東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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2014.11.14
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カテゴリ: カテゴリ未分類

「信仰の妨げ(3)世への愛着」

インターネットのテレビ局CGNTV(Christian Global Network
Television)の番組「みことばに聞く」に当教会の牧師が出演しま
した。2012年11月23日放映 「神の悩みと人の悩み」

110703支配の霊的な教え.jpg

「信仰の妨げ(3)世への愛着」 
                      甲斐慎一郎
           ヨハネの手紙、第一、2章15~17節

  「世への愛着」について学んでみましょう。

一、聖書が教えている世の意味について

 「世」または「世界」と訳されている原語のギリシャ語は「コス
モス」で、聖書が教えている「世」には、四つの意味があります。

1.「世界が存在する前に」(ヨハネ17章5節)、「世界が創
造された時からこのかた」(ローマ1章20節)――これは、宇宙や
世界を意味しています。
 2.「神は……世を愛された」(ヨハネ3章16節)――これは、
この世界に住む人間や人類のことを表しています。
  3.「人は、たとい全世界を手に入れても」(マタイ16章26節)
――これは、この世の事柄や所有物のことを指しています。
  4.「世をも、世にあるものをも、愛してはなりません」(第一
ヨハネ2章15節)――これは、神を離れた世界、すなわち神と十字
架と真理に敵対している世界を意味しています。


 「キリストは、今の悪の世界(すなわち第四番目の世)から私た
ちを救い出そうとして、私たちの罪のためにご自身をお捨てにな」
ったのです
(ガラテヤ1章4節)。

二、世への愛着の意味について

  聖書は、第四番目の世を愛することを厳しく禁じています。主の
兄弟ヤコブは、「貞操のない人たち。世を愛することは神に敵する
ことであることがわからないのですか。世の友となりたいと思った
ら、その人は自分を神の敵としているのです」と述べ(ヤコブ4章
4節)、パウロは、「多くの人々がキリストの十字架の敵として歩
んでいるからです」と警告し(ピリピ3章18節)、ヨハネは、聖霊
が「来ると、罪について、義について、さばきについて、世にその
誤りを認めさせます」(ヨハネ16章9節)と記しています。

1.それは神に敵対することです
  真の幸福や栄光、また真の喜びや楽しみなど、ほんとうに良いも
のは、すべて神から与えられます(ヤコブ1章17節)。これに対し
て偽の幸福や栄光また喜びや楽しみなど、すべての模造品や代用品
など偽物を提供するのが世です。これは神に敵対することです。

2.それは十字架に敵対することです
  キリスト教の中心は十字架で、聖書は自分を否定し、罪深い自我
が滅ぼされなければ、真の救いといのちはないと教えています(マ
タイ16章24、25節)。これに対して罪深い自我を滅ぼすどころか、
自我をどこまでも主張して喜ばせ、高揚させて生かしていくのが世
です。これは十字架に敵対することです。

3.それは真理に敵対することです
  真理は永遠に変わらない絶対的なものです(ヨハネ14章6節)。
これに対してこの世をすべてとし、永遠も絶対的なものも信ぜず、
すべてを相対的にとらえ、刹那的、地上的、物質的、現世的な世界
が世です(ピリピ三章19節)。これは真理に敵対することです。

三、世への愛着の結果について

聖書は、悪魔(サタン)は「この世の神」であり(第二コリント
4章4節)、「世全体は悪い者(悪魔)の支配下にあ」り(第一ヨ
ハネ5章19節)、この世界には神の国とそれに敵対するサタンの国
があると教えています(ルカ11章18、20節)。
神とその国を愛す
る者は、永遠のいのちに至りますが、サタンとその国を愛する者は、
永遠の滅亡に至るのです。

四、世への愛着からの救いについて

  次のような三つの心構えが必要です。

1.「私たちの国籍は天にあり」、私たちは、「この世のもので
は」ないという自覚です
(ピリピ3章20節、ヨハネ17章16節)。
私たちは、「地上」すなわちこの世では、天の故郷に向かう「旅人
であり寄留者」です(ヘブル11章13節、第一ペテロ2章11節)。

2.「世界は私に対して十字架につけられ、私も世界に対して十
字架につけられたの」だと信じることです
(ガラテヤ6章14節)。

3.私たちは神の国から、この世に派遣された「キリストの使節」
であるという自覚が必要です
(第二コリント5章20節)。私たちは、
旅人や寄留者以上の者なのです。

次回は、2014年11月27日「信仰の効用(1)信仰を成長させる
三要素」です。

甲斐慎一郎の著書 → 説教集

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Last updated  2014.11.20 15:20:21
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