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2004年05月17日

民主党の新・ドンにほぼ内定していた小沢氏が今日代表選挙への立候補を辞退した。
理由は小沢氏も小泉首相と同じく国民年金の任意加入時期に未加入という事実が明らかになったためである。
これで明日の代表選挙はほぼ現岡田幹事長で決まりだろう。
しかし岡田氏では先日代表を辞した菅氏や小沢氏に比べればまだまだ貫禄が足りなさ過ぎる。
岡田氏で新民主党を掲げてもおそらく7月の参院選は自民党には勝てないだろう。

しかし小沢氏のけじめのつけ方には恐れ入った。
まさか発覚当日に内定していた代表を辞退するとは。
あれだけ報道番組に連日立て続けに出演し、駄々をこねていた菅氏とは大違いだ。

小沢氏に先を越された小泉首相はどういった手段を選ぶのだろうか？

しかし後にその菅氏にも未納期間があったという事実が明らかになった。さらには官房長官というトップポストについていた福田氏までもが未納期間があった。
しかし福田氏は潔く官房長官の職を辞した。
それまで攻撃されていた自民党が福田氏の潔い辞任で反撃に出たのだ。これで窮地に立たされた菅氏は福田氏の辞任した翌日からありとあらゆる報道番組に出演して聞いててイライラするようないいわけをしまくった。
結局世論の批判に負けてあっさり党の代表を辞任した。

そして新しいポスト菅は小沢氏と決まりつつあった矢先に小泉首相の未納問題が発覚した。
これで一気に新態勢の民主党が力をつけていくかと思ったら今度は小沢氏の未納が発覚。
しかし先に未納が発覚した小泉首相がマスコミのインタビューに屁理屈で応対していた間に、後から発覚した小沢氏が内定していた代表を辞退した。

福田氏ＶＳ菅氏の勝者が福田氏だとすれば、小泉首相ＶＳ小沢氏の勝者は間違いなく小沢氏だろう。

小泉首相の未納が発覚する前、彼はインタビューで「私はちゃんと払っている。」と答えていたのに、任意加入時には年金を払っていなかったではないか。
それをマスコミに突っ込まれると、「未加入と未納は全く意味が違う。」などと一国のトップに立つ人間の発言とは思えないくらいの屁理屈だ。

そんな屁理屈をこねている一国のトップが週末２２日に北朝鮮に再訪朝する。小沢氏に先手を打たれた総理はこの訪朝で大きな収穫を得て帰国しなければ世論は黙っていないだろう。

週末からの小泉首相の動向がとても楽しみだ。

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