人生の旅あれこれ

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2016.12.26
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カテゴリ: 人生の旅あれこれ
2016.12.26(月)晴れ 15.00気温21℃
血圧測定値 15.00ジョグ前126-62 19.50ジョグ後145-67

B次  ヨー、おるか?あがるで。

今夜は志ん朝鑑賞の第二夜。何聴くつもりや?   

A太  おまえ、関西弁の真似ごと、止めたんとちゃうか?

B次  おまえかて関西弁の真似ごと、捨てられんやんか?!

A太  ついひきずられた。志ん朝の噺聴きながら少しずつ江戸弁身につけていくわ。

おなじみの「小言幸兵衛」を聞くか?

B次  あれは「つき屋幸兵衛」ともいうらしい。



つき屋を漢字で書くと搗屋と書くんだけどパソコンの辞書には載ってない。

そんだけ古い商売だとわかる。今では精米屋どころか米屋自体がほとんどない。

米はスーパーで1袋5キロとか10キロで売っている。

スーパーに置いてあるんはみんな精米だ。玄米なんて通信販売で買うほかない。 

米屋。酒屋。魚屋。野菜屋。果物屋。乾物屋。金物屋。総菜屋。みんなスーパーに吸収された。

それだけに江戸時代にできた噺はやりにくいだろうな。

A太  それでも志ん朝がやると退屈しない。下手な噺家がやると5分と持たない。

ラジオで流れてくると上手い下手はすぐわかる。

下手なのは聞いてられないからスイッチを切る。

前座から真打ちまで下手が揃っている寄席にわざわざ木戸銭払って入る客おるんかな?    

B次  志ん朝だけ見に行く客て多かったんだろうな。



エライもんだ。

「小言幸兵衛」と「搗屋幸兵衛」とは大家が店子に小言を言いまくって自分の家まで

帰ってくるまでは同じだけど、そのあとが違う。

客筋や時間の兼ね合いで換えてしまったんだろう。

A太  貸家を探して大家を尋ねてくるのが豆腐屋と仕立て屋。



これが「小言幸兵衛」。

「搗屋幸兵衛」は豆腐屋と搗屋が貸し家を探しに大家のとこへやってくる。

仕立て屋の話より搗屋の話の方が2倍くらい長いから、

前半の小言幸兵衛とは別の噺だったかもしれん。

貸家探してる搗屋が大家の昔の女房の仇にされて薪ザッポーで殴られそうになる。

こっちの噺は約40分かかる。

B次  そのくらいはおれも知ってるよ。大家と仕立て屋のやり取り。大家と搗屋のやり取り。

下手くそに演られては10分と座っていられねえや。

志ん朝の親父の志ん生が、外は大雨。客の入はパラパラ。

それを見た志ん生が演目を艶笑噺に切り換えた。

ここだけの噺ですよ、なんてパッと演目を切り換えられる。

志ん生・志ん朝親子は噺では名人・達人の域に達していたな。

A太  志ん生はYouTubeにはあまり載ってないね。  

B次  おれは昔、カセットテープ10巻買い揃えたことがある。

音色は悪くなっているけど今でも聞き取れないことはない。まあ、聞いてみな。

坊主千人が一堂に会し、男のモノの先に鈴をつけて修行する噺だ。

酌をするのが選びぬいた美女千人。これが裸に近い格好で坊主を挑発する。

竿の先につけた鈴がチリンと鳴ったらその坊主の修業はそこまで。

あっちでもこっちでも鈴が鳴る。そらそうだ。若い坊主が美女の裸を見て

イキリ出さないはずはない。その中で唯一人鈴を鳴らさない坊主がいた、という。

A太  へえ、どうしてだい?

B次  そのわけがこの噺のオチだ。あとで聴いてごらん。

仕事が終わってから熱燗チビチビやりながら志ん生を聴くなんて乙なもんだぜ。

ほな、達者でな。さいなら。





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最終更新日  2016.12.28 06:27:27
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