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警察から連絡が入り、赤ちゃんを引き取れるとのことで、
お迎えには私と父で行きました。
病院に着き、先ほどの救急搬入口から入り、
待っていると・・
先生が出てきました。
私と父で中に入り、奥に行くと・・
数時間ぶりに会えた赤ちゃん。
口を少し開け、目をつぶり、眠っているかのような顔。
その姿を見て、また、私も父も、わっと涙があふれました。
父の運転、私は後部座席に赤ちゃんを抱っこし、
そこから20分ほど離れた、義実家へ赤ちゃんを連れていきました。
父は運転しながら、ずっとずっと涙をぬぐっていました。
私も、冷たくてかたくなった赤ちゃんを抱え、
義実家へ着くまでの間、ずっと涙がとまりませんでした。
実家へ着くと、義両親が迎え入れてくれました。
仏壇の前に、赤ちゃん用のお布団を準備してくれていましたので、
そのうえに赤ちゃんを寝かせました。
すぐにお義母さんが赤ちゃんの元へ来て、
先ほどは病院で涙を見せませんでしたが、
初めて泣きました。
『あぁ、、あぁ、、どうして、こんなに可愛い赤ちゃんを
連れていってしまうんかねぇ??』
と。
何度も赤ちゃんの顔をなでながら、泣いていました。
私も父も、その場に立ち尽くし、泣きました。
そして、簡単に通夜の段取りなどを話し、
二人で家に帰りました。
『信じられないね。
昨日の今頃は、お父さんに赤ちゃん預けて、
おねえちゃんと買い物に行っていたのに・・
なんで、通夜の話とかしてるんだろう・・
本当に信じられない・・』
と。
帰ると、姉は少し眠っているようでした。
帰ってきた私たちの気配に気づき、赤ちゃんは?と。
義実家に連れていったよと話すと、
『そう・・』
と、また目をつぶりました。
そして、夜は通夜でした。
人が死ぬとは、なんてはかないのでしょうか。
昨日の夜、あんなに元気だった人間が、
今日死んでしまうと、その夜には皆喪服を着て、
通夜をし・・
その翌日には、火葬されて、灰になってしまう・・
突然の家族の死に、この流れは、
本当につらいものでした。
ただ、流れに身を任せてこなしていくけど、
心では全く理解も納得もできていない状況でした。
翌日のお葬式には、私は主人の転勤に伴う引っ越しのため
出席できなかったのですが・・
後日、姉から聞きました。
今から出棺です。最後のお別れをしてください・・
と、棺の中を皆で覗き込むと、
従姉が
『あ・・赤ちゃんが泣いてる・・』
と。
棺の中の赤ちゃんの顔を見ると、涙を流していたそうです。
たった9日しか生きられなかった。
でも、9日間も、私たちにこの上ない幸せと笑顔をくれた。
本当にありがとう。
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