ペルーアマゾンの泥染めとシピボ族の人々

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2026.04.22
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長い長い間モヤモヤして、どうすることもできなかったことが、ある記事によって少しスッキリした。
この件は全体的な説明が面倒すぎてなかなか話題にできないことで随分過ぎてしまい、見れてない人が多いと思うので、雑誌の全文コピーを載せちゃう。雑誌の編集者さんや作者の湊さんに相談したかったけれど。。。。

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2025年8月のAxis 湊千尋

—シピボニコニボ族の芸術文化を扱った大規模な展覧会が、パリのケブランリー博物館で昨年開催された。タイトルは「シャーマニック・ビジョン」展、副題が「ペルー・アマゾン地方のアヤワスカ芸術」である。

アヤワスカとはケチュア語でアマゾンの蔓性植物を意味するが、これを原料としてつくられる飲料が幻覚作用を持つことは、欧米を中心に知られてきた。シャーマニズムとの関係を民族史に基づいて解明し、またそこで生産されているアートを「アヤワスカ芸術」と総称した展覧会は珍しく、シピボ ゠コニボ族文化の現在も含めて興味深い内容になった。

幻覚植物を扱うとはいえ、芸術人類学を扱うフランスの国立博物館

だから、アヤワスカについても科学的に検証可能なアプローチをとっている。欧米を中心に一種のブームとなった感もあるアヤワスカにまつわる「儀礼」や「ヒーリング」は、主に欧米人が訪れるようになった 1970 年代以降に生まれたものであること、展覧会で紹介されている 工芸、刻や絵画も含め、「アヤワスカ芸術」というジャンルそのものが、欧米の知的好奇心を対象にして生み出され発達してきたことを、客観的なデータを元に提示しているのが印象的である。もともとアヤ ワスカをはじめとした幻覚性の薬草は、アマゾン流域のシャーマンが口にするものであって、癒やしを必要とする者に処方する薬ではない。

それが欧米人の求めに応じて「ビジョンを得るための薬」に転用された背景には、 1970 年代のヒッピー文化やそれに続くニューエイジブームがあったことも紹介されている。——

同様にケネの幾何学文様が、シャーマンが儀礼の際に歌うフレーズの「楽譜」だとする説が流布しているが、これも比較的最近の俗説と退けられる。ケネがアヤワスカの幻覚作用で「見える」パターンというのも、歴史的にも民族学的にも根拠がない。しかしそうした欧米人による俗説を頭から否定せず、むしろそうした解釈を取り入れながら、新しいデザインにつなげてゆくシピボニコニボのつくり手たちの態度に、展覧会の企画者たちはクリエイティブな逞しさを見出していると思われる。

 代表的な作家をひとり挙げれば画家のパブロ・アマリンゴ。 1990 年代から欧米でいくつも展覧会を行い、日本でもたびたび紹介されている、「アヤワスカ芸術」のキーパーソンである。

だがアマゾンの幾何学
文様に触発された私にとって興味深いのは、森を離れ、都市でアーティスト・コレクティブをつくる活動する女性たちだ。ベルーでも環境放壊は深刻で森林火災によって、やむなく故郷を離れざるを得ない人々がいる。リマにあるコレクティブでは刺繍や絵画などを中心にケ ネを展開したアート作品を制作して生計をたててきたが、新型コロナウイルスの影響で観光客がいなくなると、再び窮地に立たされることになった。そこで彼女たちはストリートアートに触発されて、リマの公共の壁に描き始めた。歴史上初めて、ケネが「壁画芸術」として知られることになったのである。

 コレクティブはケ・ブランリー博物館の会場にも招かれ、エントランスに巨大なケネアートを描いていた。こうした文脈を見ると、「ケネ」に対応する西欧語として相応しいのは「デザイン」だろう。異なる時代と文脈において異なる機能を発揮するデザインである。また移住を余儀なくされながらも、自然とのつながりを保ち抵抗を続けるレジスタンスであり、またパンデミックからのレジリエンスとなり得る、エネルギーを持ったデザインとも言える。もしかすると、それは幾多の困難を超え森で生さ延びてきた人々が、永い時をかけて練り上げてきた、知恵のかたちなのかもしれない。

以上、2025年8月の専門雑誌Axis 湊千尋

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[もともとアヤ
ワスカをはじめとした幻覚性の薬草は、アマゾン流域のシャーマンが口にするものであって、癒やしを必要とする者に処方する薬ではない。]
シピボ族が描く模様について幻想があること。布に模様を描いているシピボ族女性たちはアヤワスカを飲んだことがない。
アヤワスカを摂取してビジョンを描いている??と多くの人が信じている現状。どうしたことだろか。
何も飲まなくても模様のイメージ出てくるのは作業見てる人は知ってるはず。もしかして直接シャーマンのところへ行く人は、そこで見たことが全てだからズレが生じるのか?体験した人たちやシャーマン修行??している人も皆真剣で誰も嘘を言ってないとも思う。アヤワスカと関連付けた説を教えられている、信じているということだろうか。
アヤワスカのビジョンに幾何学模様が出てくることが多いというのも事実だし、しかし本来シャーマンだけが飲用する神聖な薬草アヤワスカを、全てのシピボ族が日常的に飲んでるような説が浸透するのはどういうこと?不思議で不思議でならない。
私のいうことを誰も信じないだろうと思うほど、多くの人(興味のあるひと)がシピボ族=アヤワスカと関連付けている。

いつの間にか現地にいる人以外の、遠く離れたところで、いつの間にか別の情報が広がって、新しい認識の方が定着して広がってしまうちょっと怖い現象。ネット社会にありがちなフェイクも広がりやすく人は信じやすい。

日本で雑誌や本に説明されてしまったりしてる説明は、現地で聞いたことのないような説明なのだから、違和感でしかないし、訂正したほうがいいのでは?とずっと思ってるけれど。。。どこからどうしてそうなった?とずっと考えていたけど、はっきりと言明する裏を取れずにいたことをすっきりとした事実に基づく話を記事にしてくれて本当にありがたい、教えてくれてありがとうと思った。

因みにこの雑誌の記事を当初見つけたのは姉で、図書館で雑誌を手にして、たまたま知らせてくれた。図書館にはあっても町の本屋にあるとは限らないらしく、私がやっと図書館で手にしたのは最近なのだ。失敗した。この話題はたぶん遅過ぎてるけど、でも、99%の人が知らない話だろう。

これ以上、自分がこの記事のことをどこかで紹介せずに過ぎていくのは良くないと思いつつ、短くまとめるのが難しいというか面倒で、最善と思ったのでそのまま紹介した。

ただ、記事の後半の、都市に移住したシピボ族の人たちのことについては強く異論を発したいです、それはまたそのうち。湊さん、シピボの模様が気になるとのこと、展示会に布をたっぷり見に来て欲しいなーー









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最終更新日  2026.04.22 00:00:06
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