Αlicе in Wonderland

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2008/07/13
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カテゴリ: †Αlicе’s diary†
6月29日、日曜日。

すべてが終わったこの日に…

彼は12時ジャストに私に
「お誕生日おめでとう。もうオバサンだね」

余計な一言を付けて
お祝いの言葉を述べた。

そうだよ
誕生日なんだよ、今日は。

なのに全然嬉しくないのは


「ありがとう」

彼は私から離れて、私も彼から離れた。

私は音楽を聴いて眠りに付いた。


朝。
彼はずっと寝ていた。

そもそも寝るのが遅いんだ。
私が寝てる間
彼が何をしているか
最後までわからなかった。

ようやく夕方になって彼が起き
また話をするんだけど


それどころか彼の酷い行動で
「この人は・・・もう無理なんだ」
とハッキリわかり
諦める決心が付いた。

「ゴメン・・・もう一緒にいても


傷付いたのなんて
今に始まった事じゃない、けれど

「わかりました・・・
荷物は今日中にすべて持ち帰れません。
後日、いない時に取りに来ます。
鍵もその時、お返しします」

落ち着いてから私が発した言葉だ。

私は友人たちに
彼と別れる事になったとメールをする。

外は大降りの雨だった。
朝からずっと降り続いている。
私の心情のように。

家に帰るのが面倒で彼の家に泊まった。

彼とは離れた位置で寝ていたら
「こっちに来て」
と彼は言った。

彼に言われるまま
一緒のベッドに入って
壁側を向き、眠りにつこうとした時
彼は後ろから抱きつき

「ゴメンね、ありがとう」

「私はもっと落ち着いた人を見つけます。
シンさんは新しい彼女を見つけるなり
仕事に力入れるなり頑張って下さい」

「感謝してる・・・
今までありがとう」

「私も感謝してます」

冷たく言い放った。

それからいくつか会話を交わした。
彼が少し優しくなったのは
彼の中で想いが消化されて
スッキリしているからだろうが
私は最悪な感情を抱いたままだ。

コレで彼とは終わる事になった。
約5ヶ月。

彼の欠点をいくつか述べた上で
「幸せになって欲しいと思います」
と私の最大の優しさで譲歩した。

どんなに最低でも彼の事が好きだった。
もっと一緒にいたかった。
それも叶わない思いらしい。

いつまで引き摺っていても
マイナスなだけだ。
傷付くのは私だ。
嫌でも時間は進み、毎日は動いている。

あいにく仕事が忙しい月曜日。
メイン入力で仕事も休めない。

6月30日、月曜日、朝。

朝までサッカーの試合を見てた彼は
昼出勤で寝てた。

起こさないように静かに準備をする。

彼はたまに唸っているようだった。
加えて、咳が止まらないらしく
ツラそうだった。

そんな彼の右手を握り、寝顔を見つめた。

もうこの姿を見る事もないだろう・・・

静かに家を出ようとしたら彼が起きた。

「行って来るね」

うん、と頷いて彼は
私に向かって手を振った。

そして、家を出た。

複雑な心境を抱えたまま
私は会社に向かった。

どんな時でも仕事は頑張れるから不思議だ。

仲の良い先輩2人に昨日の出来事を伝える。

こんな時でも笑える自分・・・

私は新しい道を進まなきゃ。
過去は振り返らないで。

そう思った月曜日。





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Last updated  2008/07/14 08:46:03 PM
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