東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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聖書預言@ Re:説教要約 1266(08/08) 『JDファラグ聖書預言』でネット検索すれ…
2010.10.19
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カテゴリ: カテゴリ未分類

「神の救いと人の救い」
                                       甲斐慎一郎
                 コリント人への手紙、第一、1章26~31節 

 「神は、知恵ある者をはずかしめるためにこの世の愚かな者を選
び、強い者をはずかしめるために、この世の弱い者を選ばれたので
す。また、この世の取るに足りない者や見下されている者を、神は
選ばれました。すなわち、有るものをない者のようにするため、無
に等しい者を選ばれたのです」(27、28節)。

 この御言葉から、神が与えてくださる救い、すなわち神の救いと、
人が与える救い、すなわち人の救いについて学んでみましょう。

一、三種類の救いについて

 私たちが「救う」とか「救われる」という言葉を用いる時には、
様々な場合がありますが、人間の三つの要素である「からだ」と
「心」と「霊」に関して述べるなら、代表的なものは次のような三
つの救いではないでしょうか。

1.肉体的な救い
 事故や病気、また経済的な貧困などがもたらす死の恐怖や危険か
ら守られ、いのちが助かることです。
2.精神的な救い
 対人関係をはじめ生活や仕事上の様々な問題がもたらす心の圧迫
や重圧から解放され、安堵することです。
3.霊的な救い
 人の道に外れた不道徳のみならず、神の道に背いた不信仰がもた
らす罪の堕落や滅びを免れ、神のいのちに与かることです。

二、人の救いについて

 これは、世が与える救い、すなわち世の救いということもできま
す。世の救いには、次のような三つの特微があります。

1.その性質--強者の救い
 他人よりも少しでも強くなり、人よりもちょっとでも偉くなり、
相手よりも少々でも身分が高くなり、他の人々よりも僅かでも富む
ことが、この世における救いです。それは、人の前における強者の
救いです。

2.その範囲--少数者の救い
 当然の結果として、この救いは限られたわずかな人しか持つこと
ができないものです。

3.その期間--短期間の救い
 それはまた挑戦者に敗れれば、それで終わってしまい、永続しな
い救いです。

 このようなことから世の救いを3種類の救いに関して述べるなら、
次のようになります。

▽肉体的な救い--人には限界があります。
▽精神的な救い--人との比較です。
▽霊的な救い--人には不可能です。

三、神の救いについて

 これに対して神の救いは、世の救いとは対照的な三つの特徴があ
ります。

1.その性質--弱者の救い
 神の救いは、人間の弱さや自分の小ささ、また自分を低くし、自
らの心の貧しさと卑しさを知って神に拠り頼む者に与えられるので
あり、それは神の前における弱者の救いです。

2.その範囲--万民の救い
 神の救いは、弱い者や小さい者、また身分の低い者や貧しい者は
もちろんのこと、自分の力の強さや偉大さ、また自らの身分の高さ
や富の多さを誇っている者も、それを捨てさえすれば、だれでも救
われる救いです。

3.その期間--永遠の救い
 神の救いは、人間の弱さや自分の小ささ、また自分を低くし、自
らの心の貧しさを知って神に拠り頼んでいる限り、失うことのない
永遠の救いです。

 この神の救いは、他人との比較や競争に全く関係のない神の前に
おける個人のたましいの問題です。ですから私たちが、自らを他の
人と比較し、自分の方が相手よりも勝っていることを喜び、劣って
いることを悲しんで、ただ人との比載にのみ一喜一憂しているなら、
私たちは、真の神の救いではなく、偽りの世の救いを求めているの
です。 






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Last updated  2010.10.19 14:39:13
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