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私は現在83歳ですが、学生時代は陸上部で、短距離、中距離、長距離と、ただ無心に走り続け、社会人になってからは、真向法に向かい、40歳代からはゴルフ一本に絞り一生懸命歩いています。お蔭さまで、姿勢がよく、歳より若いと言われますが、創業し、社会人になってからも、よく真向法に励んだものだと思います。創業時は、接待に明け暮れましたが、寝る前には必ず真向法でした。ただ、運動のし過ぎなのか、膝の軟骨がすり減り、特に右膝は限界を迎えています。しかし、14年前、2歳年上の兄が、ゴルフのし過ぎで腰を手術し、自宅療養中に、心臓麻痺で亡くなりました。しかし、その事情を知り、私も右膝の手術は、予定しておりました、それ以来、体にメスを入れることは、一切避けております。現在は、痛みの原因は、骨、関節は一切関係ないという、施術師の仰ることを信じ、、人間は操り人形のごとく、筋と筋肉で動くもの、だから筋肉を使い、体を動かすことだけは続けています。簡単に言えば、万歩計を所持し、一日一万歩以上が目標でしたが、今は、80歳を過ぎ、5~6千歩が目標となっています。軽い運動やストレッチで筋肉をほぐすと、心身共にリフレッシュの効果があり、スポーツの秋、できる範囲で体を動かす習慣を始めましょう。とにかく、体をほぐすことで心もほぐれ、気持ちを前向きにしたいものです。合掌
2024/11/16
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身の引き締まる凛(りん)とした秋の朝、日の光に照らされて、土や葉に降りた霜が、輝く様子は、一瞬でも寒さを忘れさせてくれるほど、美しいと感じるものです。昨日は、昭和35年卒業の高校の同窓会のコンペでしたが、晴れの凄く快適な晴天でしたが、霜が降りたのか、フェアウエイでも芝生が水滴を帯びていました。かなりの霜と予想されます。そうした美しい自然現象も、農業を営む人々にとっては、日夜大切に育てている農作物に対して、甚大な被害をもたらす場合があります。晴天続きの中で、朝晩冷え込む霜の影響は大きいのです。「霜害(そうがい)」と言われるのがその一つです。3年前の2021年4月には、山形県全域のサクランボが、季節外れの低温による 「遅霜(おそじも)」 の影響を受けました。今年は、異常気象の影響か、社内もまだ半袖の人が多くいますが、3年前の4月は、つぼみの中の雄しべが、凍って枯死(こし)してしまい、多くの品種が収穫減となりました。また、秋早く降る霜のことを、 「早霜(はやじも)」 といいます。農業は天候気候に大きく左右されるため、その日その時の場面に適した策を、講じることが重要になります。霜への対策は、藁(わら)やビニールで、作物を直接ガードする 「被覆法(ひふくほう)」 、薪を燃やして温める 「加熱法」 、扇風機で風を送り温度低下を防ぐ 「送風法」 など様々です。農業に限らず、納得のいく良い物を作り上げるためには、相応の努力が必要となります。大自然の厳しさも、受け入れながら対処していきましょう。合掌
2024/11/15
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今年は11月に中旬になるというのに、異常気象なのか大変暖かく、弊社では、半袖で仕事をする人が多くいます。しかし、日没、日の入りは早くなりました。日が急速に暮れるこの時期は、水を汲み上げる釣瓶(つるべ)が、井戸の底に落ちていく様子に似ていることから、 「秋の日は、釣瓶落とし」 と表現されます。照明などが未発達の時代は、日が暮れると手元が暗くなり、できることが少なるので、現代よりも夜を長く感じていたことでしょう。このため、不自由なく動ける日中の時間は、とても貴重だったのです。科学技術が進歩した今、私たちは電力の恩恵を受けて、夜になっても働いたり、趣味を楽しんだりすることができます。日没が早くなったことを感じても、それによって不便さを感じることはあまりないでしょう。活動できる時間が増えた現代では、ともすれば時の大切さを、忘れてしまいがちです。貴重な時を怠惰に過ごさないよう、生活を見直したいものです。たとえば、資格の学びなどで自分を磨く、オン・オフを切り替えてリフレッシュする、効果的な休息をとって、翌日に備えるなど、時間を有意義に使いましょう。私は、中学時代から、24時間の円グラフを使い、何時から何時まで、何をするかを明確にしてきました。そして、繰り返し、同じことをすることも、とても重要だと思います。83歳の今は、家を8時前には出て会社に出勤し、17時40分頃まで会社に居て帰宅します。そして夜は、22時頃睡眠、翌朝6時起床で、8時間の睡眠時間を大切にしています。合掌
2024/11/14
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仕事で失敗した人に対して、叱咤することがあります。そして、その人が次回はその業務がスムーズにできたとします。その場合、改善できたのは、叱咤したからだと思ってしまいます。しかし、失敗したのは偶然が多く、次の機会には、その人の実力を、発揮できた可能性があるからです。日常で起こる現象には、偶然が関わっている場合が多くあります。たとえば、ある人がプレゼンテーションで歯切れの悪い話し方をして、周囲からよい評価を得られなかったとします。もちろん、本人の実力が伴っていない場合もありますが、その日は、たまたま極度に緊張していた可能性もあります。スピーチの仕方を叱責され、次の機会に良いプレゼンができた場合、叱られたからよくなったとは限らないのです。前回の低い評価は偶然で、今回は、実力通りの力を出すことができたということも考えられます。このことを意識することで、日常生活における誤解を、防ぐことができます。一回限りの結果から、物事を判断するのは、難しいものです。複数回の結果を待つなどして、結論を急がないようにすることも大事です。特に、人を評価する場合は、極端にその評価が分かれることがあります。その人の正面を見る場合と、後姿を評価する人では、真逆の場合があります。そのため、弊社では、人事評価は、必ず複数人で評価し、人事評価調整会議で、議論した後決定します。そして、その評価は、必ず、本人にフィードバックされます。自分がどのように評価されているかを明確にすることにより、本人がどう思っているかも明確になり、改善も可能になります。合掌
2024/11/13
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スマートフォンは、電話やメールを始め、写真撮影や動画、音楽鑑賞、各種支払いや、あらゆることの検索などにも用いることができる、今では、無くてはならない、便利なモバイル端末です。現代人にとっては必需品ともいえるスマホを、場合によっては、無くすることもあります。特に困るのは、出張中に無くし、ホテルに戻ってから、紛失に初めて気づいた時です。ホテルの電話で、訪問先や気がついたところに電話しようにも、第一に電話番号が分かりません。今は、スマホの電話帳にすべて記録しているのです。分かるのは家と会社くらいです。私の場合ですが、幸運にも、レストランで夕食を共にした友達が、レストランからの知らせで、忘れている私のスマホを受け取り、わざわざ、ホテルまで届けてくれたのです。途方に暮れていた私は、その友達に救われ、便利な機器に頼り過ぎていたことを深く考えさせられました。そこで、私のしたことは、収納バックに必要な物を必要な所に収納することにしました。そして、出掛ける時には、必ず、それらをチェックするのです。まず、耳の補聴器、ポケットの万歩計と車のキイ―、リュックの中にはスマホとDIARY手帳、ボールペンとシャーペン、老眼鏡と名刺入れ、パソコンと業務日誌、さらに打合せ議事録と財布です。そしてリュックには、私物入れがありますが、中身は、くし、目薬、普段使う電車・バスの時刻表、補聴器の交換用電池です。これらを一つのリュックに入れて、常に持ち歩いています。私は、遊びの時も、ゴルフバックは、各ポケットには常に同じものを収納し、着替えやシューズも、指定の位置が決まっております。合掌
2024/11/12
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日常業務の中では、思い込みが、失敗を招いてしまうことがあります。たとえば商品の品番を、入力する際、アルファベットの「O(オー)」を、数字の「O(ゼロ)」と見間違ってしまうことや…電話中に聞いた、先方の納品時間が、「十五時」ではなく、「午後五時」と、思い込んでしまうということは、ありませんか。いつも書きますが、弊社は100%受注生産で、お客様の言われる通りの品質を、言われる価格で、言われる納期で納めないと、商談が不成立となってしまいます。しかし、お客様から受注した商品を、一人で造るのではありません。営業が受注したものを、生産管理課で作図し、製造が各工程別に、その図面を理解して製造し、最後に品管で検査をします。全工程で、数人の生産者が、図面通りに造るのが弊社の決まりですが、当然、思い込みや勘違いが発生します。そうすると、その商品は造り直しとなり、材料代と人件費が無駄となります。100%受注生産のため、間違いは許されません。そのため、当社の検査員は厳しく完成品をチェックし、間違いを発見した時には、その原因と対策を明確にしなければなりません。お客様の注文を、すべて図面化し、絶対に間違いは許されません。思い違いや思い込みは許されません。来る日も来る日も、そのこととの戦いが、アクテックの仕事になります。思い込みをなくすには、工程ごとに、確認をする必要があります。その際には、ひと手間かける行為を惜しまず、焦る心を落ち着かせる気遣いも必要になります。仕事に取りかかる前には、一呼吸置いて、業務に取組むことが大切です。合掌
2024/11/11
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秋の味覚といえば、柿、栗、きのこ類などたくさんあります。私は山陰の山国・京都府福知山市で育ちましたので、まさに、柿、栗、きのこ類の産地で、秋の味覚を満喫することができました。また、当時は、この時期になると、秋の魚“鮭”を外すことができず、魚屋店以外の野菜店でも売られていました。産卵期の脂がのったものは 「秋味」 と呼ばれるほど、秋に馴染みのある魚です。鮭は川で生まれ、その後は海で数年過ごし、産卵のために再び生まれ故郷の川へと戻ってきます。流れをさかのぼることを 「遡上」 と呼び、山陰の日本海付近の川では、鮭の滝登りも見られます。また、遡上(そじょう)の際には、川の急流や段差では、熊のような捕食動物も出没するため、途中で力尽きて命を落とす鮭も多く、回帰率は、1%前後といわれております。その鮭は、体に傷を負いながら、必死に目的地の産卵場所を目指し、産卵が終わるとその生涯を終えます。厳しい自然の中で生き抜くその姿から、「困難な状況でも決してあきらめない」、ダイナミックに泳ぐ姿から 「力強く何事にも取り組んでいく」 というような学びを得ることができます。自然から学ぶことは案外忘れられがちです。改めて自然に目を向け、その姿から逆境に負けない姿勢を学ぶ意識を持ちたいものです。合掌
2024/11/10
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私の世代ならば、誰もが知っている俳優の中村雅俊氏は、劇団に所属していた駆け出し時代に、劇団の先輩から聞いた言葉を、自身の指針にして、次のように述べております。「誰でも躓(つまず)く。 でもそこで頑張って、間違いじゃなかったことにすればいい。最終的に成功させる。 そう思えば、楽に生きていけるんじゃないでしょうか。」これは、失敗した後の心構えについて、大切なことを、教えてくれています。仕事や日常生活を送る上で、意図せず、失敗やミスをしてしまうことがあるでしょう。この時、原因を振り返り、再び繰り返さないように、対策をとり、次回に活かすことができれば、失敗は、単なる失敗ではなくなります。皆さん、俳優・中村雅俊氏の<奥深い教えの言葉>です。この教えを守り、繰り返し実践することにより、失敗や単純なミスが、<成功や飛躍のためのステップだった。>と、肯定的に捉えることができるのです。また、中村雅俊氏の言葉は、困難な状況でも、失敗を恐れずに、果敢に挑戦することの大切さを示唆しています。挑戦しなければ、失敗することはありませんが、さらなる飛躍にもつながりません。「最終的に成功させる」という思いを持ち続け、挑戦したいものです。合掌
2024/11/09
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新潟県の燕三条は、刃物や金物、洋食器の生産が盛んな地域です。ただし、燕三条市という地名はなく、燕市と三条市を合わせた呼称です。若い時に、全国の市町村を回り、カメラ店に写真用品を卸していましたが、その時に、燕三条駅にも出張し、駅の改札を出ると、そこには、各企業の製品を紹介する陳列台がありました。そこで目に留まったのは、昔懐かしい「イチゴスプーン」です。食べ物がない子供の頃に、父親が、当時は珍しいイチゴを家の前の畑につくってくれました。シーズンになると、毎朝いちご狩りでした。このイチゴスプーンとは、燕市の老舗カトラリー・メーカーの小林工業より、1960年(私が高校を卒業した昭和35年)に世に送り出されたものです。※カトラリーとは食卓用のナイフ、フォーク、スプーンの総称。当時のイチゴは酸味が強く、イチゴを潰して牛乳と砂糖をかけて食べることが一般的でした。そのため、普通のスプーンだとイチゴが滑って逃げてしまいます。そこで、試行錯誤をし、スプーンの皿の部分を平らにし、イチゴの種をヒントに突起を作ることで、イチゴを潰しやすいスプーンが開発されたのです。どのような製品も、使う人のことを考えて、開発されているのです。改めて思うのですが、弊社は受注生産であらゆるケースを造っていますが、やっぱり、使う人のことを考えて作りたいと思います。昔懐かしい「イチゴスプーン」から、大切なことを思い起こさせてもらいました。合掌
2024/11/08
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秋によくみられる雲に、鰯雲(いわしぐも)があります。巻積雲(けんせきうん)という、白色で陰影のない小さな雲が群れをなしたもので、魚の鱗(うろこ)や、水面の波のようにも見えます。山陰の福知山で生活していた頃は、年配者から教わり、この雲の形や動きを、観察し天気を予測しました。雲の動きを観察し、「弁当忘れても、傘忘れるな」!と言われた福知山時代です。この巻積雲(けんせきうん)は、別名では「うろこ雲」とも呼ばれます。日本では、「うろこ雲が出ると天気が一変する」という言い伝えがあります。実際、巻積雲(けんせきうん)は、温暖前線や熱帯低気圧の接近時に、表れることが多く、角度が高い予兆といえます。これは四季が生活に、密接につながっていた先人の知恵です。私たちは日々の生活の中で、自然の動きなどから予兆をつかみ、実生活に活かしてきました。百姓国の日本ならではのことだと思います。同じように、自分の体や職場にも、その予兆はあるはずです。本格的に、風邪の症状が現れる前には、ちょっとした熱っぽさや、鼻水の症状が出るでしょう。それを単なる異変として放っておくか、風の予兆として対処するかで、その後の病状も変わります。父の実家は元地主で、小作人が薬を取りに来るため、富山の薬売りの置き場が固定され、家族の誰かが、風邪気味だと。近所の皆が、風邪薬を取りに来ました。先人の知恵も、なんとか天気を予知し、生活に活かそうとしたからこそ、生まれたのでしょう。日々の生活の中で、小さな予兆をくみ取りたいものです。合掌
2024/11/07
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「明朗の心、一日も一分も曇らしてならぬのは、人の心である」 と、倫理研究所の創立者・丸山敏雄氏は述べています。弊社は倫理研究所の 「職場の教養」 を、毎朝、全部門で輪読し、所感を述べます。この 「職場の教養」 は、私たちの心のあるべき姿を示しています。誰しもが曇りのない心で、日々生活したいと思っていることでしょう。しかし、人の心はすぐに変わってしまうものです。物事が順調に進むと、朗らかでいられますが、困ったことが起こると、すぐに暗転してしまいます。私たちの心は、そのつど変化しています。自分の心の状態を、常に承知しておきましょう。そして、いったん心がマイナスの状態に陥ると、なかなかそこから立ち直れずにいつまでもひきずってしまうこともあります。物事はできるだけ、前向きに、いい方向に捉えましょう。そのような時に大事なのは、ひと呼吸入れて、自分の心をじっと見つめてみることです。すると今まで見えなかったものが、見えてくるはずです。この時こそ、現状を真正面から受け止められるのです。それが <善処していこう> と、心の反転が始まる時といえるでしょう。日々の生活は、心の反転の連続です。短時間に心を切り換え、明朗の心を、持ち続けられる自分に、なれるよう努めていきましょう。合掌
2024/11/06
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ろうそくの炎の揺れ、電車の揺れ、小川のせせらぐ音、目の動き、こもれび、スカートの揺れ、髪の毛の揺れなど、キリがありませんが、物にはなんとも言えぬ“ゆらぎ”があります。1977年に日本で、「 f 分の1 ゆらぎ国際シンポジウム」が開催されました。以降、40年以上にわたり、2年毎に世界各地で開催されています。「 f 分の1 ゆらぎ」 とは、規則的なものと不規則なものが、調和した状態のことを指します。この 「 f 分の1 ゆらぎ」 は、日常生活の至るところに散見され、人の心を癒し、リラックス効果があることでも知られています。たとえば、ロウソクの炎はユラユラと揺らいでいますが、決して規則的ではなく不規則に揺れています。父親がなくなって31年間、毎月墓参りを欠かしませんが、お墓では必ずロウソクを灯します。お経を挙げている間、ユラユラと燃えています。突風が吹かない限り、突然勢いよく燃え盛ることはなく調和を保っており、その炎を見ていると、心が落ち着いてきたりします。波の音や鳥のさえずりや木の木目にも 「 f 分の1 ゆらぎ」 を感じることができます。壁や天井の木目は等間隔に見えて、微妙なずれがあり、そのずれが心地よさをもたらすとされています。仕事で難題を抱えて、心が落ち着かない時は、日常にある「 f 分の1 ゆらぎ」を発見し、自己の心を癒してみてはいかがでしょうか。合掌
2024/11/05
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「やることなすことが、すべて上手くいく」という日があります。例えば、バスに乗ろうとしてバス停に着くと、丁度、目的のバスが来たり、その後もまるで水が流れるように、事が進んでしまうのです。私は、自宅から会社までの4~5キロを、車で通勤していますが、偶然が重なると、11ヵ所くらいの交差点の信号が、すべて青になり、ノンストップで出勤ということが、何回かありました。そうかと思えば、何をやっても上手くいかなかったり、失敗をしたりして、<どうして、こんなについてないのだろう?>と思う時もあります。そんな時、<その違いは、何処にあるのか?> <なぜ、そんなことがおきるのか?>と、自分の行動を振り返りました。すべてが、その通りではないにしても、大概は、事がうまく進んだ日は、目の前の仕事を、サッと処理していたと、気づいたのです。朝サッと起きて、洗面を済ませ、血圧と体温を測り、読売と日経を読み、毎朝、朝風呂に入ります。 そして風呂から上がると、仏壇でお経を挙げ、それが済めば朝食です。この約2時間弱が、恒例の私の朝です。それから仕事かゴルフ、あるいは休みの日は、会社に行き、新聞の切り抜きです。これらが、スムーズに進む時は、調子のいい日です。ところが、サッと起きれない時は、何かと生活のリズムがずれて、あちこちに支障をきたすことが発生します。私は、目の前に起きることは、それをやれという「自分への声」なのだと決めています。83歳の今も、朝の決まった時間にはサッと起き、毎日、充実した日を送っております。感謝! 感謝!合掌
2024/11/04
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秋は自然の姿が大きく変わる季節です。また、 「スポーツの秋」 「読書の秋」 などと呼ばれ、心身共に健康的な体作りができる季節でもあります。私は、どうしても年寄りのスポーツマンに惹かれます。3年前(2021年)の6月に亡くなられたベンチプレス選手の奥村正子さんは、2020年の11月、90歳で「全日本ベンチプレス選手権大会2020」に出場しました。そこで、40キロのバーベルを上げ、日本記録(マスターズIV 47キログラム級)を樹立して優勝しました。奥村さんは毎朝6時に起床し、ご飯、肉、野菜などを基本とした朝食を摂り、昼食は麺やおにぎりを食べ、定期的にトレーニングをこなしていました。夕食は果物を摂って、9時前には就寝したといいます。こうした食事への気配りと運動の継続が、奥村さんのパワーの源泉だったといえるでしょう。秋は春から夏に育まれてきた穀物と果物の収穫時期でもあり、季節の味覚を楽しむことができます。また気候が穏やかで、運動するのにも最適です。食事と運動で体力を培うと共に、読書で知識と心を育み、実り多き「秋」を満喫したいものです。弊社も健康経営を掲げ、理学療法士で身体機能・介助法アドバイザーの助言を、全従業員が、健康法と各自の身体機能検査を受けています。書類にして頂き、それを基に各自が健康を心がけます。合掌
2024/11/03
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プレゼンテーションや人前で話をする時、「えー」「あのー」という言葉が頻繁に出てしまうと、伝えたい内容がうまく伝わらないことがあります。この言葉と言葉の空間を埋めるワードをフィラーと言います。無意識に出てしまう、この言葉は、「言葉のひげ」とも呼ばれ、聴き手にとっては耳障りに、なることも少なくありません。多くの人がこのフィラーワードを使っていますが、本人は、大概、気づいていません。再三書きますが、私は、小学5年生の時、吃音者の真似をしている内に、私が吃音になり、それこそ、最初の一言の繰り返しで、「こ、こ、こ・・・・」 となり、そのうちに人前では、喋れなくなりました。夏休みの一ヵ月間、知り合いの“海の家”で泊まり、人がいない海辺に向かい、「あ、え、い、う、え、お、あ、お。か、け、き、く、け、こ、か、こ」と、発声練習を繰り返し、ようやく、喋れるようになりました。話は戻りますが、では、どうすればこの「言葉のひげ」を、減らせるでしょうか。それは、まずは、事前準備を、万全にすることから、始めてはいかがでしょう。例えば、プレゼンテーションでは、原稿を作成し、話の内容をしっかりと覚え込めば、かなり安心感が生まれます。それを繰り返すうちに、原稿を作らなくても人前で喋れるようになると思います。結論から言えば、事前に話す内容がきちんと整理されていれば、自ずと、心にも余裕が生まれ、「言葉のひげ」の出番も減るはずです。こんなことはあまりないと思いますが、準備を重ねた上で、言葉に詰まった時は、メモを参考にしたり、原稿に目をやりながら、読んでもよいでしょう。話の上手下手にかかわらず、しっかりと準備を整えることは、聞き手に対する話し手側の誠意でもあることを自覚し、真摯な姿勢で臨みたいものです。合掌
2024/11/02
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両親と同居し、85歳の父親と、92歳の母親の息を引き取る瞬間を、見届けましたが、83歳の私は、相手の話を聞いているつもりでも、聞き取れていないことがあります。特に、テレビを見ている時や、何か作業をしながら話を聞くと、聞いているつもりになってしまいがちです。食事の時でも、家内が色々話しかけてきますが、いつも私はテレビを観ながら聞いています。家内が話し掛けてくる時は、必ず食卓の時だと思いますが、私は食事をするか、新聞を読むのが常であり、そのいずれかをしながら、聞いておりますが、もし「私の話を聞いている?」と聞かれたら・・恐らく、頭は、テレビか新聞にいっていると思いますが、その場で受け答えをすると、「聞いているよ!」と答えると思います、しかし、現実は話の内容は、頭に入っていないと思います。逆に、職場で話しかけられたら、話しかけられた人に目を向け、キチンと、その人の話を聞くように心がけています。しかし、今、事務所の人は、100%の人がパソコンに向かい仕事をしています。他の人から話し掛けられても、大概の人が、パソコンから目を離しません。そして、パソコン画面を見ながら、受け答えするのが当たり前になっています。これでは、ミスが発生しても当然だと思います。私の体験からすると、パソコンで作業しながら聞いている時ほど、相手の話を聞いていない場合があり、そのような後には、ミスも多く出るのではないかと思います。<聞いているつもり>は、相手に心が向けられていないことだと思います。誰かに話し掛けられたら、一度作業の手を止め、相手の顔を見て、しっかりと話を聞くようにして欲しいと思います。合掌
2024/11/01
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海外の行事が日本でも行われています。ハロウィンもその一つです。今日がそのハロウィンで、東京のメインストリートでは、混雑する道路での仮装した人の通行が禁止になり、なにかと大変です。ハロウィンといえば、アメリカなどの子供たちが、仮装して「お菓子をくれないとイタズラするぞ」と言いながら、近所の家々を回り、お菓子をもらうイメージがあると思います。もともと、ハロウィンは、古代ケルト人の祭りに由来します。古代ケルトでは、11月1日が新年で、その前日である本日の夜は、祖先の霊が、現世に帰ってくる日だといわれます。同時に、有害な霊もやってくるとされています。そこで、我が身を守るために、怖い仮面をつけ仮装したのです。これが、本当のハロウィンの始まりです。ハロウィンの怖い顔したカボチャのくりぬき提灯は、それらを追い払うためのもので、元はカブを使っていたそうです。色々な儀式や歳時には、ルーツや意味があり、時代と共に変容してきたものもあります。それを理解しておくと、行事と向き合う際の心持も変わるでしょう。日本には古くから、その土地・土地に伝わる伝説的なお祭りや行事があります。四季折々の起源に触れる機会を作り、それらの行事の意味を踏まえては、いかがでしょうか。合掌
2024/10/31
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もう落ち着きましたが、今年の7月3日には、一万円(渋沢栄一像)、五千円(津田梅子像)、千円(北里柴三郎像)の3券種が新しくなりました。私は、新札にはこだわりませんので余り興味がありません。これらの新しいお札は、150年以上に渡り、培われた偽造防止技術の結晶ともいえ、要するに、偽造されないための予防策でもあります。硬貨は、3年前の2021年の10月に五百円硬貨が発行されました。これは21年ぶりの刷新で、現在のニッケル黄銅に、新たに白銅などを加えた二色三層構造が特徴です。デザインだけでなく、材料にもこだわりがあるのが通貨の特徴です。日本円や米ドルなどのように、国がその価値を保証している「法定通貨」には、紙幣や硬貨といった物理的な実体が存在します。一方、国家やその中央銀行によって、発行された法定通貨ではない、「暗号資産(仮想通貨)」という、物理的な実体がないものもあります。近年は、代金の支払いは「キャッシュレス決済」が定着しつつあるなど、お金のやり取りに様々な手段が増えてきました。私は、普段の決済は全て家内任せで、自分が清算するのはゴルフくらいです。若い頃は、すべて現金決済でしたが、近年は、クレジットカードが中心で、現金決済といえば、小さい金額の食事の時くらいです。お金には、「交換機能」「価値保存機能」「価値尺度機能」の三つの機能と役割があります。私たちの生活に、なくてはならないお金について、この機会に今一度調べてみてはいかがでしょうか。そうすることで、お金や物の価値についての考えが、これまでとは少し違ってくるかもしれません。合掌
2024/10/30
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昔々、中国のある展示会で、広い大きなブースを構え、華々しく<武器>を売っている商人がいました。「私は世の中のどんなものでも、貫くことができる最強の矛(ほこ)と、あらゆる武器の攻撃からも、耐えることができる、最強の盾(たて)を扱っています。」 と、商人は、誇らしげに売り込んでいました。すると、一人の客から 「その最強の矛(ほこ)で、最強の盾(たて)を突くと、どうなるのですか?」 と質問され、商人は、ハタっと返答に困ってしまったのでした。後に、この故事がもととなり、二つの物事が食い違って、辻褄(つじつま)が合わないことを指す 「矛盾」 という言葉が生まれたのでした。調べると、日本語には、このような故事がつきものです。もともと日本語は、文字を持たない言語でした。中国の周辺部に位置していたため、中国文化の圧倒的な影響を受け、4世紀後半に、漢字が伝えられたと考えられています。それはさておき、私たちは、他者との信頼関係を、より強くするためには、その場しのぎの行動や、根拠のない発言を、避けなければいけません。言い換えれば、何よりも自身の発する言葉と、行動の整合性を図ることが、大切であるともいえます。言葉や行動に、一貫性を持たせ、周囲とより良い関係を構築したいものです。合掌
2024/10/29
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今月も、今日を含めて後4日で11月になります。そして12月で、今年も終わりです。「神無月(かんなづき)」は、10月の異称で、「かみなしづき」とも読みます。「神無月」 の由来には諸説あり、「無(む)」 が連帯助詞の 「の」 を表わし、「神の月」という意味になる説や、雷が鳴らない月でもあるため、「雷無月(かみなしづき)」 が転じて 「神無月」 になったという説などがあります。様々な説の中でも、よく知られているのが、島根県の出雲大社(正式な読みは「いづもおおやしろ」)にまつわるものです。毎年、旧暦の10月に、全国から八百万(やおよろず)の神が、出雲大社に集まり、その期間は、各地の神がいなくなるため、「神無月(かんなづき)」と呼ぶようになったといわれています。出雲大社の地元では、「神在月(かみありづき)」とも呼ばれています。国譲りの神話の舞台である“稲佐の浜”で、神々を迎える「神迎神事(かみむかえしんじ)」を行い、波の音が聞こえる中、御神火(ごじんか)を焚き、神事(しんじ)が執り行われます。神々を見送る「神等去出祭(からさでさい)」の日は、神様が至る所にいるので、この地方では、慎ましく過ごす伝統が、今でも残っています。私も京都府の北部、山陰の福知山で18歳の高校まで過ごしましたので、周辺は、おとぎ話や、伝説の物件が多く、朝は日の出を拝み、夕にはその日の無事を感謝し、数々の神事を教えられました。各地に残る日本の伝統を知り、学んでみてはいかがでしょう。合掌
2024/10/28
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「愛読書は何ですか?」と聞かれて、すぐに思い浮かぶ本はありますが。愛読書とは、読んで字のごとく愛読している本、あるいは気に入っている本のことです。いつも手元に置き、繰り返し読みたい本ともいえます。私は、小さい子供の頃から本が好きで、福知山の商店街に、2軒の本屋があり、毎日、夕方には、その2軒の本屋に行きました。そして、その1軒は、「付(つけ)」になり、その時にお金を払わなくても、月末に纏めて請求書が家に届きました。月刊誌のすべてと、歴史本等を、立ち読みし、気に入ったものを持ち帰りました。社会人になってからは、松下幸之助翁や東芝の土光敏雄氏や、近年では稲盛和夫氏の経営本を、片っ端から繰り返し読みました。そして、これらの本から、会社経営の基本を学びました。独立して、初めての工場も大阪府門真市に決め、できるだけ、松下の本社に近い場所を選びました。その時の私のあこがれは、松下幸之助翁と三洋電機の創業者・井植歳男氏でした。今も当時の本すべてが、自宅の本箱に揃っています。懐かしくなって、再び読み返してみると、若い頃には気づかなかった言葉の奥深さや表現をたくさん発見します。一部を会社に持ち込み、読み返しています。本日から、11月9日まで2週間、読書週間が始まります。深まりゆく秋の季節、懐かしい本の再読や、新しい本との出会いを、楽しむ機会にしてはいかがでしょう。合掌
2024/10/27
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私は、83歳の今も、毎日定時に出社して、営業時間は丸々在社し、18時頃には帰宅しています。後は、週一のゴルフが健康の基と考え、土・日のどちらかが、雨が降らない限りゴルフです。そのゴルフで、お客様もキャディさんも、流行りなのか、それぞれの帽子に、大きなトンボを、付けている人を見かけます。皆さんは虫除けと言われますが、私は虫に集(たか)られたことはありません。トンボは、前にしか進まないことから、 「不退転」 の精神を表わす 「勝ち虫」 として、戦国武将から縁起のいい物として愛されてきました。古来、農耕民族であった日本人は、稲の益虫であるトンボを、 「田の神」 とあがめてきました。弥生時代の銅鐸には、豊作を願ったと思われるトンボの図柄が描かれています。トンボの古い呼び名「秋津」は、日本の古称でもあります。日本の初代天皇である神武天皇が、国土を一望して 「秋津の雌雄が睦み合っているようだ」 と形容したところから、日本を 「秋津洲」 と呼ぶようになりました。トンボは、最先端の航空工学から注目されています。4枚の薄い翅(はね)を前後別々に動かし、ホバリングから急旋回や宙返り、高速飛行など自由自在に飛ぶ能力を持っているからです。その美しさから「水辺の宝石」とも呼ばれ、自然環境の豊かさを象徴するトンボは、私たちの身近にいるかけがえのない昆虫なのです。合掌
2024/10/26
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三十歳のことを別名「而立(じりつ)」といいます。『論語』 子曰く、吾(われ)十五にして學に志し、三十に而(して)立つ。私はこの言葉を信じ、一年遅れましたが31歳で創業したのです。その語源は、『論語』の「三十而立」という文章です。中国古代の思想家・孔子の人生観の一つを述べたものであるということを、創業の時の読んだ本から教わりました。「三十而立」の意味は、「三十歳になったら人間は、自分に自信を得て、独立した立場を持つこと、人生観を確立して思想を固めることが大切だ」ということです。高校を卒業し、新設の証券大学へ行くつもりで、四大証券会社に入りましたが、山一證券事件で中止となり、半年程勉強したので、有価証券外務員登録証を受けさせられ、合格すると証券セールスとなりました。しかし、その時点で、いまさら大学へ行くことは無理と思い、自立して創業と決めた次第です。あらゆる機器を、運び、保護し、保管するためのケースなら、それなりの仕事がありそうだと思った次第です。今思うとこんな考えで、よく創業ができたものだと思いますが、その時は、思い通りに事が運びました。自分の思い・考えを信じて、動く力強さというものを感じます。もともとは、<難しいことは、人に任せ、誰かがやってくれるだろう>という人に頼るところや、他人の意見や行動に左右されて、自分の意見がいえず。優柔不断な人間だったと思います。もう、社長も息子に譲り、悠々自適の生活ですが、いまだに、自分に確固とした自信を得るまでには、至っていませんが、他人の意見を尊重しつつも、自分の意見をしっかり持ちたいと思います。合掌
2024/10/25
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愈々、今日から、松山英樹選手が出場するPGAツアーの唯一の日本開催大会「ZOZOチャンピオンシップ」 が開かれます。普段、私は、プロゴルフの女子競技は観ても、男子ツアーは観ることがありません。それは、飛距離があまりにも違い、自分のゴルフと違い過ぎるからです。それに対して、女子プロは、私の最盛期の頃とあまり変わりませんので、まだ親しみがあります。松山選手は、今年のパリ・オリンピックで銅メダルでしたが、3年前の4月、メジャー大会の 「マスターズ・トーナメント」 で、日本人として初優勝したことは、大きな感動を与えてくれました。その時、それに加えて、世界から称賛されたのは、松山選手のキャディーを務める早藤翔太(はやふじしょうた)氏の動作でした。試合終了後に、フラッグを外したピン(旗ざお)をカップに戻し、帽子をとり、コースに向かってお辞儀した姿です。「場」 に一礼することは、日本人にとってはよく目にする行為ですが、この姿に世界各国の人々が驚き、感動が広がったのです。お辞儀をする習慣は、日本だけではありませんが、日本には昔から、「自然万物に神が宿る」という、独特の観念があります。例えば、車に愛情を持つ人は、日頃から車を大切にして、乗り終わった後で、車に一礼して感謝を伝えています。そうした、自然にも物にも親愛を込めるという慣習が、早藤氏の「競技場にもお辞儀をする」という形に表れたのでしょう。日本の習慣の良さを再確認し、身の回りの物との関係を見直してみましょう。合掌
2024/10/24
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秋は稲が実り、刈り取りの時期です。山陰の京都府福知山市の小学校時代、帰りの道は、一面稲畑で、稲穂の香りの中、通学路の川で、魚を見つけ、皆でそれを採りながら通学しました。雷が多い年は、米が豊作になることがあり、稲の成長に、雷が一役買っていたと教えられました。稲が成長する過程で、この時期は台風シーズンでもあり、気候は大きく変動していきます。梅雨の終わりから、夏の時期は、よく雷が発生します。雷は、空気中に起こる大規模な放電現象です。これが雨に溶け、地上に降り注ぐことで、作物に必要な、窒素肥料となり成長を促すのです。稲に限らず、植物の栽培に必要な三つの栄養素が、窒素、リン酸、カリウムです。その中で窒素は、空気中に約80パーセント含まれています。昔の人たちは、雷の発生と稲の成長をつぶさに観察し、科学的ではなくとも、体験として実感していたのでしょう。私の幼稚園や小学校時代は、毎年、夏休みや冬休みには、父親の実家に行き、お婆ちゃんと共に、朝は日の出を拝み、夕方には夕日に感謝し、いろんな事を聞かされ、自然から多くのことを学びました。私たちの業務においても、観察することで新たな発見があるはずです。様々な視点から、業務を観察したいものです。合掌
2024/10/23
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「良い製品を作れば、会社は発展できるのです。」10年前、紙パックのデメリットを見いだし、紙パック不要のデュアルサイクロン掃除機を開発した、ジェームス・ダイソン氏の言葉です。意外にもこの会社は、アメリカや、欧州が本拠ではなく、シンガポールに本社を、置いております。しかし、良い製品というのは、一朝一夕にできるものではありません。ダイソン氏は、試作品を作るまでに、5,127回の失敗を繰り返しました。その歳月は、15年を要したそうです。製品化するまでに、長い年月と努力が続けられたのは、従来の掃除機の機能に、 「怒り」 と 「苛立ち」 を、感じたからだといいます。自分と同じ不快な思いを、購買者にしてほしくないという、強い願いが、成功につながったともいえるでしょう。さらに、完成品には、10年間使い続けたことと、同じ過酷な条件を加え、これに耐えた技術を掃除機に取り入れ、不満をできるだけ、解消する努力をしています。消費者の要望は、様々なため、ニーズを察知することも必要でしょう。不便さを感じた時には、良い製品を作るきっかけとしたいものです。弊社が、大人が3人と、荷物が積め、免許がいらない<電動アシスト四輪車両 “いーちゃりかー” の開発>に取り組んだのも、世間の要望に応えるという、まさにこれがきっかけです。その世間の要望というのは、枚方のUR都市公団で、高齢化が進み、免許返納後に、登り下りの多い都市公団の中で、毎日、食料の買い物をしなければならないということです。中でも92歳の男性が、奥さんが認知症になり、免許を返上することができないという話を聞いた時です。そして、自転車メーカーや、車両メーカーに開発をお願いに行くと全て断わられました。要するに日本の公道は、道路交通法に守られ、その法律にない乗り物は、手を出さないということでした。自社で開発せざるを得ないと決心した時は、そんな事情がありました。合掌
2024/10/22
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本日は「あかりの日」です。発明王のトーマス・エジソンが今から140年前に、実用的な白熱電球を開発し、その偉業を称えて制定されました。最初に白熱電球を発明したのはジョゼフ・スワンという科学者でした。しかし、スワンの電球のフィラメントでは、発光時間が短かったため、エジソンは実用性を目指して改良に励み、様々な材料で実験を繰り返しました。ある時、研究室にあった扇子に目が留まりました。その骨組みの竹でフィラメントを作ってみると、それまでのどの材料より、発光時間が長くなったのです。竹に着目し、最適な竹を求めて世界中を調査し、収集したエジソンが探し当てたのが、現在の京都府八幡市の男山周辺に生えている、真竹でした。私は枚方市に住んでいますが、この男山とは道路一本違いで枚方市と京都府男山の境です。エジソンの記念碑がある岩清水八幡宮とは車で5分位の所で、会社からでも15分位です。いわゆるこのフィラメントの竹が生えている所に住んでいるのです。そして、この真竹でフィラメントを作り発光させると、1200時間以上の点灯を記録したのです。私たちの暮らしに欠かすことのできない「あかり」は、古来より重要な役割を担ってきました。昼夜を問わず人々が活動できるのも「あかり」のおかげです。日々の生活を照らしてくれる「あかり」に感謝を向けたいものです。合掌
2024/10/21
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私たちが生きていく上で、欠かせないものの一つが水です。地球の表面の約70%は、水で覆われています。人体にも、ほぼ同じ割合の水が存在しています。日本は水に恵まれた国で、飲み水に困ることはほとんどなく、飲食店などでは、お茶や水が無償で提供されます。ところが皆さんは、海外へ行くとわかりますが、海外では飲み水は有料です。世界の約196ヵ国の内、水道水が飲める国は、わずか9ヶ国だそうです。内訳は、日本、ノルウエー、アイスランド、アイルランド、オーストリア、フィンランド、スロベニア、ドイツ、南アフリカです。しかし、その日本でも、時には貯水ダムが枯渇し、給水を制限されることもあります。足りなくなってから、節水に取り組むのでは、生活に様々な影響が出てしまうでしょう。水に困らない状況にある時ほど、水の使い方を考えてみましょう。1日の蛇口を捻る回数を見直すだけでも、節水の効果が表れるはずです。また、水を洗面器や浴槽に貯める際には、 「ありがとうございます」 と感謝して使うとよいでしょう。水のありがたみを感じられるようになると、その気持ちは節水につながるだけではありません。大自然に生かされている実感が湧いてくるものです。合掌
2024/10/20
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皆さんは、自分の体の状態をどの程度知っているでしょうか。私は、体が大きく、小学校では、運動会等では短距離で速く、中学校では陸上部に入り中距離選手となり、高校では長距離選手でした。要するに、バネ・スプリングが、年を取るにつれ無くなったのです。社会人になってからは、運動といえば、ゴルフだけになりましたが、49才で、ハンディ12となり、その頃は絶好調でした。83歳の現在は、所属ゴルフクラブのハンディキャップ・インデックス31.8です。要するに、飛ぶはずのドライバーが全く飛ばないのです。フェアウエイ・ウッド等は、3番も5番も距離は変わりません。靴底の踵の部分がすぐすり減ってしまうので、靴屋さんに聞くと、「足が硬いのが、原因かもしれません?」と言われ、靴底は体の状態を表わしていて、アキレス腱が硬くなると靴底が早く減るそうです。そういえば、昔の陸上部の頃は、力の入る部分だけにアメゴムが貼ってあり、陸上部の先生は、常に靴底を見て、その選手の 「走るフォーム」 を直していました。そして靴底を見て、それぞれの準備体操が違うのです。主に、アキレス腱を伸ばす体操だったと思いますが、それぞれが、違う体操を命じられました。もう83歳ですから、無理はしませんが、自分の体と向き合い、点検し、具合のよくないところがあれば、できることから改善していきたいと思います。加齢による筋力低下を、 「サルコペニア」 というそうです。思い当たる人は、ネットでも、その対策を調べて下さい。体の状態がよくなると、普段の生活や、日々の仕事にも、一層の活力が出てくるはずです。合掌
2024/10/19
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この言葉は、皆さんご存じの言葉でいえば、ソーシャルディスタンスを日本語に訳した言葉ですが、昨今では、ソーシャルディスタンスを、意識することが求められています。さて、人との密接な接触が避けられない、医療現場では、そのソーシャルディスタンスの問題は、どうなっているのでしょう。まず、看護師をしておられる人達は、いつもマスクと防護服を着て作業をしておられるのですが、その実情は、聞いてみるとやはり熱く、息苦しいそうです。それでも、この防護服とマスクは避けられません。しかも、よく聞くと、なるべく脱がないほうが効果的なため、トイレの回数を減らそうと水分補給を少なめにする人が多いそうです。こんな話を聞くと、メディアで見聞きする以上に、医療の最前線では、従事者の人たちは、体を張って仕事に取り組んでおられることに感心します。こうした人達の働きによって、私たちの健康が維持され、長生きができていることを、忘れてはいけません。誰もが各々の職場では、責任を持って、一生懸命仕事に取り組んでいます。互いの働きを尊びつつ、支え合って生きていきたいものです。合掌
2024/10/18
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人から意見やアイディアを求められた時、自分の考えをまとめてしっかりと伝えることは、重要なコミュニケーション能力の一つです。弊社は、朝礼で全員が自分の思い考えを、皆に伝える訓練をしています。この能力を高めるには、普段から各分野の情報を集め、様々な考え方を学んでおくとよいかもしれません。新しいことへの挑戦が、その人の人生といえると承知しています。それには、これまで、あまり興味の湧かなかった分野にも、進んで向き合うことも、必要でしょう。しかし、私の生き様は新聞です。両親も新聞をよく読みましたが、私は小学五年から新聞を読むのが趣味です。それが、時代の変化と共に、知識を得て自分の考えをまとめるには、新聞からテレビに、テレビから携帯に、変わっております。テレビはニュース、携帯は様々なネット情報です。しかし、新聞の切り抜きは、83歳の今も変わりません。世の中の変化、事件を知るのは今も新聞です。それでも、テレビや携帯も、新しい知識を得る手段と考え、挑戦しています。それには、テレビはいつもと違う専門的な番組を見てみる。話題の書籍や流行のコミック本まで、一通り知っておく。とはいうものの、新しいことには、なかなか馴染みません。普段聞かない音楽に触れてみる。従兄弟に音楽の先生もいましたが、私は音痴で音楽には馴染めません。しかし、知らない新しい事には、興味や関心を広げていかなければならないと思います。あまり知らない分野の情報を、積極的に調べ、受け入れようとする姿勢は、新たな気づきや発見を呼び込み、やがては、独自の意見やアイディアを、持つ事へとつながっていくと思います。自分の可能性を広げるために、未体験の世界へ飛び出してみましょう。その先には、意外な気づきや発想が見つかるはずです。合掌
2024/10/17
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この言葉は、子供の時から大好きで、教育熱心な母親から学び、このことを、頭の中に叩き込みました。そして、周辺の人から、多くのことを学びました。「われ以外、皆わが師」、この言葉は代表作『宮本武蔵』をはじめ、数々の傑作で名を挙げた大正・昭和期の小説家である吉川英治の座右の銘です。吉川英治は高等小学校を中退後、独学勉強に励みました。また、10歳の頃から雑誌に投稿するようになり、時事新報社の『少年』誌に作文が入選したそうです。10歳の頃から、作文を雑誌に投稿とは信じられませんが、その前の小学校入学当初は、近くにあった騎手の馬屋に憧れ、将来は騎手になることを考えていたそうです。とにかく彼の人生は、「われ以外、皆わが師」を地でいき、「日常で接する人のすべてが、私の学ぶべき対象である」と、謙虚な学びの姿勢を、貫いたそうです。私たちの職場でも、肩書、経歴、年齢にかかわらず、豊富な経験や優れた面を持つ人が大勢います。人や書物だけではなく、自然など、学びの対象は様々にあります。そうした学びを、自らの生き方や業務に生かしていきたいものです。合掌
2024/10/16
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「お伊勢さん」と呼ばれ、親しまれている伊勢神宮で、最も重要な祭りが、十月に執り行われる 「神嘗祭(かんなめさい)」」 です。今年は、今日と明日が、その前夜祭とも言える「神嘗奉祝祭」です。「神嘗祭」 とは、その年に収穫された新穀(しんこく)・新米を、最初に天照大御神に捧げ、秋の実りに、感謝する祭典です。そこでは神宮の内玉垣(うちたまがき)に、全国の農家から寄せられた 「懸税(かけちから)」 と呼ばれる稲の束が奉納されます。 「懸税」 の 「ちから」 は 「力」 という漢字にも当てられます。私たちは、食事を摂ることで生きる力を得ます。食は栄養となり、働く力となって、社会を支える力へと、つながっていきます。食物を生産した人達は、それが私たちの日々の力に、なるように願っていることでしょう。食物を運ぶ人、調理をする人など、皆が、私たちが日々健康で、良い働きができるようにと、願っているに違いありません。食事は様々な食材からなり、多くの人の力が懸けられています。その人々の思いを受け取り、力とするためにも、感謝していただきたいものです。合掌
2024/10/15
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日本を訪れた外国人の意見として、ほとんどの人が、治安の良さを評価されます。その原因の一つとして考えられるのは、地区の住民と事業所と警察が、一体になっているからだと思っています。弊社は、枚方市家具町に、本社と工場を持ち、本来の事業活動をしながら、地区の「防犯協会」と、地区の「警察官友の会」の会員として、活動しています。「防犯協会」は、地区の住民の方々や企業、事業所等の防犯委員によって、自主的に組織されたものであり、地域ごとに、地域の実情に応じた活動を行ってきております。また「警察官友の会」は、警察官の友となって、警察官に対する激励、慰問等を行うことや、警察官の教養向上などに協力する会です。簡単に言えば、主に警察官を表彰する会です。地元とは、「枚方・交野地区」ですが、東に向かって旧国道1号線が走っていますが、その左側の淀川沿いが、枚方警察署管内となり、山側が交野警察署管内となります。私は、住まいが枚方警察署管内で、本社・工場は交野警察署管内です。住まいも本社・工場も、それぞれに自治会があり、地区の自治が守られています。その自治会が主体になり、一定の期間で地区の大掃除をしたり、いわゆる外国人が感心することが、この自治会があるからではないかと、私は思っています。しかし、その自治会も、近年は、順番に回ってくる役員をするのが嫌で、自治会から脱退する家庭や企業が増えていると聞きます。せっかくの日本の良さが、消えないようにするには、このあり方の維持を工夫する必要があるように思います。合掌
2024/10/14
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大きな舞台でのコンサートや演劇は、時間を忘れ、目を奪われてしまうほど華やかです。幼い頃に、<将来、あの場所に立ちたい>と思っていた人も、いるのではないでしょうか。舞台に立つ演者は人々に注目され、とても輝いて見えるものです。しかし、ステージに立つ人たちだけでは、素晴らしい舞台を作り上げることはできません。演者が、スポットライトを浴びている裏側では、目まぐるしく変わる状況に対応し、忙しくなくも、冷静に仕事をこなす人々が、常に存在しています。こうした裏方の働きがあって、初めて舞台は成り立つのです。私たちの業務にも、同じことがいえるでしょう。職場では、部署によって様々な作業があります。一見バラバラの仕事をしているように思えても、それぞれの働きによって仕事は成り立っています。与えられた役割に対して、「この仕事一つひとつが、全体を作り上げていく推進力になるのだ」と、信念を持って働いていきましょう。合掌
2024/10/13
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幼馴染みで小学校・中学・高校が一緒の同級生の妹(書道家)さんと、同じ高校の版画家の卒業生が、ペアを組み、毎年、京都・東寺の食堂(じきどう)で、展示会を開催しています。約3ヵ月の間、京都東寺の宿舎で過ごされるため、私は、お二人が楽しみにされるお酒を持って行くことにしています。今年は、盛和塾で知り合った鹿児島の有名な酒蔵で、薫り高い焼酎です。我が家は、彼と彼女の版画と書が氾濫しています。毎年、年賀状写真の床の間には、その年の干支の「版画」、法事の時は彼女のかなの般若心経の「書」が飾られます。私の友人は、これを楽しみにしている人もいます。我が家に入ると、玄関や客間には、そこかしこに置いてあり、まさに観欄斎の版画と書のオンパレードです。毎年お伺いし、気に入ったものを購入します。また、我が家を訪れ、気に入った人にも展覧会を紹介し、多くの人が買い求めています。今日は、ゆっくりと展覧会を見学し、東寺の五重塔を観覧してきました。合掌
2024/10/12
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明日は、アメリカ合衆国の祝日である「コロンブス・デー」です。1492年10月12日、クリストファー・コロンブスが率いるスペイン船隊は、現在の西インド諸島に到達しました。アメリカ大陸の発見につながったといわれるこの航海ですが、当初の目的地は南アジアのインドであったといわれています。私たちの仕事でも、当初の目的とは違った結果を迎えたり、想定していた成果にスムーズに、たどりつかなかったりすることがあります。しかし、それをすべて失敗と、決めつけてしまうのは、早計かもしれません。なぜなら、予定とは違う到着地点が、思いがけず想定以上の良い結果を生み出すことがあるからです。自分にとっては失敗でも、広い視野で見た時に、誰かの役に立っているということもあります。ゴールは一つではありません。たとえ目指した場所とは違っても、そこにたどり着いた意味を考え、前向きに捉えて日々の仕事に活かしていきましょう。合掌
2024/10/11
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昨日は、日経のトップ記事で知りましたが、 「AIの父」 二人に、ノーベル物理学賞の授与が発表されました。日本人で過去にノーベル賞を受賞した人は、28人だそうですが、今年も何人かの候補者がいます。ノーベル賞は、10/7(月)生理学・医学賞、10/8(火)物理学賞、10/9(水)化学賞、10/10(木)文学賞、10/11(金)平和賞、10/14(月)経済学賞の発表となっています。さて、昨日ノーベル賞を受賞されたAIですが、近年、AI(人工知能)技術の発展は、目覚ましいものがあります。例えば、将棋や囲碁など、知的ゲームだけでなく、画像認識や翻訳など、日常生活の様々な場面へも、応用されています。AIの技術は、かつては 「あまり発展がみられない、使えない技術」 として注目されていませんでした。ところが、十年ほど前に、画期的な研究論文が発表され、急激な発展を遂げたのです。この背景には、研究者たちの不断の努力があったのでしょう。それが今回ノーベル賞になったヒルトン氏の論文です。ヒルトン氏が、2006年に機械学習の一種である、深層学習のアルゴリズム(計算手法)に関する論文です。そして、2012年には、深層学習を駆使して、米国で開かれた画像認識ソフトウエアの世界的なコンテストで優勝したのです。写真に写った物体の認識の正確性を競い、それまでの記録を大きく塗り替えました。世間からあまり注目されない状況でも、人間の知能の性質や従来のコンピュータ―プログラムの限界についての考察を続けた結果、徐々に知能というものへの理解が深まり、ブレークスルー(現状打破)が起きたのです。 同様のことは、個人のスキルにも当てはまるでしょう。努力しても、スキルや技術の習得に停滞はつきものです。そのような時こそ、諦めずに努力を続け、進化を目指すことが重要です。合掌
2024/10/10
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日々の仕事をする中で、給与が得られることは、職場人としての喜びの一つでしょう。しかし、私たちが得る仕事の報酬は、金銭的な物ばかりではありません。例えば、私たちは仕事を通して、新たな知識を得ています。顧客様との対話の中から学び、難問にぶつかる度に、必死に考え、知力を身につけているのです。弊社は、100%受注生産のため、お客様の要望である、品質・価格・納期の3条件をすべて納得してもらえない限り、受注成立とはなりません。営業・設計・現場が一体となって初めて、受注可能となります。また、よき仕事をしようと工夫、努力して多くの仕事を手がければ、その分、仕事をこなす力が身につきます。 いわゆる 「場数を踏む」 というものです。さらに、仕事ができる人には新たな仕事が与えられます。仕事が仕事を呼び込むのです。忙しい人に、仕事が集まるという理由も、ここにあるのかもしれません。このような人たちが、力を合わせて、一つのプロジェクトを、成し遂げるといった 「達成の喜び」 は、何物にも代えがたい、仕事の報酬になるのではないでしょうか。弊社は、自分たちのできることを、お客様に利用してもらうのでなく、お客様が必要とされるものを、必要とされる品質を満たし、予算通りの価格で、必要とされる時期に、納めるのです。私たちは、この職場で、日々の糧を得る給与に加えて、仕事を通して知識、能力、喜び、といった多くの報酬を得ています。得たものと、身につけたことを活かして、働く仲間と共に、さらなるよき働きを目指していきたいものです。合掌
2024/10/09
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「もののふの 八橋(やばせ)の船は 速(はや)けれど 急がば回れ 瀬田の長橋」5・7・5・7・7の、これは、室町時代の連歌師・宗長の和歌です。「物事をなす時は、基本に従うことが、近道になる」 という意味で、 「急がば回れ」の語源となったとされています。八橋(やばせ)は当時、琵琶湖の港町として栄えた都市で、ここから船を渡すことが、京都への近道とされていました。しかし、比叡山から吹き降ろされる突風で、船は転覆の危険性があったため、徒歩で、湖畔を回る方が、確実なことから、先の歌が詠まれたのです。つまり、危険な近道を通るより、遠くても安全な近道が、結局は早い、ということになります。まさに 「急がば回れ」 です。私たちの職場においても、急な仕事が入った時に、「どこかに近道はないか」と考えることがあるかもしれません。弊社は100%受注生産で、品質・価格・納期が、納得してもらえないと成立しません。焦る気持ちから、基本を疎かににして、ミスが発生し、結局、やり直しをすることになっては、本末転倒でしょう。日頃から、より早く、より正確にすることを意識し、今気づいたことを改善しながら、一歩一歩、進んでいきましょう。合掌
2024/10/08
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人間の生活は、長い時間をかけて様々な進化を遂げてきました。まず、火をおこし、道具を発明し、それらに創意工夫を凝らして、発達してきました。それが連綿と続いて、地上の各地に文明が発展したのでしょう。進化を途切れることなく、現在へと続いているのは、より快適で便利な生活を築きたいという、人間の願望であることに違いありません。長きに亘る人間の文明の歴史は、人間(自分)の労力を、自分以外の別の物に委(ゆだ)ねてきた歴史ともいえます。例えば、馬に乗り、車に乗り、電車に乗ることは、足を使わずに、かつ早く移動できるという魅力的な方法です。ところが、快適さと便利さに慣れ過ぎると、人間の持つ能力や、体力の衰えに影響することにもなるでしょう。身の回りには、生活を快適にしてくれる物であふれています。時には、それらに頼りすぎていないかを意識することが、大切ではないでしょうか。アルミケースや、縫製物のソフトケースメーカーである弊社では、社会の要望により、免許返上後の乗り物として、大人3人と荷物が運べる“電動アシスト四輪車両”を造っています。これは、体力を多少使いながらも、免許がなくても大人3人と荷物が運べます。便利なものと共存しながらも、自己の生活を見つめることも大切なのです。合掌
2024/10/07
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10月は、三重の芭蕉祭、京都の時代祭など全国で祭りがあります。祭り好きの私は、家内の案内で、京都三大祭りの葵祭(5/15)・祇園祭(7/1~7/31)・時代祭(10/22)を体験しました。「祭りといえば縁日」 とワクワクする人も多いはずです。開催の雰囲気は似ているものの、 「祭り」 と 「縁日」 の意味には、どのような違いがあるのでしょう。金田一京介監修の明解・国語辞典では、 「祭り」 は心霊に奉仕して霊を慰め、また、祈る儀式。 「縁日」 は神仏を供養し祭りを行う日。と記(しる)されています。「縁日」 そのものが、 「祭り」 と思う人がいるかもしれませんが、双方は目的が違います。 「縁日」 は、毎年決まった日に、神仏と縁を結ぶという目的があります。一方で、 「祭り」 は、農作物の豊作願いや、収穫祝などのために、行なわれるもので、全国各地の神様に、お供え物をして、賑やかにお祝いをする目的があります。「縁日」 は日にち毎に行なわれ、 「祭り」 は季節毎に行なわれます。秋は春に植えた農作物の収穫期で、その喜びと感謝を込めてお祭りをするのです。最近では、 「祭り」 や 「縁日」 は、小規模での開催が多くなっているようです。近隣で、催されていた時には、意味や由来を把握して楽しんでみてはいかがでしょう。合掌
2024/10/06
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毎年、4月8日と本日、10月5日は、「折り紙供養の日」です。折り紙作家の河合豊彰氏が提唱して定められました。私の折り紙の初めは、千羽鶴です。折り紙は、江戸時代から伝わる、日本の伝統的な遊びの一つです。この折り紙の技術は意外なところで活かされています。私の小さい頃は、お年玉や、見舞い、何事にも折り紙がつき物でした東京大学の三浦公亮名誉教授が考案した「ミウラ折り」は、大きなものを小さくたためる折り方で、「宇宙実験・観測フライヤー」で太陽光パネルの開閉に採用されました。また、折り畳みの地図などにも、活用されています。今では欧米を始め多くの国に、日本語の「ORIGAM(オリガミ)」という言葉と遊びが浸透していますが、日本人にとっては楽しむだけのものではありません。例えば千羽鶴を折る時は、平和祈願や病気平癒などの願いがこめられます。昔の人たちは、物にも魂が宿ると信じて大切に扱いました。「折り紙供養の日」は、役目を終えた折り紙を不要な物として扱うのではなく、感謝を捧げて供養する日なのです。合掌
2024/10/05
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「礼儀作法」 というのは、公式な改まった場所だけで、問われるのではなく、普段の生活における 「起居動作」 や 「心遣い」 も問われます。私たちは、自分一人では生きていけません。身の回りの多くの人のお陰で生活しております。その人達とうまくいくためには、まず、会った瞬間の挨拶です。自分から進んで挨拶をします。聖徳太子の 「十七条憲法」 の一つに 「和を以って貴しと為す」 とあるように、「礼儀」とは、人と人との 「和」 を重んじる精神が大切といえるでしょう。あるイベントで、チーム対抗・子供雑巾がけレースが行われました。それぞれがチーム優勝のため、応援し合いながら、夢中でレースに臨んでいました。レースの最中、優勝に最も近いAチームと、下位のチームの子供同士が、不意にぶつかっていまいました。その時、よろけてしまった子供に手を差し伸べた子がいるAチームはレースに負け、惜しくも優勝を逃してしまったのです。しかし、Aチームのメンバーからは、悲嘆や非難の言葉は一切なく、むしろどのチームよりも互いの健闘をたたえ合っていました。会社の仕事も多くの人の協力を得て、成り立っています。その人達に感謝し、お礼を述べているでしょうか?物事を判断する時、勝ち負けや有利不利だけにとらわれず、「どちらがより美しいか」という基準を持って、周囲との和を築いていきたいものです。合掌
2024/10/04
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社会人として求められる能力の一つに、自己管理能力があります。特に新入社員の頃は、研修の場や、上司からの指導で、よく耳にしたのではないでしょうか。一般的に、自己管理能力として求められるものは、時間、健康、感情、経済面などが挙げられます。私は、31歳で起業したものですから、すべてが、この自己管理につきました。特に、受注生産と決めたものの、創業当初は一軒も得意先がないものですから、毎日が、飛び込みの新規開拓となりました。それこそ、元証券セールスですから、会社四季報を見て、飛び込み営業の毎日でした。自己管理の中でも、とくに「健康」と「時間管理」に気をつけ、A4ノートに、翌日の新規訪問もスケジュールを書き込み、時間単位で管理しました。そして、名刺の管理も几帳面にしました。例えば、不規則な生活による体調不良や、遅刻を何度も繰り返すと、自己管理能力が低いことになり、仕事面だけでなく、生活全般に悪影響を及ぼします。また、「一事が万事」という諺があるように、スケジュールの管理は万全なのに、一日の時間管理がルーズということはないはずです。一つができなければ、どれもできていないということになるでしょう。自己を管理する能力はすぐに身につくものではありません。自分は自己管理ができているかどうかを改めて見直してみましょう。こうした能力は、生活にけじめをつけ、周囲の人達との円滑な人間関係を築くために必要なものと捉え、日々磨きをかけたいものです。合掌
2024/10/03
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人の営みには心(思う)、言葉(言う)、行動(実行)の三つの面があります。後者の二つ、言葉(言う)と、行動(実行)は、聴覚的にも視覚的にも、他人から理解されやすいでしょう。一方で、最初の心(思う)は、心の中で何を思っているかは、第三者には、解りにくいものです。 日常生活の中では、三つの面がピタッと一致するのが理想でしょう。私は創業者として、多くの人から 「心、言葉、行動」 を注視されていることを感じ、さらに、誤解されていることも感じていました。しかし、誤解されていることには、結果を見てからの判断としました。心と体が健全であれば仕事も捗ります。反対に、嫌々ながら仕事をするとストレスが溜まり、仕事にも悪い影響を及ぼします。私は、家庭は全て家内任せで、自分は仕事に集中しました。与えられた仕事を 「喜んでさせていただく」 のか、「嫌々ながらやる」 のかは当人次第です。 前者と後者の結果は、周囲にもわかるような差が生じるかもしれません。喜んで働き、共に仕事をする人たちを、喜ばせる時、自分に返ってくるものは、「達成感」であり、「感動」 という報酬です。これは何物にも代えがたい、人生の財産となるでしょう。私は多くの人と仕事をし、それぞれの人には、表と裏があるように、良い面とそうでない面があります。私は、その人の良い面だけを見て、それを会社で活かしてもらうことを願いました。お互いがより良い人生を送るために、日々喜んで前向きに働きたいものです。合掌
2024/10/02
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最近は、パソコンで文章を作成し、パソコンや携帯、スマートフォンでメールを送るなど、自分自身で、文字を書く機会が少なくなっています。その一方で、昨今は美文字へ意識が高まり、書店には多くの 「文字練習帳」 が並んでいます。手書きには、手書きならではのぬくもりがあるからでしょう。ゴルフ場や協会の会合、冠婚葬祭などの受付で、自分の名前を書いた時、やっぱり、下手さを感じます。私は、教育熱心な母親の影響で、小学5年~高校3年迄、8年間も習字を習いました。その習字の先生から言われたのは、「人生で、一番多く書く文字は何だと思う? それは自分の名前だ! だから、まず自分の名前を、しっかり練習しなさい!」 ということでした。今では、鉛筆・シャーペン、ボールペンで、自分の名前を書くことはあっても、筆を使うことはなくなりました。まして、苗字名前以外の文字を書くことは全くなくなりました。そのかわり、パソコンで文章を書く時は、色々と書き直し、その表現に苦労することが多くなったように思います。時代の変化と共に、文字を書くことが、これほど少なくなるとは、思いもしませんでした。同年代の人で、たまに、年賀状や暑中見舞いで、手書きの葉書が来ることがあります。できるだけ絵葉書を使い、少ない文章ながらも、手書きで返事を出すようにしています。今一度、自分の苗字名前の手書きの練習をしましょう。合掌
2024/10/01
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9月30日は「365歩のマーチ」や「男はつらいよ」、「兄妹船」など、数多くのヒット曲を生み出した作詞家、星野哲郎氏の生誕の日です。私よりも16歳年上の先輩の作詞家です。星野氏は学校を卒業し、遠洋漁業に乗組員となるものの、大病を患って、数年間闘病生活を送ることとなります。今と違って、昔は、時代の流れに沿って、どんどん自分の思いとは違った人生になりました。私も、進学担当の勧めに従い、証券大学へ行くつもりでしたが、大和証券の営業マンとなりました。肝心の星野哲郎氏は、文芸誌などに投稿する中で、ついには職業作詞家となり、以後半世紀余り、流行歌を手掛けていきました。妻のことを「私の縁(よすが)だった」と語る星野氏は、300通以上の文通の末に、結婚しました。そして、<妻を幸せにしたい>との一心で作詞を続けたのです。また、詞の清書は妻が担当するなど、精神面と共に、星野氏の仕事も支えてくれました。昔は、一旦結婚すると、夫婦一体となり、それぞれ違った仕事をし、家庭を築いていったのです。家庭の意義の一つに、エネルギーの充填が挙げられるでしょう。それぞれが、違ったことを懸命にしても、家庭が心休まる場所であるからこそ、生きる気力が湧いてくるのです。つまり、逆をいえば、家庭内での悩みが絶えなければ、仕事に十分に集中できなくなるともいえるでしょう。夫や妻、家族の支えがあって、自分の今の働きがあることを自覚しましょう。そうした感謝の意を 「いつもありがとう」 と言葉にして伝えたいものです。合掌
2024/09/30
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日本人の朝食がパン食になり、ついこの間までは、お米が余り、休耕田がどんどん増えていると聞いていました。それが、昨今は、米不足とかで、スーパーからお米が消えて無くなったそうです。実りの秋となりました。秋に収穫される作物は、たくさんありますが、日本食文化の中では、なんといっても、代表的なものは「お米」です。その読み方には、意味が込められています。諸説あるようですが、 「こ」 には 「込める」、 「め」 は 「恵み」 で、 「米」 は、 「恵みが込められたもの」 という意味合いになります。また、稲の 「い」 は 「命」、 「ね」 は 「根っこ」 という意味があり、その 「命の根」 からできた 「米」 を食しながら、私たちは生きているのです。食は生命の源です。毎日の食事を当たり前のものとして、感謝の心を向けていないのではないでしょうか。私は、終戦後の食べる物がない時代に、育ったものですからそのことがよく分かります。私の子供の頃は、お米は配給で、無くなると困りますので、小学生の頃から、母親の命令で、朝早くから並んで配給の順番を待ち、売り出し前に来る母親と交代するまでじっと待ちました。食べ物を食べる際には、多くの人たちの働きや、収穫の苦労があることを忘れてはなりません。 当時は、空き地があれば、畑を作り、作物の自給自足が当たり前でした。家庭においては、食事の献立を考えて、それを作る人がいます。「食」 へのすべての働きに 「ありがとう」 と感謝の気持ちを持って、今日の我が家のごはんを、噛みしめてはいかがでしょう。合掌
2024/09/29
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本日の9月28日は、「パソコン記念日」です。私は会社に入ると、まず、パソコンを立ち上げます。家でもパソコンを365日使い、1日も休まず、ブログ 「会長日記」 を綴ります。「パソコン記念日」の由来は、1979年(昭和54年)9月28日に、NECが後のパソコンブームの火付け役となる製品を販売したことによります。この歳の9月に三男が生まれ、現社長がまだ2歳の時です。私は小学5年生から、地方紙の福知山支所でワープロを使い、記者の原稿を本社へ、テレックスで送っていました。当時、テレックスやワープロを、使える人は限られていました。パソコンも1980年(昭和55年)11月のマイクロソフトのMS-DOSから使い始め、当初は、キーボードを見なくても、文字が打てるように“ブラインドタッチ”で、打てるように懸命に練習しました。以来、様々な書類で、キーボードを見ずに練習しましたが、<本当に、パソコンが仕事に役立つのか>と疑問に思う時期もあり、会社の事務所でも、皆に、パソコンを与えましたが、抵抗する人も何人かいました。しかし、これからはパソコンなしに仕事はできないと信じて、長男にも小学5年生から、高いパソコンを与えました。初期の頃には、インターネットも使えるパソコンを、事務所の皆に与えました。これには、周囲の人から、「それだと、仕事をしないでインターネットを見て、仕事にならないよ!」と、随分反対されましたが、私は、皆がパソコンに慣れることの方が先と判断しました。しかし、今は様変わりになり、パソコンが携帯に変わり、携帯を使いこなすことが、必須となりました。合掌
2024/09/28
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