食品売り場
法律で禁止していると思っている人が多いだろうが、実は、 犬の立ち入りを禁止している法律はない。都道府県の条例もない。
百貨店の老舗である新宿・伊勢丹には次の掲示がある。
「新宿区保健所の指導により、食品フロア・・・へのペット類をご同伴になってのご入店はご遠慮ください。」とある。ウソの掲示だ。いい加減すぎる。愛犬家のお客さんを愚弄している。
新宿区の保健所に問い合わせた。責任者が「そのような指導はしていません。」との明確な返事だった。 指導の根拠となる法律や条例がないからだ
。
日本にいる約1,300万匹の犬のうち、約800万匹の犬が室内で飼われている。当然、台所にも出入りしている。台所に犬が出入りしたために、衛生的な大問題が起こったと言う話は聞いたことがない。起こるはずがない。
犬は何千年も人と寝食を共にしてきた動物だ。 歴史上も何の問題も起こってない。
人畜共通感染症
といういろんな伝染病があることは確かだが、犬を人の食べ物から遠ざける理由にはならない。犬を遠ざけるなら、人も遠ざけなければ意味がない。
つまり、食品売り場に犬を入れてはいけないと言うなら、 人も入店禁止にしなければ科学的には無意味だ。
人と犬は有史以前から一緒に暮らしてきて、衛生的な大問題を起こした史実はない。
人はお風呂にも入り、身奇麗にしている。犬は風呂にはめったに入らないと反論する輩がいる。だから、犬は汚くて、病原菌を持っている可能性が高いと思っているようだ。
一見、正しいように思えるが、科学的には正しくない。
細菌の身になって考えてみると、そのことがわかる。
人畜共通感染症の細菌は人や犬が風呂によく入るか、入らないかには関係がなく、その皮膚に付着したり、呼吸に紛れ込んで、人や犬の体内に入り込む。
細菌の世界では人も犬も哺乳動物であり、身奇麗にしているどうかは関係がない。 空気感染
や 飛沫感染
などの場合を考えると理解できる。
だから、法律的には食品売り場やレストランの食事をする場所は犬禁止にはなってない。
ドッグカフェ
で愛犬と共に食事ができるのはその良い例だ。 犬同伴レストラン
も開業している。
食品衛生法
とその管理運営基準や条例が動物(犬)の出入りや飼育を禁止しているのは 料理を作る場所(厨房)
や食品工場の作業場だ。つまり、製造工程のある場所だ。例えば、 弁当を作る工場は犬禁止だが、弁当売り場は犬禁止ではない。
デパ-トなどの食堂の客席のある場所や食料品売り場は食品衛生法の規制の対象外だ。
ドッグカフェや愛犬同伴レストランが保健所長の営業許可を得て経営ができ、人気を集めているのは周知の通りだ。
その食品衛生法も一般家庭の台所は犬禁止の対象にしてない。もし、その法律を一般家庭の台所にまで適用しようと法律を強化すると悪政の愚行だと大反対運動が起こるだろう。
つまり、現行の 犬厨房禁止の法律
そのものが 社会的にも科学的にも正しくない。動物蔑視の感覚的な過剰防衛意識の産物ということだ。
東京の一流デパートは、食品関係売り場以外は犬をバッグやカゴに入れて、一緒に買い物が出来る。二流、三流の店ほど犬入店禁止の店が多い。たとえば、ドンキホーテは犬入店禁止だ。犬に関して偏見のあるような店には出来るだけ行かないようにしている。
東京の大型スーパーは犬専用のカートを常備している店がどんどん増えている。ただし、食品は取り扱ってないお店だ。
愛犬入店可ス-パ-と身体障害者補助犬法
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