【カラーガード大好き】マイレージジャンキー 時々 「鉄」

【カラーガード大好き】マイレージジャンキー 時々 「鉄」

2006/11/13
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さて、前回は韓国の施設「自由の家」までレポートしました。南北ともでかい建物で、正面からは相手側の建物しか撮影できないのです。今回のレポートでは南側の「自由の家」しかご紹介できません。北側の「板門閣」は南からしか撮影できないのです。

日記

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おずおずと軍事停戦委員会会議場へ進んで参ります。この会議場は、ポプラ事件(余談ながら南側のキャンプボニファスと言う名前はポプラ事件の際に人民軍により殺害された米軍将校の名前から来ています)とかソ連学生亡命事件とか数々の死傷者の出る事件の舞台となった場所です。

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また、この10年の韓国映画の名作も南北分断に題材を取ったものがたくさんあります。シュリしかり、ブラザーフッドしかり、二重スパイしかり…。特にJSAはこの板門店の共同警備区域の兵を主人公にしたものです。この場所に建つのであれば、予習代わりに是非ご覧頂くことをお勧めします。

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と、緊迫した気分だったのもつかの間、台湾おばちゃんの赤いチャンチャンコが視界に入ると急に日常感が…。これじゃ台北のデパートのバーゲンです…。大声で話しながら移動するので、緊張感が雲散霧消してしまいました。

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ズモーン…。

これが南北の軍事境界線です。このテーブルは南北軍事境界線の上に配置されております。マイクのコードが丁度軍事境界線です。この建物の中でだけは、自由に軍事境界線を越えることが出来ます。ここ以外で軍事境界線を越えると、少なくとも北側は発砲するでしょう。この板門店周辺は共同警備区域となっていて、兵士の武装は拳銃に限られ小銃は携帯できないことになっているそうです。なので当たっても死なないかも知れませんけど…。

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しかーし、台湾おばちゃんズにかかるとこの通り。南北分断という民族の悲劇も、あっという間に町内会の温泉旅行みたいな雰囲気になってしまいました。恐るべし。おばちゃんパワー。

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悔しいので、私も記念撮影しておきました。自分の顔を塗りつぶすという行為も何となく映画っぽいでしょ。韓国映画「二重スパイ」でこんなシーンがありましたよね。

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私ら、北側の観光客を監視する、韓国陸軍の憲兵です。この憲兵が妙に格好いいんです。特別な軍服を着用し、全員サングラスを着用していました。

この位で軍事停戦委員会会議場を後にし、北側の「板門閣」に入り、ここから見下ろしで撮影を続けました。

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板門閣への階段から撮影しました。正面から見た自由の家です。ここ板門店における南北のライバル意識は病的で、とにかく相手よりでっかい建物を建てねばならないという強迫観念にかられたのか、意味もなく大きな建物です。中は殆ど空家でした(2002年に南から訪れた際に見た感想です。南からの板門店は別途特別レポートをアップします)。

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軍事境界線ギリギリに佇む人民軍兵士です。兵士の足元のコンクリートの線が軍事境界線です。

ここから板門閣からの撮影分です。

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JSAにも出てきた哨所ですね。

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南北首相級会談の会議場です。今は使っていないんでしょうね。

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私たちが板門閣で休憩していると、南側の観光客が出てきました。南北の観光客がかち合わないように、バッチリ打ち合わせが出来ているような印象でした。

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南側の展望台です。ここには、このレポートの旅行の約2年後に立つことになりました。いや、絶景でした。

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南側の観光客の皆さんです。胸にワッペンをつけているので直ぐに分かります。

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風にはためく南北の国旗掲揚塔です。これも南北の競争意識から、掲揚塔の高さ競争になってしまい、病的な高さになっています。今使っている機材ならもっとまともな画像になったと思われるのですが、2000年に使っていた初期のデジカメではこの辺が限界でした。

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板門閣で私と共に南側を見下ろす台湾のおばちゃんたち…。

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手前の山は北朝鮮、奥の山は韓国の領土です。その中間は綺麗に木を伐採してありました。キルエリアですね。この身を隠すものがない部分を進む敵に対してありったけの砲弾を浴びせる訳です。

次回は一旦番外編を入れます。南からの板門店観光を一回だけ入れてみます。

良ければ一票お願いします。

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Last updated  2006/11/13 05:30:16 AM コメント(8) | コメントを書く


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