天翔ける鳥船

天翔ける鳥船

2005.04.12
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カテゴリ: ライトノベルス
「ウルフ・タワー 第1話」産業編集センター
外界と隔絶された国、<ハウス&ガーデン>で奴隷として育った16才の孤児クライディ。プリンセスやレディに仕える生活が、ある日、熱気球に乗って現れたハンサムなプリンスによって一変することになる。<ハウス&ガーデン>のオールド・レディ、プリンセス・ジザニアは彼女を呼びつけて言う。あなたの母は<ハウス>のプリンセスで、執事と恋に落ちたため<荒地>に追放されたのだと。そうして、今囚われの身になっているプリンス、ネミアンを逃亡させて一緒に<荒地>に行き、<狼の塔>を目指します…

主人公のクライディが、日記に語りかけているという文章で書かれています。世界のすべてはこの国だけであり、まわりは恐ろしい<荒地>であると聞いてそだった少女。訳がわからないままに、お膳だてされた脱走と、その後の旅。いろいろな民との出会い、いろいろな都市と生活。そしてネミアンの故郷である<シティ>と<ウルフ・タワー>

わたしたちが、この小説を読むと、主人公が最初、この国だけが世界であり、他は野蛮で恐ろしいところと思っているのは、とてもばかげたことだと思います。そして、「掟」にとらわれている<シティ>も。
しかし、ここまで極端でなくても、自分の国の、自分の周りのばからしさは、外からみないとなかなかわからないのかなとも思います。
おかしいと思ったことに、決着を付ける主人公がとても潔いと思います。

【本日の言葉】
p126 パットゥはよく大まじめにこういった。「やっかいごとっていうのは、逃げようとすると、必ずあとを追ってくるものよ」
ほんとうにそのとおりだなって思う。だからといって、逃げようとするのをやめたりはしないけどね。






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Last updated  2005.04.12 23:50:48
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