笑)


煮崩れるのを恐れるあまり火が弱過ぎたようだった。
出来上がりの栗を一つ食べてみたら固いくらいだった。
でも味は完璧☆☆ 煮崩れてもいいからもう少し煮含めちゃえ~~☆
初めて作ったにしては上出来すぎるほどだ。
こんな美味しいレシピを伝授してくださったりうりうさんのお母さまに、
そしてこれを発信してくださったりうりうさんに感謝です。ありがとうございます。
訊けなかったレシピの山が私を悩ませる季節。
でもこの渋皮煮のおかげで私も一山越えたような気持ち。
今晩もう一度伯母に電話しよう~♪