東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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10月1日朝の日記 象さん123さん

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聖書預言@ Re:説教要約 1266(08/08) 『JDファラグ聖書預言』でネット検索すれ…
2007.03.08
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「ユダヤの裁判(2)」

                   マルコの福音書、14章53~65節

 予備裁判を終えた「アンナスはイエスを、縛ったままで大祭司カ
ヤパのところに送」りました(ヨハネ18章24節)。

 ここからユダヤの裁判の第二回目であるカヤパの非公式裁判が始
まります。

一、多くの証人たちの告発――却下(55、56節)

 当時のユダヤにおいては、死刑の是非を決める裁判は、昼間でな
ければならず、夜間に行うことは違法でした。しかしカヤパは、法
を破って夜に開廷しました。おそらく、民衆の暴動を恐れて、夜が
明ける前にイエスに死刑の判決を下したかったのでしょう。

 そのために大祭司カヤパは、サンヘドリン(70人議会)の構成
員である祭司長、長老、律法学者たちを夜分に召集しました(53節)。
また苦心して多くの証人たちをそろえて、喚問しました。

 しかし証言は一致しないで(56節)、その訴えは却下されたので
す。カヤパは、苦虫をかみつぶしたような顔をし、舌打ちして残念
がったことでしょう。

二、二人の証人たちの告発――却下(57~59節)

 しかしカヤパは、薄気味悪い笑いを浮かべながら、最後の切り札
である二人の証人たちの告発に耳を傾けました。彼らは、「私たち
は、この人が『わたしは手で造られたこの神殿をこわして、三日の
うちに、手で造られない別の神殿を造ってみせる』と言うのを聞き
ました」と言いました(58節)。

 この証言が一致して有効であるならば、魔術と涜神の罪によって、
イエスに死刑の判決が下されたはずです(F・モリソン著「イース
ターの朝の出来事」みくに書店、1968年、22頁)。「しかし、この
点でも証言は一致しな」いで(59節)、その訴えは却下されました。

 カヤパは、じだんだ踏んで悔しがったことでしょう。サンヘドリ
ンの議長である大祭司カヤパといえども、証人たちに口裏を合わせ
るようにさせることはできなかったのです。

三、大祭司カヤパの尋問と告発――死刑の判決(60~64節)

 そこでカヤパは、イエスに尋ねて、「何も答えないのですか。こ
の人たちが、あなたに不利な証言をしていますが、これはどうなの
ですか」と言いました(60節)。この言葉は、形の上ではイエスに
弁明の機会を与える正当な尋問です。しかしその裏には、イエスに
何かを言わせて、言葉尻を捕えるという下心がありました。

 「しかし、イエスは黙ったままで、何もお答えにな」りませんで
した(61節)。カヤパは、今ここでイエスに黙秘権を行使されたら、
イエスに有罪を言い渡すことは到底不可能であると思ったのです。

 それで大祭司カヤパは、イエスに、「あなたは神の子キリストな
のかどうか、生ける神に誓ってわれわれに答えよ」(マタイ26章
63節、聖書協会訳)という「証言にさいしての誓い」を求めました
(F・モリソン著「イースターの朝の出来事」みくに書店、1968年、
32頁)。これは法的には違法の尋問ですが、宗教的には答えざるを
得ない質問でした。

 イエスは、「あなたの言うとおりです」と答えられました(マタ
イ26章64節)。「彼らは全員で、イエスには死刑に当たる罪があ
ると決め」ました(64節)。イエスは法的には無罪であり、だれも
イエスに死刑の判決を下すことはできませんでした。

 イエスは、黙っていることもおできになりましたが、カヤパの質
問にありのままに答えることによって、死刑の判決を言い渡されま
した。このように死刑の判決が下されるような答えをすることによ
って、十字架の死への道を進まれたのです。

拙著「キリストの生涯の学び」195「ユダヤの裁判(2)」より転載





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Last updated  2007.03.09 00:05:51
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