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どうして今、AIR JORDAN 2のレトロなのだろうか?答えは謎だ。しかし、2度目の復刻となるこのリリースは、セールスラック行きを経験したオリジナルや94年の復刻に比べると大きな成功を収めたと言えそうだ。「94年のリリースから数えると10年目の記念日!」、という事意外に特にこれといったストーリーは見当たらない今回のリリースだが、写真を中心に紹介したいと思う。
今回のリリースは、その2週間前の3/13に限定リリースとなったAIR JORDAN19への熱が醒めるぬうちに行なわれた為、米国においてはそれほどの注目を集める事もなく、淡々と行なわれた。日本においては19への関心が元々低く、2001年のAJ3の人気が尾を引く形で、それなりの注目を集めてはいたようだ。これと言ったドラマはないが、今回のリリースまでの経過をまとめてみた。
2月:ナゲッツのカルメロ・アンソニーがAIR JORDAN2 RETROのナゲッツカラーを履いた事で、今回のリリースをナイキファンが意識しはじめる。
3月第二週:日本の並行輸入業者が、アメリカを差し置いてAIR JORDAN 2 RETROの発売を始める。
3月第三週:アメリカのオークションサイトで、AJ2の掲載が少しづつ始まる。(価格140-200ドル)この時点で、アメリカのナイキ正規ディーラーは正確な入荷時期は把握していなかった。オークションサイトの掲載者は、バルクセーラー。
3月第三週:後半になると、アメリカの地方のパパ&ママショップの数店舗で販売開始。Finishline従業員のコメントで、入荷数が少ない事が判明する。
3月24日:日本での正規発売は、ナイキショップ+ナイキストア限定である事が判明。
3月27日:Finishlineがオンライン掲載
3月27日:Footlocker系は、電話予約開始後約6時間後にオンライン掲載。この時点で、かなりのサイズがなくなっている。
3月28日:Finishline、Footlocker、NDCでほとんどのサイズが販売終了
3月30日:Footlocker系で再入荷。数時間で売り切れる。NDCでの再入荷。
4月3日:日本での発売。都内のナイキショップでは並びもあったが、それほどの混乱はない。当日内に、主要なサイズ(サイズ10.5-8.5)は売り切れる。地方では少々売れ残りも存在する。
4月5-6日:日本の並行業者が販売開始。
4月9日現在:インターネット上では、複数の並行業者で20000円付近で販売。在庫は存在する

と、発売前までは、AIR JORDAN 3の時のような爆発的な人気を予想する人達もいたが、結局はそれほどの人気もなく、静かに推移している。但し、確実にリリースされた絶対数は少ないので、今後は品薄になる事が予想される。昨年のAJ1のパテントシリーズのレトロ化では、販売数が多かった為に在庫があちらこちらで余ってしまい、JORDANのブランドイメージを大きく傷つけてしまった。その教訓もあるのか、今回のレトロ化においては、現在の需要と将来への期待を込めたバランスのとれたリリース数だったといえるだろう。(※前回のレトロでも限定路線を取ったが、セールスラック行きだったという経験則もあるだろうが)
今回のリリースでは、以前のリリースと比べ複数の変更点がある。

今回の変更によりアッパーに引かれたラインがデザインに与える影響は大きい。一般的に、幅が広くなったという意見もあるようだが、私はそうは思わない。このラインによって、今回のAJ2のデザイン変更は、アッパーにアクセントを加わえる事によって、かなりスッキリした印象がある。但し、この変更によって、以前のようなスペースブーツのようなインパクトは薄れ、少々一般的になったと言えなくもない。
これらの変更は何を意味するのだろうか?正直なところ分からない。特に性能が上がった訳でも、履き心地が向上したわけでもない。結局、今回のリリースにおけるナイキの意図は何だろう?誰もが隠された(あると信じたい)ストーリーを知りたいはずだ。

AIR JORDAN2を考えるに際し、このシューズをマイケルジョーダンが実際にNBAで履いたシーズン記録をココに残しておこう。マイケルがこのシューズを履いた86-87年は、彼にとってもNBAにとっても大きな記録が歴史に刻まれる事となった。シーズンの平均得点37.1ポイント、4月16日に行なわれたアトランタホークス戦では、61ポイントを叩きだし、新しいNBAレコードを築き上げた。オールスターにもスターティングメンバーとして選出され、スラムダンクコンテストでは優勝している。その偉業を支えたのがこのシューズである事が、AJ2の重みを増している所以だろう。アメリカ人の心にあるAJに対する畏敬の念は、マイケルが残した偉大な功績と深く関係している。
製造がイタリアでされた事が今では大きな関心が寄せられているが、その当時は、ヒールカウンターにTPUパーツを採用するなど、デザインだけでも多くの人にとって全く新しいものだった。全シーズン中、2だけ黒バージョンが発売されなかった点も、多くの不思議を呼んでいるが、誰もその理由を知るものはいない。よって、今回のレトロ化で発売される黒/シルバーが、最初の黒バージョンとなる。

履き心地は極めてよい。フルレングスエアーソールによるクッションも歩くという用途に限定すれば、とても快適だ。アウトソールも中々磨耗に強い素材だ。しかし、激しい動きをサポートしてくれるパフォーマンスは、このAJ2にはない。他の言い方をすれば、AJ2のバスケットボールシューズとしての役目はほぼ完全に終わっている。しかし、街履きのスニーカーとしてはどうだろう?
AJ2のデザインはジワジワと愛着が湧いてくるものだ。色も白をベースとしており、どんな色、形のショートパンツとも絶妙にマッチする。さすがは昔のパフォーマンスシューズだけあり、普通のスニーカーと比べた場合、段違いに履き心地も良い。今回のリリースでは、かなり限定されていたので、街で同じ靴を履いている人を見ることもないだろう。それに加えて、AIRJORDANというストーリーまで付いてくる。ストーリー付きのスニーカーがどこにあるだろうか?そんなAIR JORDAN2は、スニーカーの最高峰と言っても語弊はない。確かに、巷ではAJ3のほうが人気があるのは確かだが、人と同じが好きでないならば、迷わずAJ2を選んでみよう。
突然だが、あなたは夏になると、スニーカーとショートパンツを履く派だろうか?もしそうなら、このシューズは特にお薦めだ。2万円弱で購入でき、履き心地も良く、20年の歴史があり、デザインは着実に心の中で育っていく(?)。それに加えて、限定リリースである。ショーケースにしまっておくのではなく、お気に入りのスニーカーとして是非履いてみてはどうだろうか?私がお気に入りで、長年履きつづけているPatrickのスニーカーの定価は14800円(税抜)だ。最近の良質のスニーカーとはそれ相応の価格が付いてくるものだ。


バッシュとしてのAJを見た場合...文字制限のオーバーの為、続きは JORDANS.JP で
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