東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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聖書預言@ Re:説教要約 1266(08/08) 『JDファラグ聖書預言』でネット検索すれ…
2015.06.01
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「人間の行動を決定する世界観」   2015年6月8日

インターネットのテレビ局CGNTV(Christian Global Network 
Television)の番組「みことばに聞く」に当教会の牧師が出演しま
した。2014年9月24日放映「 御霊による思いと肉の思い 」 
150601パラダイム、世界観図.jpg
「人間の行動を決定する世界観」
               甲斐慎一郎
                ヨハネの黙示録11章15節

  「この世の国は、私たちの主およびそのキリストのものとなった。
主は永遠に支配される」(15節)。

一、思想(物の考え方)について
1.近代的な思想や物の考え方
  近代は明治維新以後、第二次世界大戦終結までです。これは不変
的な正義や真理、すなわち偏見や先入観を捨て、客観的で合理的な
知識や正義を追及した時代です。デカルトは、すべてのものから自
由になった「個」というものを考えました。すなわち神からさえも
自由で縛られない自律的な個人というものを追及しました。しかし
このような近代合理主義は不可能であるという批判が出て来ました。
すなわち中立性、不変性、客観性を否定しました。近代合理主義の
死滅、行き詰まりです。
2.現代的な思想や物の考え方
  現代は第二次世界大戦以後、現在までです。これは中立的、客観
的、不変的なものを徹底的に批判し、人間は必ずある枠組みから物
を見ているのであって、神や伝統や権威から自由になることは不可
能であり、このような抽象的な人間は存在しないという考え方です。
 パラダイムとは、前提となっている理論的な枠組みのことで、人
間はこのある枠組み(パラダイム)を基準にして、物を見たり、考
えたりしているのです。現代哲学は近代哲学を否定し、人間は必ず
ある視点に立っていると教えています。すなわち万人に共通した中
立的な考え方など存在しないというのが現代哲学の教えです。
  このことを分かりやすく図で示したのが、デンマークの心理学者
エドガール・ビーンが1921年に発表した図です。
  上の左の図の黒い部分を背景として見れば、白い部分は杯に見え
ますが、白黒を反転して、上の右の図の黒い部分を背景として見れ
ば、白い部分は向かい合った二人の人の顔に見えます。黒い部分を
背景として見るか、対象物として見るかによって白い部分が全く違
ったものとして見えます。 黒い部分を背景として見ることと対象物
として見ることとを同時に行うことはできません。どちらかに焦点
をあてなければ、見ることはできません。これがパラダイムです。
ですからパラダイムを変更することは、宗教を変えるという「改
宗」の問題なのです。

二、「法律」と「倫理・道徳」と「思想・信条・宗教」の三
つの関係について
  「法律」は、個人の権利と利益、また公共の福祉と安全、そして
国家の秩序と平和を守るために制定されたもので、人間の外側に表
れた行為を取り締まります。その「法律」を守るようにさせるもの
が「倫理・道徳」であり、その「倫理・道徳」を守るようにさせる
ものが「思想・信条・宗教」です。
  • 150531法律・倫理・道徳・思想・信条・宗教.jpg
  三、人間の行動を決定する世界観について
  上の最も右の図は、一番外側の円は「行動(習慣)」であり、そ
の内側に「 価値(観)」があり、さらにその内側に「信念 」があ
り、最も奥の円が「 世界観(歴史観)」です。言い換えるならば、
その人の「世界観(歴史観)」が「 信念」を決定し、その「信念」
が「 価値(観)」を決定し、その「価値(観)」が「行動(習慣)」
を決定します。世界観(歴史観)が最も大切なのです。
四、主な世界観(歴史観)について
1.キリスト教世界観(歴史観)
  神は天地万物を創造されたが、人間は神に背いて堕落したので、神
はイスラエル人を起こし、その民族を通して救い主キリストを遣わし、
十字架と復活において罪の贖いを成し遂げ、その救い主を信じる者を
罪から救い、世の終わりにご自身のみこころが行われる神の国建設さ
れるという世界観(歴史観)です。
2.イスラム教や仏教などの他の諸宗教の世界観(歴史観)
 3.無神論的世界観(歴史観)または進化論的世界観(歴史観)
  宇宙は大爆発(ビッグバン)によって誕生し、人間は最も単純な単
細胞生物から少しずつ進化して現在の姿になり、未来に向かって限り
なく進歩していくという神を信じない人たちの世界観(歴史観)です。  
4.皇国史観
  5.共産主義の世界観(歴史観)
  貧富や階級や搾取のない社会が実現するという左翼の人たちが信じ
ている理想郷(ユートピア)の世界観(歴史観)です。
ほかにも様々な世界観があるでしょう。いずれにしても人間は、必
ずどれかの世界観を持ち、それがその人の行動を決定し、それに基づ
いた国家を形成していくのです。
甲斐慎一郎の著書 → 説教集

次回は、2015年6月15日「化石と地層の形成について」です。






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Last updated  2015.06.07 22:46:57
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