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部下であり友人であった一人の若者が、AIDSで死んだ。
ゲイだった彼はいつも明るく、
AIDSであることを最後まで僕たちには語らなかった。
僕はゲイに対する偏見は持っていない。
ただ、彼が死んだことが、僕の心に暗い影を投げた。
今、僕が彼のためにしてやれることはないけれど。
今、僕は彼のために自分と向き合うことは出来る。
ただ、そう思うまでには時間ときっかけが必要だった。
今、世界中でAIDSが問題になっている。
対策が叫ばれている。
僕は仕事をきっかけに、その最前線に足を踏み入れた。
(プロローグより)