Angel RISA

Angel RISA

2011年09月10日
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喜ばしいことに、りさに従姉妹が誕生しました!その時のお話です。
生まれそうという知らせを聞いてから、りさが夜寝てくれません! 学校でお昼寝ばかりして夜はしゃきっと元気いっぱいです。毎夜DVDを見ながら踊っています。「お母さんは寝てていいよ」。と言ってくれました。私は、毎日弟の奥さん(妊婦)の世話をしているので、いいのかな、と思いつつ、夜はぐっすり眠らせてもらいました。
そんなこんなでいよいよ弟の奥さんが出産準備のために入院することになりました。その時です、りさが何と! 千羽鶴を持って病室に現れたんです。「どうしたのそれ?」、と尋ねると、「夜、お父さんと一緒に作ったの」。とのこと。DVDで踊るのは、私が眠りにつくまで。寝た後はりさと主人が一生懸命夜なべして作ってくれたと言うんです。私は泣。私の弟の奥さんも泣。
「ダウン症じゃない子がいいね」。りさの言った言葉です。私はただ泣くばかり。「ダウン症の子でもいいよ」、主人が言ってくれました。「だってりさと同じだもん。かわいいじゃん」。今度はりさが泣きます。主人も男泣き。みんなで泣いてダウン症でもいいからとにかく健康な子供を産んで欲しいということで意見が一致しました。
生まれてきたのはダウン症ではない普通の子でした。一番喜んだのはりさです。「ちいさーい!」、とはしゃいでいました。「りさ、名付け親になるか?」、と私の弟が言いました。「名付け親って何?」、りさが答えます。「赤ちゃんに名前を付けるの」。すると、りさが言いました。「私がそんな大切なことしていいのー?」。私の弟が答えます。「いいよ」。
りさは何日か考え、名前を決めました。『千鶴(ちづる)』に決まりました。10歳の子が考えた割にはすばらしい名前です。お友達に千鶴という子がいたみたいで、その子に大変よくしてもらっているということで、千羽鶴も作ったし、同じ名前がいいと言ってその名前に決めたそうです。
今でもあのときの千羽鶴は我が家の寝室に飾ってあります。私の弟から譲り受けたのです。千羽鶴を見るたびに思います。「私は、最高の家族に恵まれた。りさの優しさに対して私は何ができるのか。優しくもあり、厳しくもあり、そんな母親にならなくては」。時にはりさに厳しく接します。泣かしてしまうこともあります。「このくそばばあ」そんなこと言います。でも、りさはその後、必ず笑います。「怒ってくれてサンキュー」。そう言って笑うんです。この子の純粋さは誰に似たのでしょうか。私ではない。多分主人です。りさと一緒に夜なべして千羽鶴を作ってくれた主人。ちょっと怖いと言って出産の立会いを断った主人。彼の優しさがりさに遺伝したんだな。優しい家族と思いのこもった千羽鶴に支えられ、私はここまでやってきました。千鶴ちゃんの成長も楽しみです。りさもよく面倒を見てくれます。
りさとその他3人の兄弟と主人と私。この6人の絆は強いですよー。すべては寝室に置かれた千羽鶴のおかげ。愛情のこもった千羽鶴、おすすめです。千羽鶴を見ると、ふとしたときに涙が出ます。それまでの緊張の糸がぷちんと切れるような感覚です。母は強くなくては。いつもそう思います。これからも厳しくしますよー。りさよ、覚悟しなさい!





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Last updated  2011年09月10日 12時54分39秒
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