東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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10月1日朝の日記 象さん123さん

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聖書預言@ Re:説教要約 1266(08/08) 『JDファラグ聖書預言』でネット検索すれ…
2007.10.25
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「神に近づく幸い」

                          詩篇73篇1~28節

 「孟母三遷の教え」というのがあります。これは、孟子の母が三
度目の移転でようやく良い環境を得たという話で、子どもの教育に
は環境が大切であることを教えたものです。この環境の大切さは、
子どもに限ったことではなく、大人にとっても同様です。

 しかし環境と人間の関係は、私たちが環境によって形造られてい
くという受動的な面と、私たちが環境に打ち勝ち、それを乗り越え
ていくという能動的な面があります。

 人間というものは、他の人と同じような環境に置かれても、おの
おのがその環境をどのように見ていくか、またどのように考えてい
くか、そしてどのように対処していくかによって、それぞれ全く違
った生き方になるのではないでしょうか。

一、物をすべてとする生き方の災い(1~12節)

 まず私たちを取り囲む環境には、五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、
触覚)でとらえることができる物質の世界があります。人が食べて
生き、また生活するためには、ある程度、「物の豊かさ」が必要で
しょう。しかしこの物の豊かさを求めることがすべてとなるなら、
どうなるでしょうか。

 物をすべてとする生き方とは、五感でとらえることができる物質
の世界が全部であって、それ以外のものは存在せず、真理ではない
という生き方です。

 物をすべてとする生き方は、「どうして神が知ろうか。いと高き
方(神)に知識があろうか」(11節)と、神の存在を否定し、物欲
と肉欲を満たすことをすべてとする生き方に他ならず、それは、享
楽的、官能的になり、その結果、欲望を満たすためには、善悪の区
別を無視して堕落していくのです。

二、人をすべてとする生き方の間違い(13~16節)

 次に私たちを取り囲む環境には、心(知性、感情、意志)でとら
えることができる人間または精神の世界があります。物をすべてと
する生き方の災いに気がついた人間は、「心の豊かさ」を求めるよ
うになります。しかし、心の豊かさを求めることがすべてとなるな
ら、どうなるでしょうか。

 人をすべてとする生き方とは、心でとらえることができる人間の
世界が全部であって、人間の知性や感情や意志を越えたものは存在
せず、真理ではないという生き方です。

 人をすべてとする生き方は、「私は、これを知ろうと思い巡らし
たが、それは、私の目には苦役であった」(16節)とあるように、
人間の無知や限界また罪深さや弱さという致命的な欠陥があること
を見落としているため、真理を見失って懐疑的になるだけでなく、
小さな罪さえ解決することができないのです。

三、神をすべてとする生き方の幸い(17~28節)

 最後に私たちを取り囲む環境は、霊でとらえることができる神の
世界があります。人間は、神の世界を知ることによってのみ、今ま
で分からなかった人生と永遠に関する真理を見いだすとともに、私
たちを滅ぼす罪から救われることができるのです。

 神をすべてとする生き方とは、信仰によって人間の五感および知
性と感情と意志を越えた神とその世界を信じ、その神を何ものにも
まさって心から愛し、従っていく生き方です。アサフは、「天では、
あなたのほかに、だれを持つことができましょう。地上では、あな
たのほかに私はだれをも望みません」(25節)と告白しています。

 神をすべてとする生き方は、「この身とこの心とは尽き果てまし
ょう。しかし神はとこしえに私の心の岩、私の分の土地です。……
私にとっては、神の近くにいることがしあわせなのです」(26、28
節)とあるように、罪から救われ、神を住まいとして永遠の世界に
生きるだけでなく、この地上にあっては、物と人を支配し、生殺与
奪の権を握っておられる神とその摂理の道に導かれ、敬虔に神のみ
こころを行っていくのです。





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Last updated  2007.10.26 00:23:36
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