愛聴図鑑

バッファロー・スプリング・フィールド

バッファロー・スプリング・フィールドのメンバーって１９６８年に全員麻薬所持で逮捕されているんですよね。この時代のミュージシャンって本当に・・・。ニール・ヤング、スティヴン・スティルス、リッチー・フューレルにジム・メッシーナはいずれもその後のアメリカン・ロックを創り上げていった人たちですね。セカンド・アルバムの「アゲイン」はロック好きにとってはマスト・アイテムであることは間違いありません。でも、何度聞いても変なアルバム・・・。ロックの歴史の流れを考えて聞けばナルホドと思えるのだけれど、単純にひとつの音楽として聞くと？？？の連続です。ルーツ・ロックでありながらサイケ。ブルースもあればクラシックもあり。「実験的にいろいろな事をやってみました、でも全部上手に出来ちゃいました」見たいな感じでしょうか？一つ一つの曲は完成度の高い名曲ばかり、でもアルバムを通して聞くとなんとも云えず変な感じ。発売当時はあまり売れなかったみたいですね。ＣＤになっても、ひょとすると、アメリカ人よりも日本人の方がたくさん所有しているじゃないでしょうか？