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2007.09.23
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カテゴリ: Other League
あまりにも突然だった、モウリーニョの退団劇。
一応後任監督にはスポーツ・ディレクターのグラント氏が就任することになった。退団の理由としては様々な記事や現地の知り合いに伝え聞いたことを総合すると、昨シーズンあたりから確執・軋轢が生じていたが、ローゼンボリ戦での試合内容がアブラモビッチの逆鱗に触れ、モウリーニョを呼びつけた。そしてその中で軋轢は修復不可能な状況にまでなってしまい、クラブのことを優先的に考えた結果の「双方合意の下での契約解除」だったようだ。
だが結果論で言わせてもらうと、アブラモビッチは昨シーズンの段階でモウリーニョへの信頼感は下がっていた。だからいつモウリーニョが去ってもいいように、グラントと今シーズンの開幕前に契約したのではないだろうか。いくら2人が友人同士であろうとも、グラントにはポーツマスとの契約があった。にも関わらずチェルシーと契約したのだ。グラントにとっては単純にステップアップのチャンスだったと言えなくも無いが、何らかの裏約束が交わされていたのではないだろうか。とはいえグラントの契約期間は発表されていない。長期に渡る可能性もあれば、次期監督が決定するまでのつなぎ役という可能性もある。いずれにしろ、今後もチェルシーの動きからは目が離せない。


さて、チャンピオンズリーグ初戦を終えて監督を辞任したのはモウリーニョだけではない。ゲオルゲ・ハジもその1人である。

94年のアメリカ・ワールドカップなどで活躍しルーマニアの英雄とも称されるハジだが、「名選手、名監督にあらず」の通り、監督としての経歴は散々たるものだった。予選途中からの就任ではあったものの、母国の代表監督として目指した2002年ワールドカップは本選に進めず、トルコや母国のクラブチームでもさしたる成績を残すことなく、いずれも辞任に追い込まれている。そしてこの夏、古巣でもあるステアウア・ブカレストと2年1億2千万円の契約を交わしたのだが、これは各クラブが深刻な経営難に苦しむルーマニアでは破格の好条件であった。

チャンピオンズリーグでは予備予選2回戦から登場し、見事グループリーグ進出を決めたハジ率いるステアウアだったが、国内リーグでは得点力不足から周囲の批判を浴びており、クラブの会長であるベカリさえもが選手選考や采配も含めてハジ批判の立場をとっていた。

ハジは言う。

 重圧は筆舌に尽くしがたく、拷問を受けているようだった。
 2日前には辞任の意思を固めていたが、
 大一番を前に選手を見捨てることは出来なかった」



考えれば、モウリーニョとハジは正反対である。現役を早々に諦めたモウリーニョに対し、母国のスーパースターだったハジ。だが監督生活はタイトルを数多く保持する前者と、行く先々で辞任の憂き目に合う後者。今回もファンやクラブを思うがゆえに大一番を前に退団した名将と、プレッシャーに負けて大一番後に辞任した迷将。

ただ1つ同じなのは、クラブの支配者が口を出してきたことが原因の1つであるということだ。










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Last updated  2007.09.23 22:28:13
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