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クリント・イーストウッチ-

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2008.08.20
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カテゴリ: 仏の心
私は、紛れも無く母子家庭に育ったひ弱な人間である。



家に父親が居ない事が当り前に育った、お山の大将なのである。



母親も、3才の時、孤児同然の身の上になったため、彼女の方が、より家庭というものを知らない。



伯母や叔父の愛で目一杯充たされた愛も所詮は我儘の権化というような人間しか生みはしなかった。



彼女が、女であるためそうなったのか、男だったとしてもそうなったのかは、女になれない私には解析不能であ



る。



彼女の母親は、二度目の結婚で彼女を生み、再び離婚して、27歳で結核のため亡くなった。



彼女の異父姉も、頭脳明晰で絶世の美女だったらしいのだが、20才の時、母親と同じく結核で夭折したらしい。



その姉を最期まで看取ったのも、やはり義祖母であった。







私は、その伯母に生きていて欲しかったと、つくづく悔やんでいる。



そうであったなら、今日の母親の姿は無かったのでは無いかと、無駄な想いを抱き続けて来た。



その母親も、私が子供の頃は、ある意味、自慢の母親でもあった。



子供の頃は、少女バレー(昭和10年代の事である。)を習い、宝塚を目指していた彼女は、若くて美しかった。



その上、男連中を従えさせるほどの気丈夫でもあったから、子供の頃の私にとっては、表に出さないまでも、自



慢の母親でもあった。



その想いが、音を立てて崩れ落ちたのは、私が思春期を迎える前の事である。



多くは、語れないが、女性の方には、察して頂きたいと願う次第である。



我儘の限りを尽くした彼女が離婚した原因が、金銭にルーズな事、父親が薄給の建設省勤めであった上に、私と



同じ、馬鹿の付くほどのお人好しであったため、母親の野放図な金銭感覚と相俟って、台所は、何時も火の車で



あったらしく、父親が辛抱たまらず、離婚を決意したらしい。







だから、父親なんぞは知らないのと同然で、どんな人間だったのかも解らずに今日まで生きて来た。



その父親も、今年で76才である。



どういうわけか、父親の兄妹とは付き合いの続いている我愚母は、B型の血が為せる技なのか、今以って、屈託



ない付き合いをしているため、父親の居場所も状況も解っているのだが・・・。



その私は、義祖母ながら、本当の祖母に負けない程の愛を受けて成長する事が出来た。







祖母からも母親からも厳しく躾けられたのは、確かなのだけれども、所詮、女である。



男の中で、頭を押え付けられても忍耐強く生きるという強さが身に付かなかったという事かもしれない。



だから、努力という言葉が、ある意味、一番嫌いな言葉である。



小中学校を通じて、やれば出来るのだから、努力しろ、辛抱が足らない、落ち着きが無い、と耳にタコが出来る程



教師に指摘され続け、そんな言葉を聞く事さえ嫌になってしまった。



どうも、昔には、必ず実施された、知能テスト、所謂、IQテストの点が、そう言わせているような節がある。



私には、どんなものだったか、誰も教えてはくれないので、仔細は定かではないのだが、勉強もスポーツも学校



でやる事さえやっておけば、別に苦労する事もない位にしか思っていなかったため、それ以上に頑張ろうなどとい



気はさらさら起きなかったのである。



そういう風に育った人間は、確かに、水準に到達するまでの時間は短いけれど、そこで飽きてしまい、そこから先



に進むのが非常に難しく、根性の無い(忍耐出来ない)人間として生きていかなければならなくなるのである。



そして、倹約家の祖母と、浪費家、金銭感覚の無い母親とは、諍い(いさかい)が絶えず、その姿を見る度に、我が



身を呪ったものである。



女の喧嘩と、他人に対する気遣いの無さは、幼心を何時も傷つけ、女という生き物を、いよいよ理解出来なくさ



せてしまった。



男だから、女性に興味があるのは、当り前の事なのだが、好きか、嫌いかと尋ねられれば、即座に嫌いと答える



程である。



それ程に、男と女の間に流れる川の深さを、子供心に深くインプットしてしまったのである。



今、女手一つで子育て中のお母さん、子供は何時までも子供ではなく、貴女の背中を何時も見て、何時も何かに



怯えて生きているものなのです。



それが、金銭にまつわる貧困かも知れないし、或いは、貴女の陰に見え隠れする男の姿かも知れません。



でも、貴女の子供は、必ず理解してくれます、それが、なぜ、こじれるかと言えば、貴女が子供を子供扱いして、



何も子供に助けを求めないからに他ならないのです。



お願いです、貴女が一方的に子供を育てるのではなく、家族として、共同体として、一緒に育って行くのです。



ですから、お母さん、自らの主張を宣言して下さい。



子供は、貴女が、貴女の言葉で、宣言してくれるのを待っているのです。



そして、子供にとって唯一無二のお母さんこそが、自分の心に抱く誇りでありたいと強く願い続けているのです。



ですから、貴女が、よっぽど道の外れた行動を取らない限り、子供は必ず貴女の後ろから応援してくれるでしょ



う。



未だ、女性に対して、厳しい日本政府の遣り方ではありますが、くじけずに、お子様方と成長して行ってくださる事



を、切に願うものであります。



長々と申し訳けありませんでした。

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Last updated  2008.08.20 21:58:21
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