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2012年12月02日
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カテゴリ: 読書
午前中, さよなら、そしてこんにちは を返納するために駅前図書館へ・・・

次に読む本も借りて来たのだが・・・短編よりは長いが長編よりは短い中編

文字サイズも我々世代には優しい大きさだったので,一気に読んでしまった(笑



荻原 浩 著 誰にも書ける一冊の本


内容紹介(密林のデータを引用)

「私」は、アルバイトと自分を含めて五人の広告制作会社を営んでいる。広告業のかたわら小説を書き、二冊の本を出している。会議中に、母親から電話があった。入院している父親の容態が悪くなり、医者から、会わせたい人は今のうち呼ぶように言われたという。函館に飛ぶ。父は、生体情報モニタという機械に繋がれていた。父とは不仲だったわけではないが、男同士で腹を割った話をした経験も、二人きりの親密な体験をした記憶もない。母から原稿用紙の束を渡された。父が書いていたものだという。本にしたくて、専門家のお前に意見を聞きたいんじゃないかと。父は八十年間、北海道で暮らしていた。出世したとは言い難い会社員、見合い結婚、子どもは「私」と妹の二人。平凡な人生を綴ったであろう厚さ四、五センチの原稿を息子以外の誰が読みたがるだろう。読み始めた。少年時代に羆の一撃を食らい、祖父とのニシン漁で学資を稼ぎ、北大文学部の英文科を目指すところまで読んだ時点で、父は事切れた。すべて初めて知ることばかりであった。最初は、素人が陥りやすい自慢話と思ったが、その後創作と思うようになる。葬儀まで暦の関係で日にちが空き、物言わぬ父の傍らで読み終えた。そして葬儀の日、すべては明らかになった……。  一人の人間が死した後に厳然と残り、鮮やかに浮かび上がってくるものとは。



感 想

父親の人生を知る事が出来ると言う事は実に羨ましい・・・と。

私の父親は既に他界しているので,この設定には感動したよ!





最初は主人公の 父親への不信感

危篤を知らされて帰郷・・・母親から渡された 父親の自伝 (??)・・・




時間と共に,父親の残した自伝を読む主人公の心の変化・・・

この 心の変化 を巧みに表現しているよなぁ~~~!



読んでいる内に,自伝に 創作の影 があるように感じ取る主人公・・・



そして葬式の当日・・・雪の影響で告別式に出席するには困難な状況の中・・・


自宅の坂の下から現れる自伝の中の登場人物達・・・ 初めて会うのに知っている人達だ!



この表現方法が荻原さんらしいと思ったよ!  荻原浩!恐るべし!!!

そう!この中編は最後に感動する作品だったね!





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最終更新日  2012年12月02日 20時46分59秒コメント(0) | コメントを書く
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