兄の名はヒョウ

兄の名はヒョウ

第3弾:北冥神功


二人の無事を祝うなか、甘宝宝からの預かった箱が段正淳に渡される。
箱を開けると、そこには、鐘霊の誕生日が記されていた。
鐘霊も、なんと、段正淳と甘宝宝の間に生まれた子供だったのだ!
その夜、傷心の木婉清が、母・秦紅棉に導かれ城を出てしまう。
それを見送る段誉を、性懲りもなく南海鰐神がさらっていく。

>南海鰐神「とにかく、ワシを破門して、それから、ワシに弟子入りすればいいのじゃ!」
 段誉「いやなこった。それより、私の命令はどうした。弟子!」
 南海鰐神「うーん。それが雲中鶴のヤツ、今度は、母親にまで目をつけおった。」
 段誉「何!二人を助けるんだ!弟子!」
 南海鰐神「うーん。うるさい!じゃが、弟子は師匠の言うことを聞かねばならん!」

とりあえず、万劫谷に行くことにした段誉と南海鰐神は、
甘宝宝と鐘霊をねらう雲中鶴を見つける。
鐘霊をめぐり、みんなが数珠繋ぎ(段誉+鐘霊+雲中鶴+甘宝宝+南海鰐神)。
ここで、段誉の”北冥神功”が発動し、みんなの内力を吸いはじめる。

>段延慶「(何をしている!)」
 と、そこに悪貫満盈こと段延慶が現れる。
 南海鰐神「アニキ!手が離れん!助けテェ・ェ・ェ・・・」
 段延慶「(ムン!)」
 気合一閃!みんなの手が離れる。
 段誉を連れていこうと手を伸ばした段延慶だが、
 触れたとたんに、内力を吸い取られそうになり手を離す。
 段延慶「(”化功大法”!?)」
 段誉の”北冥神功”を星宿派の邪法と勘違いをした段延慶は
 南海鰐神と雲中鶴をつれて、出て行く。

無事、大理国に戻った段誉だが、4人の内力を吸い込んだために、体が異常をきたす。
その姿を見た段皇帝は、天龍寺に段誉を連れて行くことに。

《続く》

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