『一緒にいてくれる?』

『一緒にいてくれる?』

2006年11月28日
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カテゴリ: 彼と茜
彼の車のカーナビを操作していたら、知らない名前の家が地点登録されていた。

「会社の人」
なんか歯切れが悪かったのでさらに聞いた。
「女?」「一応ね」
会社の後輩の後輩らしい。
…彼から見ても後輩にあたる女の子。

そこで彼は違う話をしだした。
私からのそれ以上の質問をさえぎるように。





彼のカーナビに登録されているところは少ない。
後輩の家も登録されていないのに、なぜその女の子の名前が登録されているのか。
よほど頻繁に使うところじゃないと彼は登録しない。
過去使っていたとしても、使わなくなると遠慮なくそういうものは消してしまう人。
それを踏まえて今「どうして」登録してあるのか。

質問をさえぎった位でこの事がうやむやになるとでも思ってるのだろうかと思ったら何も言いたくなくなり、私はずっと黙った。



しばらくして目的地に着いたので、勢いよくドアを閉めて外へ出た。
もちろん顔は怒りまくり。

機嫌の悪い私に合わせて黙っていた彼も、同じく車を出た。
そして私に近寄ってきて
「なにもないよ。なにもないから、大丈夫だから…」


そこから私の猛反撃。
「じゃあなんで質問させないようにしたの?」
「登録されてるってことは頻繁に送ってたって事?」
「ふたりきりになったりした?」
「なんでその後輩が送らずに○○(彼)が送ってたわけ?」

「なんであの時すぐ消さなかったの?」

私が押し黙る前に「使ってないなら消しなよ」と私が言った時にその場ですぐ消そうとしなかった彼に「消さないの?」とまた私から聞いてようやく消したことにもムカついていた。

詳しく話そうとしなかったことをクドクド責めた。


極力怒りを抑えて話したつもりだったが、
彼は最初に弱弱しく話しかけてきた時と同じ弱弱しい口調でずっと私の質問にひとつひとつ丁寧に答えていた。


よくよく聞いてみると。
登録してあった女の子の家は、昔会社の人たちで飲みに行ってた時に後輩とともによく送っていってた女の子らしい。
時期を詳しく聞くと、微妙に私と付き合い始めた時期にかぶる。
…飲み会のせいで30分以上駅で待たされた思い出もよみがえってきた。

たぶん後輩の紹介ってカンジでいい感じになりそう(されそう?)になってたことが予想されるが…それは過去の事なので、それは別に構わない。

昔こんな理由で使ってたけど、
もういらないかってすぐ消してればこんなになることもなかったのにっっっ。


懇々とそうやって話していると、
そのうち彼は泣きそうな顔をして背中をむけていじけてしまった。


その姿を見て、(あぁ~言い過ぎたかなぁ~)って思った(苦笑)

でもこんな風な話になったのは初めてだったので、今後また同じことが起きてほしくないのでどうして私が腹が立ったのかをしっかり話させて頂いた。

全然やましい事もないのに、
私の機嫌を直そうとせっかくむこうから話しかけてきたのに、
質問も全部ちゃんと答えたのに、まだ言われて…
言ってる本人が言うのもなんだが彼がかわいそうだった(爆)

会社の飲み会なんて一緒に住んでから彼は行ってないに等しいし、
忘年会ももう行くのやめたい、って言ってたのに…

「今なにもないならそれでいい。
こういうことは私は心配しやすいので、安心するまでちゃんと話してやってください。」
と言ったら
「ハイ」と気弱そうな声で彼は返事した。



「今一番すきなのだれ?」
「○○(私の名前)」

何回も聞いて何回も答えてもらってるうちに機嫌が直りました。


これから先こういうことはちゃんと話さないと同じコトになりますよ
だから変な痕跡やら疑われそうなものは私にみつからないよう
消すなり隠すなりしてくださいね


というデカイ釘をうたせてもらいました。

また同じようなことがあったら…
次こそはデカイ気持ちで受け流してあげよう。冷ややかにね☆




…とちょっと上から目線でいい気になった私。

仲直りした後、彼に聞いてみた。


「もし○○(彼)が知らない男の人の名前が出てきたらどうする?」

すると彼は
「気にしない」ときっぱり言った。

「どこの誰なのかとか気にならない?」
「気にならない」

「え?なんで?」
「信用してるから」

「………」




勝てる自信があるんだって。どの男にも。


すべての答えを即答で、しかもきっぱり言い切られて…
なんだかんだ言ってた自分がすごくちっさく感じて恥ずかしくなった凹
そして、嬉しかった。

またひとつ教えられた気がする。
まっすぐ信じる彼の思い、かっこよくて、強く見えた。

信じることで、不安もなくなって強くいられるんだな…

何があっても彼についていこうって思いました。


彼が今までかつて裏切られたこととか、傷つけられたことがあったかどうかは知らない。
どんな道を経て来たにせよ、彼は「答え」をしっかりと持っている。
それは私も持っていたはずで…壊れてしまったからひどく求めていた。

彼をしっかり守らないといけない。裏切るわけにはいかない。

そうすることで、私はやっと本当に立ち直れるとおもう…

何があっても彼を守っていこうと思います。








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Last updated  2006年11月28日 13時31分07秒
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