奇改屋のチラ裏雑記

2012年02月18日
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テーマ: ☆仙台☆(1831)
カテゴリ: 弐字
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萩の月を買った。

伊坂幸太郎さんのサイン入りの書籍は、これで3冊目で、
前の2冊は仙台のジュンク堂書店で、
今回の一冊は、池袋のジュンク堂書店で手に入れた。
都会に住まうとこういうものは手に入れやすい。
今日も神田神保町にも行っているわけだし。
それでも伊坂幸太郎さんのサイン入り書籍を3冊ってのはなかなかですよね。

伊坂幸太郎『仙台ぐらし』(荒蝦夷)

伊坂幸太郎『仙台ぐらし』(荒蝦夷)
価格:1,365円(税込、送料別)



伊坂さんの地元・仙台で発行されている「仙台学」連載のエッセイに、震災後に書かれたエッセイ4編、そして本書書き下ろし短編小説「ブックモビール a bookmobile」を収録。


震災後のエッセイから伊坂さんの、震災で受けたダメージがうかがえる。

なにしろ未曾有の大地震で、原発事故も起きてしまった。
多くの人が多くを失い、それでも立ち上がり再び歩き出している。
そして伊坂幸太郎さんも再び歩き出した。

伊坂さんは、震災後こんな寄稿をされている。

正直なことを言えば、震災後、ずっと途方に暮れていた。僕自身は、大きな被害はほとんど受けていないにもかかわらず、役に立たない自分に落胆し、さまざまな不安を前に、茫然(ぼうぜん)とするだけだった。ただ、不眠不休で働いているであろう、さまざまな業種の人たちを見かけたり、公務員の友人から、「今ががんばり時だから」と前向きなメールが届いたりすると、いつまでもおろおろとしているわけにはいかないと感じるようになった。ブルーハーツの曲じではないけれど、「この地震でへこたれるために、今まで生きてきたんじゃないのだ」と自分に言い聞かせている。


人間てのは、儚く弱い。瓦礫の下敷や津波にのまれればそれはあっけないが、
そういう物理的事象がなくとも、心が破壊され自傷する変った動物だ。
先日、亡くなったビジネス的にも大成功をおさめた歌手ホイットニーヒューストンは、
死因は今現在あきらかになってはいないが、重度の薬物依存であったのは有名。
そして先日、K1ファイターのマイクベルナルドが自殺した。
客を魅了した豪腕ファイター、絵に描いたような強きもののイメージ。
しかし、撃つ病で自殺を繰り返したあげく、自分の首をナイフで切り死んだ。


反面、その死にたくなかった人たちが、
失いたくなかった明日を、自ら捨てる人もいる。

地震で日本そのものも大きくかわってしまったが、
「今ががんばり時だから」そういって被災地で頑張る人たちがいる。

人は、儚くもろいとも言えるし、


映画「ポテチ」オフィシャルサイト

仙台発、
誰かを想うあたたかな心と、運命に負けない強い心の物語













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最終更新日  2012年02月19日 05時33分32秒
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