ユーカリの木陰で里の行

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2010.01.31
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カテゴリ: 愛犬


このビーチでは犬の手綱を離せるので、
ワンちゃんたちが元気に好き勝手に浜辺を駆け回れる、
犬たちとドッグ・ラバーに人気の海スポットである。
今日は天気がいいせいか
浜辺ではいつも以上にたくさんのワンたちが走り回っている。

犬とビーチが大好きな娘は、
ポーポーとチャールスを連れてここに来るのを
すご~く楽しみにしていたのだった。

大喜びでキャンキャンばしゃばしゃ波打ち際を駆け回ってくれるといいな~
他のワンちゃんたちと元気に遊んでくれるかな~
などと楽しみにしていたんだ。

この子たちを飼ってまだ二週間ちょっと。
どれくらい社交的なのか、トレーニングされているのかわからなかったので、
まずは手綱を引いたまま波打ち際を歩く。

――と、チャールスときたら、
尻尾を振り振りジャンプして駆け寄ってくる社交的なワンちゃんたちに向かって
唸るや、吠えるや…。
うわ、あんなデカイ犬にまで…。食われるぞ、コイツ…。

これで手綱を離した日には、他のワンちゃんに挑みかかってしまうか、

チャールスは今回フリー・ウォークを断念することに。
手綱を引いたまま浜辺を歩いた。
そういえばロストドッグホームのスタッフが、
この子たちをトレーニングスクールに入れるようにって言ってたなぁ…。

ポーポーの方はおとなしくついて来てくれていたので、

でもポーポーは思いきる必要もないほど、何の変化もなし。
海と大勢のワンちゃんたちが恐いみたいで、
しっぽを下げて緊張気味におどおどと、ひたすら私の足元をついてくるだけ。
娘が一緒に波打ち際を走ろうと誘っても、恐がって全然海にも入らない。

海を恐がっているのは、チャールスも同じだった。
娘に手綱を引かれ、波打ち際まで連れて来られると
足を突っ張って逃げ出そうとする。

私たちはビーチに連れて来るのを楽しみにしていたのだけれども、
どうやら2匹にとっては、ぜーんぜん楽しくないみたい…。
明らかにチャールスもポーポーも海は初めてのようだった。

思い返せば、
オーストラリアで飼って、パピーのときからビーチを走り回っていた
ムムもロリィも海が大好きだったけど、
東京で私たちと幼少期を過ごし、その後は私の実家の内陸に移ったモモちんは、
海が嫌いだったのだ。
日本からこちらに移って、初めて海に連れてきたときのモモも
こんな反応をしていたっけ。
慣れるまでしばらく時間がかかったんだった。

海に向かって突進したい子どもたち、メェやムゥとは明暗を分け、
ひたすら海に背を向けようとしているチャールスとポーポーを見ながら思った。

この子たちはどんな犬生を歩んできたんだろう?

たとえば、食べ物の好み一つとっても、
一歳のチャールス君は、見た目は成犬といっても
ハートはまだまだ子犬だから、かなりフレキシブルに好奇心も旺盛で、
あげるとたいていのものを喜んで食べる。
でも4歳過ぎているポーポーちゃんは、食べないものもたくさんある。
ポーポーは人間でいえば30歳を過ぎている。
さぞかし嗜好やライフスタイルも出来上がっているだろうに…。

思えば私も30歳でこの国に移住して以来、
ラーメンが食べたい、梅干しは紀州梅じゃないと、納豆と海苔が、
などと慣れ親しんだ日本の食品を恋しがっている。
ポーポーも好物の食べ物とかあっただろうに…。
会話ができないので本人に聞き出せないのが、とっても不憫。

『Medium』の霊能者アリソンならポーポーの過去とかを
霊視で見たりとかもできるだろうけれど、私には知る由もない。
日々のなかで少しずつ試しながら観察しながら、
この子たちを知っていくしかないんだ。
一方この子たちもどんどん新しく好きになるものも出てくるだろう。
ビーチもそのうち好きになってくれるだろう。

結局チャールスは娘に引っ張られて嫌々2回数十秒ほど、
ポーポーは足をちょこっと濡らしただけで、終わった。

チャールス君とポーポーちゃんの(たぶん)海デビュー。






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Last updated  2010.02.06 08:52:19 コメントを書く


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