はっぴーらいふ in 林治療院

はっぴーらいふ in 林治療院

2005.11.18
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カテゴリ: 修行時代
特権意識というのか、縄張り意識といえばいいのか、上手く説明できないが、任務を遂行している弟子の中に、

「下手に教えて、お小遣いを横取りされたくない」

的な意識があった。

あまりまとまりの無い弟子のなかで、これに関しては隊員同士、妙な連帯感があった。

ある時、口の軽い何でも話してしまう秘密任務遂行部隊隊員の弟子が酔っ払っているときに、先ほど登場した免許も持っていない弟子--この人は任務をこなしている連中が、どうも何かしらの美味しい思いをしているようだ?と勘ぐっている--が、

「○○さ~ん、実は貰っているんでしょ。お小遣い。」

「だから、貰ってないって言ってるべ。しつこいなー。俺だって貰えるもんなら貰いたいよ。休みの日だって駆り出されるんだから。運転免許を持ってない君が羨ましい限りだよ。」

と、酔っていても口は滑らさない。

そのくらい、この秘密任務はオイシイのだ。



そうそう、運転免許証を持っていても、弟子入りしたタイミング(自分よりひと足先に入った弟子が任務についているなど)が悪い場合、任務には就けない。

まさしく、運次第となる。

でも中には、免許も持っていて、運もあり、折角隊員に選ばれたのに、車の運転があまりに下手で解任される弟子もいる。

私は入隊できて、ハッピーだったな。

つづく。


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Last updated  2010.07.19 14:59:14


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