ねこねここねこ

招待状をかく

招待状をかく

 夏から秋の道は
 はっきりしている
 迷うはずがないキタ村へいらっしゃい

 真夏の美術館では
 ゴッホとゴーギャンに会いました
 すえた
 暗い情熱の階段をおりたりのぼったりして

 先生は
 青年のようで
 私は少女のようですという手紙をひらいたのは
 九月の中年のおじさんだが

 私たちが痛むのは
 誰かが癒そうとしているからだと信じたいのです
 でなければ 世界は無いも同然になってしまう



ゴッホとゴーギャンの絵は、ぎらぎらと真夏を感じさせるものがある。
情熱のほとばしり。

   私たちが痛むのは
   誰かが癒そうとしているからだと信じたいのです
   でなければ 世界は無いも同然になってしまう

誰か「 を 」癒そうとしているからではなく、誰か「 が 」癒そうとしているから。

自然に溢れ出る優しさでなければ、癒しにはならないのではないかと思うのだけれど
むしろ、心の痛みを感じ、傷ついてしまうのだけれど、やはり
「それを信じなければ、世界は無いも同然になってしまう。」

S.K氏の厳しさと 優しさを 感じさせる詩です。



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