苦労もあったよね

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すすめ自営

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Sep 14, 2004
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「株でデイトレード!嘘みたいに儲かって笑いが止まらない!」
こんな言葉がいろんなところで言われるようになっている。
子供向け漫画雑誌「週刊少年マガジン」でも
「M・I・Q」というインチキ漫画が始まった。

あからさまにチンピラ臭い駄目な大人が、
パソコンを前に10分そこらで10万も20万も稼ぎ出す夢のようなストーリーの漫画。

こんなばかげた陳腐なストーリーが経済ニュース番組などでも真面目な顔をして語られている。
世界の投資王などと言って
山師(ペテンや博打で一山当てようと考えるチンピラ)を紹介したり、


マネーゲーム、博打をあたかも素晴らしい錬金術のように語っている。
「デイトレードは素晴らしいビジネス。やり方を間違えなければ簡単に大もうけできる。
やらない奴はバカだ」「大人たちは金について知らないから手を出さない。
子供たちが株で簡単に儲かることを知らないのは汚い大人が隠しているから」なんてことを言っている。

漫画の中でもニュースでも「株」とは一体なんなのかの説明はしない。
「とにかく株をやれば儲かる。間違った方法でなければ大もうけできる」としか言わない。

「株」とは何か?
「株とは資本金の無い会社が会社の運転資金を調達するためのシステム」である。
簡単に言うと会社が商売をする時に商品や設備がなければ商売が出来ない。
だから株を使ってお金を集めて商品を買い、それを売ってお金を儲ける。
株を使うと資本金を集められる理由は、会社の所有権を株という小さなものに切り分けて、それを買ってもらうことで会社自体の運転資金に出来るから。

10株持っていればその会社の10分の1を持っていることになる。

簡単な話だけれど、株を持つと言うことはその会社の一部を持つと言うことになる。

このことを知っていれば今、「株」の取引と言われているものがどれだけ本道にはずれているか分かると思う。
株は短期間で売り買いするものではなく、その会社に投資すると言うことだ。

ビルゲイツは言った

マクドナルドに大きくなって欲しいからだ」
これが株を買う基本的な精神構造だ。
その会社の事業内容に共感するとか、
その会社が大きくなれば自分や世の中の役に立つとかそう言った考えから投資するのが正しい。
これは株の基本理念であり、経営者は皆そう考えて株を売り出す。

このことについてデイトレードを推奨する人間は語ろうとしない。
こんな話は直接お金に絡まないし、
この基本理念を知ってしまうと客がデイトレードをしなくなるからだ。

「デイトレード」とは何か?
「株」は常にその価値を変動させている。
昨日まで100円だったものが今日は110円になったり90円になったりする。
その理由はその株を欲しい人がたくさんいるか、売りたい人がたくさんいるかによって値段が変わるからだ。
市場に株が少なくなれば高い金を出しても欲しがる人間がいるから株の単価が上がる。

その逆に市場に株がだぶつけば安くしないと売れないから株の単価が下がる。
株を欲しがるか売りたがるかは
その株の会社がこれからたくさんの利益を出すか出さないかによって決まる。
もちろんそれだけではない。
その会社の国の情勢や流行のようなもの、
それから山師による操作など様々な理由による。

こういった株の値段の上がり下がりを利用した金儲けの方法が「デイトレード」である。
もちろんその他の株でのマネーゲームも基本はこれだ。

株が安い時に買って高い時に売る。
その繰り返しによって差額を儲けようと言うのだ。

株に絶対はない。
上がるも八卦下がるも八卦である。
いろいろな情報によってある程度の予測はつくとは言ってもそれは運次第。
自分が頑張ったから株価が上がるといったものではない。

知っている人も多いと思うけれど、昔バブルという時代があった。
土地や株がそれこそ中身のない泡がふくらむようにどんどん値上がりした時代。
人々は株屋の口車に乗せられてたくさん株を買った。
もちろんさっき俺が書いたような株の基本的な概念など知りもしないで。
「株は絶対上がる。間違えさえしなければ損はしない。簡単にがぼがぼ儲かる」と
株屋の口車に乗せられ、株を買ったは良いがバブルがはじけて株は大暴落。
多くの人が損をした。

その裏で株を売り抜けた山師たちは損をした人たちの金を根こそぎ奪っていった。
もちろん株屋もウハウハ。
株屋自体は株を買ったりしないからだ。
その手数料を頂くだけ頂いたらはいさようなら。
後には自分のバカさ加減にあきれて言葉のでない人だらけ。
当然株屋は損をした人たちのことなんか構っていない。

それと同じことを今またやろとしている。
今度はあの時を知らない子供や主婦を狙っている。

本来的な「株」ではなくいま言っている株のやりとり、
マネーゲームは博打である。

宝くじやパチンコ、競輪、競馬、競艇と同じである。
「M・I・Q」では言っている「宝くじやパチンコなどのギャンブルは
胴元(博打を運営している会社)が儲かるように出来ている。

それと違って株は胴元もなくフェアな市場だ」と。
これは嘘っぱち。
確かに宝くじやパチンコは胴元の取り分が多い。
しかし株の取引はただではない。
「M・I・Q」ではしきりに株の取引手数料が安くなったと言っている。
確かに安くはなった。
しかし株の取引回数が驚異的に多くなっていることは言わない。
株の取引手数料は以前の10分の1になったと言っている。
しかしデイトレードの出現によって株の取引回数は10倍を遙かに上回るようになった。
つまり、以前より取引手数料がかかるようになったのだ。

以前までの株取引はそれこそ「株は寝かせる」と言った言葉があるくらいで、
昨日買った株を今日売るなんて言うことはなかった。
1ヶ月持ったり1年持ったり、それこそ10年持ったりするものだった。

当たり前と言えばあたりまえ。
株は投資なのであってギャンブルではないから。
1ヶ月で売り買いは1度。
(厳密には何種類も株を買う人がいるから何回も売り買いするが1種類の場合は1度でよい)

ところが「デイトレード」は違う。
株は1日のうちに最低2回。
多い場合は4回にも6回にもなる。
これを1ヶ月続ければ最低でも60回。
多ければ180回にもなる。
ならば株取引手数料は180分の1にならなければ株屋は儲かる計算になる。
逆に言えば1ヶ月60回の場合、以前の6倍の手数料がかかることになる。

株屋のインチキが分かっただろうか。

「デイトレード」をする人間を「デイトレーダー」という。
彼らは自らをギャンブラーだとは考えずビジネスマンだと言っている。
漫画でもニュースでもそう言っている。
ならばパチプロ(パチンコでご飯を食べている人)はビジネスマンだ。
なぜなら彼らは地道な努力によってパチンコで稼いでいるから。
釘を読んだり、データを解析したり、打ち方を研究したり、
朝早くからパチンコ屋の前に並ぶなどして努力している。

デイトレーダーの悪いところは同じデイトレードをしている人間を食い物にしていると言うこと。
パチプロは胴元に対して博打をしている。
勝っても負けても相手は胴元だ。
それに比べデイトレーダーは別の株をやっている人間から金をむしり取っている。


しかも一人のデイトレーダーが儲ける以上の損失を別の株をやっている人間が支払っている。
考えて欲しい。
デイトレードをすると多額の手数料がかかる。
胴元である株屋の儲け分だ。
一人のデイトレーダーが儲かると言うことはそいつの手数料も含めて損をしている奴がいると言うこと。

そして今、その損を請け負ってくれるお人好し(頭の弱い人)を罠にかけようと思っている。
今やっているマネーゲームの「株」が博打であることを承知の上でやるなら問題はない。
博打なんだから得する時も損する時もある。
しかし、これを「投資」だと言って売るのはアンフェアだ。

リスクとリターンを理解して株は扱うのが当たり前で
会社への投資であるなら、会社を見てみるくらいはして欲しいです。

お金儲けのためだけに株は動かして欲しくないと感じてしまいました。
が、本音で言えば、それらを含めて株は考えていくと、ヤッパリ面白い!

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Last updated  Sep 14, 2004 11:05:35 AM
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