猫招堂

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2006年12月02日
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カテゴリ: 小説 『未恋堂』
最初から読みたい時は『未恋堂』第1話へ



「え・・・あ・・・すいません。」

気が付くとそこはタクシーの中。

たいした時間でもないのに・・・何だかとても長い夢を見ていたような気がした。

「お疲れですか?ダメですよ!そんなお腹で無理しちゃ」

「ですよね。でも貧乏暇なしで☆」

私はそう言って笑った。

平凡な人生だけど 私は今 自分の人生にとても満足している』


「やれやれ」



「完了・・・じゃな」

同じ感じのもう1つの方は青い炎の中に消えた。

「さてと!仕事はまだまだ山積みだ」

店主の前には何層にも重なった本達がドッカリと腰を据えている。

「さて お次は誰かな?」

店主はそう言うと ゆっくりと扉の方へ目をやった。

そしてまた『未恋堂』の扉は開かれる。

                                   『未恋堂』 おわり





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最終更新日  2006年12月03日 00時06分32秒
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