鏡の国のアリス

April 5, 2009
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音の無い空間に広がった
時の歌は
いつしか誰かの心に響くだろうか?


一人 歌い続けた
誰も、私を見ない
何もかもが、切り離されたように
私以外の全てが変わっていった
けれど、誰も私を視ない

雨が降って

地面に水溜りを作った
冷たい 水
空からそそぐ

雪がはらはら
息は白くけぶって
私は空を見上げる
凍える子供達が
路地の隅でうずくまるのを
そっと抱きしめた
ぬくもりが伝わればいい
やがて子供達は

二度とその瞳を開いてはくれなくなる・・・

そっと瞳を伏せて
私はまた 歌う
風に乗せて 心を届けて

錆びついて止まった海中時計(かいちゅうどけい)の様に

それでも歌い続ける
誰も知らない 千年の時の歌を

やがて雪は溶けて
花咲く春が来るでしょう
優しい風が花びらを揺らし
千回目の春が訪れるでしょう

微かに揺れる
灰色の鼓動
小さく奏でる
千年の時奏歌





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Last updated  April 5, 2009 06:25:59 AM
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