天翔ける鳥船

天翔ける鳥船

2005.04.20
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カテゴリ: ライトノベルス
産業編集センター発行「ウルフ・タワー 第2話」
<ハウス&ガーデン>を抜け出し<シティ>へ。そして、<シティ>をも抜け出したものの、捕まってしまい<ライズ>に連れてこられた16才の少女、クライディのお話。

前回クライディは<シティ>に来て「掟」の執行者とされながらも、「掟」を壊して、追ってきたアングルと共に自由な世界へ逃亡しました。そして、移住の民ハルタ族の一員としてみとめられ、晴れてハルタ族のリーダーアングルとの結婚…の儀式の直前に、気球から降りてきた男達に攫われてしまった。
クライディがつれて来られたのは、奇妙な魔法の宮殿<ライズ>。そこは、プリンス・ヴェナリオンと呼ばれるアングルにそっくりな青年が、機械仕掛けの人間と住んでいる、部屋や階段が突然動き出す奇妙な仕掛けの屋敷だった…
何故ここに送られたのか、この屋敷を造り、幼いアングルを置いて出て行ったというアングルの母はどこへいったのか、毎晩空に飛ぶ<スター>とは?

世界の姿がだんだん見えてきました。どういった訳なのか、世界は少数の家系により支配されている都市国家のようなものから成っている。そして各都市は、ロボットを使うような科学技術と、選ばれた家系以外の人間を「奴隷」とするような封建制、そして移動手段については、動物に乗ることや船、気球のレベルを超えることがなく、基本的に国家間の交流がない閉ざされた社会です。

軽い読み物だと思って読み始めましたけど、読んでいくうちに、だいぶ考えさせられる話です。単純に、辛い生活をしていた少女は実はプリンセスだったということがわかり、本来の身分を取り戻し(または拒否し)恋人と幸せに暮らす…というような甘い話ではなさそうです。全部で4話ということなので、あと2話楽しみです。

【本日の言葉】
p336「ぼくは外の世界がーー人間がこわいんだ。現実の人間すべてが。どんな本を読んでも、この恐れは消えないんだ」





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Last updated  2005.04.21 00:10:34
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