ユーカリの木陰で里の行

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2018.05.12
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カテゴリ: チベット仏教


​

​ 前回の日記「山の行より里の行」 ​ に、
家族(愛犬2匹も)で
6週間の密教リトリートに 4日間だけ 参加してきたことは書いたけど、

実は密かにもう1度、参加したいものだと思っていた。

去年から仏教友達(ブツトモ)メリちゃんとも一緒に行こうと計画してたし。

けれど実際、蓋を開けてみればなかなかお互いの日程が合わず、

やっと合ったと思ったら、今度は宿泊施設の予約が取れずで、

そうこうするうちメリちゃんの方は体調を崩してしまった。

私も止めようかなぁ…と思ってきた。

ベンディゴまで高速飛ばして自分で運転するなんて絶対に無理だし、

もう家族で素敵なリトリートを体験してきたのに、

これ以上を望むのは贅沢かなぁ、もういいかなぁ、とか。


そんな折、夫が5月第1週の週末に

2泊3日でリトリートに参加してくると言い出した。

でもって、今回は 早朝のお勤め行から参加 したいから

リトリートが開催されているアティーシャセンターに泊まってくる、と。

え~、でもテント生活だよぉ。

寒いよぅ。

大丈夫なのぅ?

などと私が案じるまでもなく、

アティーシャセンターのテントは既に満室、ならぬ 満テント 。

それでも夫は怯むことなく

近所のアウトドア・ディスカウント店に向かい

3千円の小型テントをゲット 。

そうしてベンディゴまで一人で運転するのはしんどいから

電車やバスを乗り継いで行く、と

テントや寝袋やマットやらを抱え、旅立った のだった。

複雑な心境だった。

その日はしとしと小雨が降っていたので、

この雨でキャンプなんて、

体調も万全てわけでもないのに大丈夫なんだろーか?

と夫を案じる気持ちと、

なんとなく先を越されてしまった感で・・・。

思わず自分に問いかけていた。

リトリートは後1週間で終わってしまうけど、

行かなくてもほんとにいいの?と。

ちょうど、リトリート最終日の5月12日土曜日に

ラマ・ゾパ・リンポシェの Long Life Puja が予定されていて、

一緒に行こうと仏友クリさんから誘われていた。

早朝に発てば日帰りで行って来れるので、

せめてこれだけでも行ってこようと思った。

クリさんとその相談をしているうちに

どうせ行くなら プージャだけでなく、リンポシェの法話とか

リトリートの方にも参加したいねってことになってきた。
でもプージャ前夜は準備のため法話は、ない。

ならば法話最終日の10日から行こうって話になって、

そのうち、せっかくだから法話だけじゃなく

瞑想や祈祷や朝のお勤め行にも参加しようということになった。

だったら、リトリート会場の

アティーシャセンター内に泊まった方がいいんじゃないか、と。

そう、 テント ・・・。

仮設トイレに、仮設シャワー、洗面所の類は 無し っ。

当然また考えた。

それで 大丈夫なのか、自分っ!?しょんぼり と。

だけど、 リンポシェはご高齢 。

この先お元気で長寿を全うされたとしても、
赤道を飛び越えて

遥々またダウンアンダーの地に 来てくれるかどうかはわからない。

要はこれが最後のチャンスかもしれないのだ。


確かに
キャンプ生活6週間では一も二もなく あわわわ・・・ ではあるけれど、

たかが 2泊3日 なら、
こんな自分でも
なんとかなる! のではなかろーか?

単にシャワーは浴びなければいいし、

顔は洗わなければいいのだ。

2、3日 くらい シャワー なんか 浴びなくても、

顔 なんか 洗わなくても、なんてことはないっ。

もしかすると 匂っ たりして、ハタ迷惑 かもしれないけれど、

考えてみれば周りの人たちだって 同じ穴の狢 、みたいな・・・


ただ歯
磨きだけは怠ってしまうと、後で 歯槽膿漏 とかになって、

歯科医療に大金注ぐ羽目になっては堪らない から
(基本オーストラリアの医療保険に歯医者は効かないもので…)

マウスウォッシュで口内消毒だけはきちんとしよう、と心に誓った。

そんな 切羽詰まった決意の甲斐もなく、

アティーシャセンターはこの週も、 満テン 。

やっぱりこれは、ご縁かなかったってことで…?


そうこうするうちにダディンがリトリートから戻って来た。

出発したときに漂っていた

「人生に疲れたおやじウサギ」的ヨレヨレ感はどこへやら

意気揚々とお土産だと数珠を手渡してくれた。

先月、家族で参加したリトリートで

自分が貰ってしまった緑色の数珠の代わりだ、と

律儀にもお返しをくれたのだった。
(⇒詳しくは、​ 「山の行より里の行・・・④」 ​をお読みください)

しかもそれは、 翡翠の数珠 だった。
あ のとき私があげた数珠は、 ガラス玉ではないという以外

何の石かもわからない緑色の数珠 だったのだけれども、

こちらは保証書までついている!

天からのお告げと夫にあげた数珠が思いもよらず

レベルアップして手元に戻って来た! のだった。

なんだかわらしべ長者にでもなったかのような気分で、

ありがとう、ダディン。




それから夫は、 やっぱり行って良かった的

たくさんのお土産話 を披露してくれてから、言った。

行ってくれば?と。

言われなくても、話を聞いているうちに益々行きたくなっていた。

アティーシャセンターが満テンであるのなら、

いっそこの ちんけ (だけど軽くて持ち運びに便利そう)な

テントを持って行こうか?

けれど夫の話では、

このいかにも弱々しいテントは実際あまりにちゃち過ぎて、

雨も降っていないのに雨漏り してくるんだそうで…。

暫く寝ていると、外気と内気の気温差が冷た~~~い水滴となって、

端からポタポタ漏れてくるらしい…

これにクリさんと2人で2晩っていうのは、ちょっと…

「それより、ヘレさんのテントに泊めてもらえば?

彼女のテントは大きいし、君は来ないのかって聞いていたし」

と夫は仏友の名前を口にした。

私の脳裏にも彼女のことが浮かんでいた。

リトリート前にも「良かったら泊まりに来て」と言ってくれていたから。

そこでヘレさんに連絡をしてみたところ、

金曜からキャサリリンも来るから

クリさんと私たちで、4人の キツキツの雑魚寝 になってしまうけれど、

それでよければ、と言ってくれたのだった。ぽっ

こうして5月10日から

2泊3日でリトリートに参加 することになった。

結局クリさんは仕事で来れなくなってしまったのだけれども、

私の方は 電車で決行 。

もう ど~しても、何があっても参加するゾ と心は決まっていた。

当日は、夫が発ったとき以上の冷た~い雨だった。

電車を乗り継ぎ、会場のアティーシャセンターに着くと、

ヘレさんが迎えに来てくれた。

テントに荷物を置き、午後の法話に出るために

グレート・スチューパ(仏舎利塔)へ向かった。

会場のゴンパにはあのとき同様、凛とした静けさが漂っていた。

奥の椅子に座ろうかと思ったけど、

中央に一つ開いている(と思しき)テーブルと座布団を見つけた。

席の主は今日リトリートを終えて帰ってしまったとのこと。

ドタ参加 にも関わらず、

前の席で半跏趺坐を組みながら受講できる幸運に感謝しつつ

瞑想をしながらリンポシェの到着を待った。


続きは、​ 『キャンプdeリトリートと夢見②』 ​へ。

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Last updated  2018.06.18 07:45:45
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