東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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2013.07.22
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カテゴリ: カテゴリ未分類

「宗教と国家の建設」

インターネットのテレビ局CGNTV(Christian Global Network
Television)の番組「みことばに聞く」に当教会の牧師が出演しま
した。以下のURLをクリックすると見ることができます。
2013年3月6日放映「 聖書が教える真の人生 」

130721四つの法とその関係.jpg

「宗教と国家の建設」
                              甲斐慎一郎                       
                ローマ人への手紙、13章1節

 「人はみな、上に立つ権威に従うべきです。神によらない権威は
なく、存在している権威はすべて、神によって立てられたものです」
(ローマ13章1節)。 

  日本は、「国民の意志によって制定された法律によって政治の行
われている法治国」です。それで「社会の法律」と「道徳の律法」
と「思想・信条・宗教(神の律法)」の関係を知るために「宗教と
国家の建設」について学ぶことは非常に大切なことであると思いま
す。 

一、健全な国家が建設されなければ、国民は安心して暮らす
ことができません

  私たち人間は様々な生活をしています。すなわち衣食住の生活を
はじめ、学生が送る学校生活、社会人が送る社会生活、そして仕事
をしなくてもよい時間に行うすべてのこと、たとえば休息や保養、
旅行や娯楽(レクリエーション)、趣味や運動、音楽や芸術等々の
余暇の生活です。

  私たちは、このような日常生活を送るのは当たり前と思っている
かもしれません。しかしこれは、社会の治安が維持され、戦争のな
い平和な日本に住んでいるからこそ可能なのです。もし社会の治安
が乱れたり、外国との戦争や国内での内乱が起こったりするなら、
日常生活を送ることはおろか、生きていくことさえできなくなりま
す。私たちは、改めて健全な国家が建設されることがどんなに大切
であるかを知らなければなりません。

二、健全な国家を建設するためには、「外的規範」と「内的
規範」の両者が必要です

◆外的規範--人間の外側に表れた行為を取り締まるもので、具
体的には「法律」です。 
 ◆内的規範--人間の内側の心を制御するもので、具体的には
「思想・信条・宗教」です。

 国家がどんなに優れた「法律」を制定しても、国民がその「法律」
を守らなければ、犯罪が多発する暗黒な無法地帯になります。その
「社会の法律」を守るようにさせるものが「倫理・道徳」であり、
その倫理を向上させ、道徳心を養うものは、「内的規範」である
「思想・信条・宗教」すなわち「真の神への信仰また真の宗教(キ
リスト教)」です。人間は罪人ですから、正しい「思想・信条・宗
教」を持たなければ、倫理観が欠如し、道徳が退廃して、「法律」
を犯してしまうのです。

三、国家と外的規範、内的規範の関係には、基本的に三つの
ものがあります

1.国粋主義(右翼)の国家
  国は「法律(外的規範)」を制定するとともに、国民を国家の意
志に従わせるために「内的規範(思想・信条・宗教)」を定めます。
これは政教一致です。

2.共産主義(左翼)の国家
 国は「法律(外的規範)」を制定するとともに、国民を国家の意
志に従わせるために、宗教を否定し、「思想や信条」を定めます。
これも政教一致です。

3.民主主義の国家
 国家は「法律(外的規範)」を制定するだけで、「思想・信条・
宗教(内的規範)」は、国民が自由に選ぶことができます。すなわ
ち信教の自由があり、これは政教分離です。国家は、「内的規範
(思想・信条・宗教)」には一切干渉しませんが、国民は「法律
(外的規範)」を守る義務があり、それを犯せば罰せられます。

 この三つは基本的なものであり、実際には1と3の中間や組み合
わせ、また2と3の中間や組み合わせなど様々な形態があります。

四、日本国憲法が保障する「思想・信条・宗教」の自由

 日本国憲法は、以下のような自由を保障しています。

◆第十八条--奴隷的な拘束・苦役からの自由
◆第十九条--思想と良心の自由
 「思想および良心の自由は、これを侵してはならない」
◆第二十条--信教の自由
 「信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教
  団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはな
  らない。何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加す
  ることを強制されない」
◆第二十一条--集会・結社・表現の自由
◆第二十二条--居住・移転・職業選択の自由
◆第二十三条--学問の自由
◆第三十一条--生命の自由
◆第三十四条--身体の自由

 健全な国家が建設されるためには、国家は健全な「法律(外的規
範)」を制定しなければなりませんが、国家は、「内的規範(思想
・信条・宗教)」には一切干渉せず、すなわち「政治と宗教を分離」
し、国民は、「思想・信条・宗教(内的規範)」を自由に選び、そ
の「思想・信条・宗教」によって倫理を向上させ、道徳心を養うこ
とによって国家の制定した「法律」を守ることです。これ以外に健
全な国家を建設することはできないのです。
130728特礼チラシブログ用.jpg

甲斐慎一郎の著書 → 説教集

東京フリーメソジスト昭島キリスト教会






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Last updated  2016.11.05 18:30:13
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