アルケミストのアトリエ
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「その者、蒼き衣を纏いて黄金の野に降り立つべし。 失われし聖獣との絆を結び、ついに人々を勢女の地に導かん」「映画館の車窓から」 2023年12月9日―。 劇場版『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』を見にシネマコンプレックスへ赴いた。 本日は、前後の二回にライブ中継で、カタリナ・クラエス役の内田真礼さん、ジオルド・スティアート役の蒼井翔太さん、アーキル役の小野賢章さん、クミート役の村瀬歩さんの舞台挨拶があり、私は後半の二度目のライブ中継を見ることが出来た。 アフレコは、空調が故障してかなり暑かったそうだ。 それでも、工事用のエアーダクトを部屋に入れて簡易空調を行いながらアフレコを行ったそうだ。(大変ご苦労なことである!) 後、クミコは出ません!! 辺境の国、ムトラク王国が突然、ソルシエ王国に国交樹立の外交使節団を派遣する。 切れ者の第一王子ジェフリー・スティアートと魔法省署長のラーナ・スミスが国を空けた不在中の事に代理の第二王子イアン・スティアートは、弟である第三王子ジオルド・スティアートと共に外交使節団全権であるアーキルと政略結婚で使節団に同行したムトラク王国王女を歓待しながら交渉に入る。 だが、彼らの目的は只の外交交渉では無いと、イアンとジオルドは思案する。 その頃、公爵令嬢カタリナ・クラエスは、使い魔のポチを追い掛けて、王宮の敷地内にあった古びた倉庫で真に小さな鳥と出会い、懐いたその鳥に「ピヨ」と名付け、面倒見ることになる。「土魔法とは、農耕である!」 これは、カタリナの魔法に対する哲学から生まれた斬新且つ画期的な最終結論である! カタリナは、農業に勤しみ、ピヨと楽しい日々を過ごしていたある日、ムトラク王国の商隊の天幕を見付けて、好奇心旺盛に散策するが、ピヨが飛び出して行ってしまい、追い掛けたカタリナは、隊商のメンバーに偽装したアーキルと出会う。 ムトラク王国の隊商の写実が小物から背景に至るまで細かく描かれ、見所は、踊り子のクミートのシーン。 最初大勢の大衆の前で踊るシーンは、大英帝国の紳士淑女とインド帝国からの踊り子を引用したような写実になっている。 ある意味、英國戀物語エマや黒執事を思い出すようなシーン対比になっている。 また、後日招待されたサーカスのショーは、古典舞踊が始まると思いきやアラビアンナイト系のアクロバティクなミュージカルで、最後はPOPダンスで終わる斜め上のカオスな内容だったが、これも、写実が凝っていて、実に素晴らしかった。 ケバブとローストビーフが「異世界食堂」の如く美味しそう! ストーリーが進むに連れ、ソルシエ王国とムトラク王国を巻き込んだ最大級の破滅フラグを知ったカタリナは、前世の記憶を総動員して、フラグのへし折りに掛かるが、ムトラク王国に内通していたソルシエ王国の売国子爵がその強欲によって、その最大級の破滅フラグを解き放ってしまう。 売国貴族は、『いばら姫』のマリアさんに後で粛清して貰いましょう・・・・。 それでも、諦めず勢女の如く、カタリナは、友情エンドのメンバー達と共に国一つを滅ぼすことができる最大級の破滅フラグに立ち向かう。 ここで、クラエス家のヒャッハーな馬車の御者さんのドライビングテクニックが『頭文字D』の如く見所です! 後、ジオルドが『翔んで埼玉』の如く白馬の王子様します! 絶体絶命の危機に陥りながら諦めない勢女カタリナは、アーキルと共に一筋の希望を信じて闇魔法の相殺スキルを使用して、破滅フラグの根源の枷を破壊する。「その者、蒼き衣を纏いて黄金の野に降り立つべし。 失われし聖獣との絆を結び、ついに人々を勢女の地に導かん」 全ては勢女カタリナ・クラエスの忘却の伝説となる!・・・・。 絶対王政監視国家ムトラク王国は、アーキルを除いて国王を始め、王族達が固有スキルを失った事で、アーキル達を縛っていた枷が無くなり、解放された。 全ては勢女カタリナの凄まじい行動力と突破力の賜物だが、固有スキルで監視独裁統治を行っていたムトラク王国は、数日の内に民衆の蜂起による革命か、周辺国の積極的平和主義で国家としての滅亡エンドは変わらないと思う。 ティアムーン帝国から『ギロちん』が脱兎の如く駆け付けてきます! ギロチンの時間だぁぁぁぁっ!!!! そして、注目のクラシック・コード満載のオープニングテーマ―。 一期は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの交響曲第5番 ハ短調「運命」。 二期は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの交響曲第9番 ニ短調「合唱付き(歓喜の歌)」。 そして、劇場版は・・・・。 このパターンからルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの交響曲第6番 ヘ長調「田園」だと思ったら、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」だったので、誰もがこのパターンかベートーヴェン縛りで行くと思ったら、何故ここでモーツァルトをチョイスしたのかと、驚いた! 私のリクエストは、カタリナのイメージに合う大英帝国系からトマス・アーンの「ルール・ブリタニア」でオープニングテーマを作って欲しいと思う。 最初のライブ中継の挨拶の通り、時間を掛けたことで細かいところまで丁寧に描かれ、見所満載のストーリーに大変満足しました。 はめふら三期が、楽しみです!
2023.12.10
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