カリフォルニアで思うこと

カリフォルニアで思うこと

2009.10.04
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渡辺正清さんは私の親しい友人です。UCLA卒業後、公務員や日系テレビ局のキャスターなどを経て、現在は作家業ですが、私がとても尊敬するロサンゼルス在住のノンフィクション作家です。ロサンゼルス・カウンティの日本人検視官だったドクター・野口を取り上げた「ミッションロード」で潮賞を受賞したり、日系二世の欧州戦線での活躍を描いた「ゴー・フォー・ブローク」、更には反戦画家八島太郎を描いた「評伝八島太郎泣こよっかひっ翔べ」等の名著で知られています。

10月5日から中日新聞と東京新聞で連載が始まる「長沢鼎」の執筆が昨日終ったので、今日は拙宅で彼の奥様と友人を呼び、ささやかながら「ご苦労さん」と「おめでとう」の乾杯を上げました。皆様ご存知のように「長沢鼎」は幕末に薩摩藩から留学生として英国に渡り、その後はアメリカで一生を終りました。カリフォルニアでブドウ栽培やワイン作りに携わり、ブドウ王・ワイン王と呼ばれた人物です。

留学生仲間が明治新政府で栄達を続ける中で、権力や名誉を追わず、異郷の地で一生を終った一人の侍の生き様が渡辺さんの作家心を刺激したようです。船出した鹿児島から留学先のイギリスのアバディーンからニューヨーク、そして着たカリフォルニアのサンタローザなどを綿密に調査取材した上で書き上げました。やはり一つの物語を書き上げるのは大変な仕事です。髭が伸び、少し頬が欠けた印象の彼も今宵はすっかり寛いで鹿児島の芋焼酎を美味しそうに飲んでいました。

今宵の十六夜の明るい月のように、渡辺さんの今度の作品が日本のなるべく多くの人々に秋の夜の読書の楽しみを与えると良いなと思います。私も10月10日から日本に行くので、中日新聞か東京新聞(夕刊)を購入して読みたいと思っています。良かったら是非皆様も新聞を買って下さい。その内にはきっとまた一冊の本になるだろうと思いますが。

今日はドジャースがコロラド・ロッキースを5対0で破り、やっとナショナル・リーグ西部地区のチャンピオンになりました。これからポスト・シーズンゲームを勝ち進み、ワールド・シリーズでも活躍する事を期待しています。今日は渡辺さんの執筆終了祝いとドジャース勝利でとても良い気分です。ドジャースの選手たちも目にゴーグルを付けて、お互いにシャンペンを掛け合いしている様子がテレビのニュースに写っています。(終わり)





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Last updated  2009.10.04 16:03:50
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