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2011/09/18
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カテゴリ: クロノス飛翔伝
ようやく王都の城門が開かれる。





「随分と遅かったな。愚かなる民達よ」





眼前を覆う景色に愕然とする。



ルタリアードは気を失っているのか、



全く動かず敵の手に堕ちている。



その横でデュガーラが高らかに叫ぶ。



「今日をもってこの大陸を統べる!



 これから盛大なる宴を開こう。



 ジス、この場は任せる」



すたすたと立ち去るデュガーラ。







「ルタリアードを連れて行け」



命令が下るとともにルタリアードが連れて行かれようとする。



「動くなよ、ここで死ぬことになるぞ」



誰もが動けずに立ちすくむ中、



そこへ後ろから迫る影が見え、



ルタリアードが突き飛ばされる。



「貴様か、ラグジュイ」



「今度は死んでもらうぞ」



ラグジュイとジスの睨み合いが始まる。



突き飛ばされた衝撃でルタリアードが意識を取り戻し、



「・・・ラグ、兄・・・?」





「その呼び方、二度と使うなっつったろ」











「余所見とはいい身分だな」





その言葉にラグジュイは笑い出し、



「ここで終わるのも一興か・・・





 最後の打ち上げ花火、楽しましてやるよ」





そう言い切るとまもなく、光が弾け跳ぶ。





「・・・ラグ兄ぃ!!!」



























時はさかのぼり、ルタリアード少年時代。



ラグジュイがルタリアードの世話役になって半年。







「え?ラグ兄、急に何?」



ルタリアードは戸惑いを隠せない。



そんな様子をよそにラグジュイは淡々と続ける。



「その呼び方、もう辞めろよ」



「・・・」



ルタリアードは黙って不安げな視線を向けている。



「教えられることは教えた、



 心配するな、俺に任せておけ」



そうしてラグジュイは去り・・・



長い年月を経て、再び会い見える。



「どうした、こんなとこに呼び出して」



「ラグ・・・ジュイ、あんたの真意を聞きたい」



「言う必要はない」



ラグジュイは軽く突っぱねる。



ルタリアードはあの時と同じように見つめ続けている。



「・・・悪いようにはしねぇ。



 お前はお前のやるべきことをやれ」



「また何も教えてくれないのか・・・」



「首尾は俺が整える、そう気に病むな」



そう残してラグジュイは去っていった。





















自爆という光の中でラグジュイは一人つぶやく。



「最後まで見ていたかったが・・・



 もう俺が居なくてもいいだろ。



 大陸の翳は俺が請け負った」





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Last updated  2011/09/18 12:10:09 AM
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