ユーカリの木陰で里の行

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2013.05.05
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カテゴリ: ファミリー
5月―メルボルンは 紅葉 の秋
うちの前庭の白樺もからし色に染まり、街路樹の葉は真っ赤に色づいて、
今年も早、 Autumn Leaves の季節になりました。

そんななか今週末は、
長女のときの マザーズグループ時代 からの友達ファミリー4家族で、
子どもたちの 11歳の誕生日を祝う週末旅行 に行ってきた。


今年は行動派のデビママがネットで、
今買えば激安! のタイムセールに出ていた
Pinnacle Valley Resort の格安チケットを見つけてきてくれたのだった。
当初の予定では、子どもたちの誕生日近辺の2、3月に行くはずだったけど、
皆のスケジュール調整が合わず、結局5月に。
でも紅葉の季節にあたって良かった。

ゲートを入ると、 黄金色に色づいた銀杏の並木道 が続き、
湖畔も、ミニゴルフやプールを飾る木々も鮮やかに色づいていた。
人口のリゾート地なのに、自然がとても美しかった。
夜は周囲に照明がないせいで、 星空
朝は 湖上を冷たい霧 がゆったりと流れていた。
元々はスキー客を見込んで造られたのだそうだけど、
施設内だけでも意外に楽しめる。

旅行は金曜からの予定だったけど、

ちょうど サイクリングのデイトリップ から戻ってきた皆と合流し、
私たちも3時間ドライブで疲れていたので、
さっそく ジャグジーやサウナ で寛ぐ。

夜はホテルのレストランで バースデーディナー をとった後に、
暖炉 を囲んで、 ゆったりと 談笑した。
子どもたちはバースデープレゼントを交換し合い、
全員で記念撮影 まで。

思い返せば11年前―、
ベビーカー を並べ、 カフェラッテ なんかを飲んでいたのが、
当時ベビーカーの中でおしゃぶりをしゃぶっていた子どもたちの方は
すくすく と成長し、
今では私など身長も追い越されそうである。
十年ひと昔 というけれど、それ プラス1年 の月日が流れたわけで、、、
どうりで 私の方は ますます 疲れやすくなるわけだ。(^^;

その後、私はワインで酔って 早々にリタイア してしまったのだけど、
子どもたちの方は 深夜までゲーム をして遊んでいたそうだ。
それでも翌日、子どもたちは寝不足もものともせず
早朝からミニゴルフ を楽しんでいた。

それから、 湖でカヌーやボート漕ぎ を。
このときの ささやかなドラマも後で思い出 になるんだろうな。

子どもたちはホテルで借りた ライフジャケット をつけるやテンション高く
それぞれの親と一緒にカヌーやボートに乗り込んでいった。
大人のぶんまでライフジャケットはなかった から、
ボート漕ぎの方はダディンに任せ、
私は写真でも取ってあげようとカメラを構えていた。

のだけれども、
うちの子たちはライフガードに触りもせず、
しけた顔でいつまでも クズグズ している。

「 やっぱり 、メェは乗らない」と、娘。
「だって、落ちたら恐いもの。
プラスティック のカヌーだから、なんだか不安定そうだし…。
 あっ、ほら、ママ、見て。 あんなに揺れてる よ!」

実際カヌーではデビママが、
「立っちゃダメ!  転覆するっ! 」と息子に怒鳴っているとこだった。

「じゃあ、ボートの方にすれば」
「でもあのボートもプラスチックで、 恐そう だよ。
 ちょっと動いたら転覆しそうだし…」

「落ちてもライフジャケット着てるんだから大丈夫だよ」
「でも水深そうだし、冷たいし(ブツブツ…)
 とにかくメェは、 ダディやママと一緒には乗らない からねっ」
「え、どうして?(どうせママは乗らないけど…)」

「だって、 ダディやママと一緒じゃ恐い もの」と断言した後に、ぼそりと。
「 他のマミィかダディとなら 乗ってもいいけど…」

ひぃ~~~~、何それ……

実際、うちの娘は 超怖がりで心配性 だ。
とりわけ 危険(?)を伴う初めての体験 には、 ものすご~~~く慎重 である。
でもって、私はスポーツ系はかなり苦手で、
ダディンもマッスル系には程遠く(つーか、ここ数年ろくにスポーツしてないし)。
と思って、 ハタと 気づいた。
もしや過去にこのメンバーで行った
ロッククライミングやフライングフォックスでの体験が
(繊細は昔のブログをお読みください)、
娘の心に 深~い影 を落としてしまったのではなかろーか?
 ダディンとマミィじゃあ頼りにならない、と……

それにしたって、
ボート漕ぎ くらい 、いくらちゃちいボートとはいっても、
ダディ にだって 漕げるだろ(私はヤだけど…)。
それに万が一、転覆しても、ダディンの性格なら自分は死んでも
娘を助けることは間違いない( 共溺れ ってこともあるだろうけど…)。(^^;

と、ダディンを見やれば、
「え~、大人のぶんのライフジャケットないの~」とか言っている。
やはり、 危うい感じ ではある。
それでも子どもたちのため残ったボートを湖上に下ろそうと奮闘する、
その背中が妙に 憐れ を誘ったりして。

と、それまで隣でメェと私のやりとりを黙って聞いていた息子が きっぱり 、
「 ムゥは、ダディと乗るよ! 」
その口調に どこか悲痛感 が漂っているような気がしたのは、
単なる私の思い込み だろーか?

実はこのとき隣でも、ハリママとご主人が ぼそぼそと 揉めていたのだった。
「だからあなたのためじゃないの、息子のためなの。
 これは誰のバースデー旅行だと思っているの?
ダーリン、息子を失望させないでちょうだいね! 」

「ダーリン」とか言いつつも、ハリママの小声は尖って怖かった。
アンディダディは、私同様アウトドアからは程遠く(つーか、ほとんどITオタク系)
なので、ボートにもカヌーにも乗りたくないって気持ちは、よ~~~くわかる。
だって寒いし、水汚いし、 大人たちのぶんのライフジャケットないし…

それでも結局、ハリママに気圧され、彼はブツブツ言いながらも
息子と一緒にボートに乗り込んでいった。
今にもひっくり返りそうに不安定なボートに、 危うげなバランス を取りながら
おどおどと 乗り込む、その後ろ姿が妙に切なかった。
お気の毒に…。

ダディンのボートには、 3人乗れそう だったけど、
結局ムゥだけが乗り込んで、
メェは、アクティヴな妻子に置いてかれてた、
でも本人スポーツ大好きなアンドルダディに同乗し、湖上に漕ぎ出した。
ムゥとダディンを乗せたボートは よたよたと 舵先を転向し、
それでも なんとか 湖上を漂っている。

一方ハリママは いかにも 温かそうなコートに身を包み、ベンチに腰を下ろして、
夫と息子ににこやかに手を振っていた。
私も彼女と一緒に手を振りつつ、カメラのシャッターなんぞを切りながら、
男に生まれなくて良かったな~ とか、 しみじみ 思う。

もし 私が男に生まれていたら、
今ここで ベンチに座っている贅沢 は許されなかった ハズ だ。
十中八九、
父親なんだから、 という理由で、ボート漕ぎに 送られていた ことだろう。
う、、、寒そ、、、、
ちなみに デビママとクリママは張り切って カヌー漕いでたけれど。(^^;

湖上組は小一時間もボートで「遊んだ」(この表現は
たぶんアンディダディには 適切ではない ことを
彼の げっそりした顔 が物語っていたが。合掌…)後、
元気に岸辺に戻ってきた。

「すごく楽しかった」とはしゃいでボートから降りた息子が、
ライフジャケットを脱ぎながら ぼそりと 呟く。
「だけど、メェは バカ だよ。
 ダディンと乗る方が楽しいに 決まってる のに。
ムゥはダディンと一緒で良かったよ 」

お~( 本気? ) 
その、さも悔しげな様子が印象的で、思わず胸が熱くなった。
と、娘もぽつりと、
「 今度は、ダディンとムゥと一緒に乗る 。
 やっぱり 家族で乗る のが一番だよね」

お~、
パオ~ン
(ちなみにこのとき彼女の頭の中でたぶん私は頭数に入っていないのではあるが…)

―と、単なるボート乗りながら、それぞれに
かような人間模様 が織りなされていたのでした。(^^;

さて、Pinnacle Valley Resortをチェックアウトした後はドライブを。
19世紀末 に建てられたという 川辺の一軒家 のそばで
ピクニックランチ を楽しんだ。

サンドイッチにつられたのか、 野生の クカバラ が舞い降りてきた。
1、2、3…と、最終的には 5羽も!

初めは警戒して 遠巻きに見ていた のだが、
クリママがサラミを置くと、ついばみに来た。
そのうち私たちが傍によっても逃げなくなって、
遂には 子どもたちと一緒に記念撮影 までしてくれた!(^^)

クカバラを こんなに近くで見たのは初めて のことだったし、
クカバラと一緒にピクニック したのも 初めて の体験だった。

きっと子どもたちの心にも、
クカバラと一緒に楽しんだ水辺のピクニックや、
湖上でのカヌーやボート遊びが思い出に残ることでしょう。

写真は( 一見、雀 のようですが、実際はかなり大きくて20センチくらい???)、
一緒にピクニックに参加してくれた クカバラ です。







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Last updated  2013.06.03 10:09:32
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